ColorEdge CEシリーズに触れてカラーマネジメントを体験しよう「タッチ&トライ イベント」リポート(1/2 ページ)

「ColorEdge CE」シリーズは、正確なカラーマネジメントが手軽に行えるハードウェアキャリブレーションに対応した液晶ディスプレイだ。現在、ColorEdge CEシリーズの実機に触れながら、基本的なカラーマネジメントを体験できる「タッチ&トライ イベント」が国内各地で行われている。東京会場の風景をリポートしよう。

» 2006年08月25日 15時20分 公開
[林利明(リアクション),PR/ITmedia]
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ColorEdge CEとインクジェットプリンタのカラーマッチングを実体験

 タッチ&トライ イベントの会場は、東京、大阪、宮城、福岡にある、EIZO製品のショールーム「EIZO Galleria」だ。9月30日までのイベント期間中、金曜日と土曜日を中心(東京会場は木・金・土曜日)に開催されている。1日に3回、同じ内容のイベントが行われ、1回目は午前11時〜午後12時30分、2回目は午後1時30分〜午後3時、3回目は午後16時〜午後17時30分だ。

 イベントの内容を一言でいうと、ColorEdge CEシリーズを使ったカラーマネジメント講座だ。ColorEdge CEシリーズの紹介に始まり、カラーマネジメントの基礎知識や環境光などの解説、ソフトウェアキャリブレーションとハードウェアキャリブレーションの違いなどが解説される。その後、実際にColorEdge CEシリーズと付属ソフトの「ColorNavigator CE」を使ったハードウェアキャリブレーションを行い、インクジェットプリンタで出力した写真画像を用いて、画面と印刷物のカラーマッチングがデモされる。詳細は、ナナオのWebサイトで確認してほしい。

人数を絞った高密度なイベント内容

 どの会場もそうだが、1回あたりの定員は5〜10名と少人数制だ。カラーマネジメントという少々難しい内容なだけに、プレゼンターのPC操作と画面をしっかり見て把握するには、これくらいの人数がちょうどよい。

 今回は、東京会場の模様を紹介しよう。使用された機材は、Windows XPのPCとMac OS XのPowerMac G5、液晶ディスプレイは24.1インチWUXGA(1920×1200ドット)の「ColorEdge CE240W」と21.1インチWSXGA+(1680×1050ドット)の「ColorEdge CE210W」だ。2台のPCと2台の液晶ディスプレイは、それぞれデュアルモニタとして接続されている。

 アプリケーションは、ColorEdge CEシリーズに付属するキャリブレーションソフトの「ColorNavigator CE」、およびアドビシステムズの「Photoshop CS2」と「Photoshop Elements 4.0」だ。

 なお、Photoshopシリーズから写真画像を印刷してカラーマッチングするプリンタとして今回推奨されていたのは、エプソンのプロ向け顔料インク機、MAXART K3シリーズの「PX-5500」(K3インクを使用)。プレゼンターは、ナナオ企画部マーケティング担当部長の山口省一氏が務めた。

東京会場「EIZO Galleria TOKYO」でのイベントの模様(左)。ナナオ企画部マーケティング担当部長の山口省一氏がプレゼンターを務めた(右)

 最初の内容は、カラーマネジメントの基礎知識と環境光だ。液晶ディスプレイとプリンタ出力をカラーマッチングする場合、環境光によっては出力結果の色が変わって見えてしまう。これは人間の目と脳の順応性が原因で、カラーマッチングにとって環境光がいかに重要かという話題だ。色評価に適した蛍光灯(高演色蛍光管)を導入するのがベストだが、家庭では難しいため、入手しやすく色評価にもほぼ問題ない蛍光灯の具体的な型番も紹介された。

カラーマネジメントにおいては環境光がきわめて重要な役割を果たす。なかなか分かりにくい部分だが、入手しやすく、色評価にもほぼ問題ない蛍光灯の具体的な型番が分かるだけでもありがたい
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提供:株式会社 ナナオ
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2007年3月31日