銀河系で1冊の“とっておきフォトアルバム”を作ろう!“ちょっといいな”が見つかるPC周辺機器特集(2/2 ページ)

» 2006年09月26日 00時00分 公開
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表紙を印刷する前に本文部分を製本するのがコツ

ペーパークリップを使って固定するとよい

 全ページの印刷が終わったら、インクがしっかりと乾くまでちょっと待とう。完全に乾いたら製本工程に入る。もちろん、先に表紙と裏表紙を印刷しても問題ないのだが、本文部分ののり付けが意外と時間がかかるので、本文部分の製本をおすすめする。

 まずは、もう一度ページを確認しながら本文用紙を順番に重ねる。さらに、表紙側、裏表紙側それぞれに見返し紙を、折り目が背表紙側になるように、シール面が外側になるようにのせる。見返し紙2枚で本文をサンドイッチするのだ。

 重ねたら紙をよくそろえよう。とくに背表紙側をきちんとそろえるのがコツだ。そろえ終わったら、左右の側面(短辺)の背表紙に近い側を下の写真のようにペーパークリップでしっかりととめる。

 製本のりのキャップを取って、背表紙の面にめり込ませるようにのりを塗り込む。一度塗り込んだあと、さらに重ねて2ミリくらい盛り上がるようにのりをのせるのがコツだ。

 そして、そのまま乾燥させる。白いのりが透明になったらOKだけれど、夏場では約一晩かかった。

表紙の印刷は気合いを入れて。テンプレートを使うのもよし

 本文ののりを乾かしている間に表紙を作ろう。なんとこのアルバム、表紙は高級感あふれる布張りなのだ。

 印刷のためには、先ほど紹介したテンプレートで位置合わせをする必要がある。テンプレートコーナーにはWord 2000用、テンプレートBANKのWebサイトにはWord 2000/2002、一太郎8/9/10/11/12、Illusrator 8.0用のテンプレートが用意されている(Mac用はクラリスワークス 4.0とIllusrator 8.0用のみ)。使用しているアプリケーションに合ったものをダウンロードしよう。Mac OS Xユーザーの場合、AppleWorksでクラリスワークス 4.0のテンプレートが開ける。

 ちなみに、サンワサプライのページある2L判のテンプレートはこちらで、L判はこちら

 まず、最初にテンプレートの枠だけを印刷しよう。テストプリント用紙をプリンタにセットして、印刷だ。テスト用紙の線と印刷された枠がほとんど一致すれば成功だ。もし、ずれたならプリンタの設定を見直そう。もっとも、アプリケーションの操作に慣れているのなら、テンプレートの外枠は消したほうが仕上がりはきれいだ。

 続いて、このテンプレートの枠の上に表紙の写真や文字などを位置決めする。背表紙も忘れないように。なお、表紙と裏表紙は混同しがちなので要注意だ。横書きスタイルの場合は、表紙が右になる。

 準備ができたら、一度データを保存してから、まずさっきのテストプリント用紙でもう一度印刷。枠にしっかり収まっていれば成功だ。

 では、いよいよ表紙の布に印刷を始めよう。印刷するのは布面なので、表裏を間違えないように。上下/左右は対称なので、どっちを先に差し込んでも大丈夫だ。このとき、表紙用紙のうしろに1枚別の固めの紙を台紙として置いておくと、給紙がうまくいくそうだ。わたしは、テストプリント用紙にもうひと働きしてもらった。

 布に印刷したので、乾くまでは少し時間がかかる。乾くまで印刷面に触らないようにそっとしておこう。

表紙はできばえを大きく左右するので、慎重に考えよう(写真=左)。表紙の印刷が終わったら、インクが乾くのを待とう(写真=右)

表紙を厚紙にはり付け本文と合体させたら完成だ!

 インクが完全に乾いたら、表紙を厚紙で裏打ちして、立派にしよう。印刷した表紙用紙を、裏紙を上にして机の上に置き、表紙、背表紙、裏表紙部分の裏紙をはがし、そこに厚紙をはっていく。一度固定させるとはがれないので、位置合わせは慎重に。3つともはったら、周囲部分の裏紙と、周囲の余分な布を取り除く。

 四辺にベロ状に出ている布を厚紙を包むように折り返してはる。厚紙の厚さ方向の部分をツメなどできっちりと型をつけるときれいに仕上がる。折り返した内側の紙の端はなかなかまっすぐにならないけれど、どうせ隠れてしまうので、あんまり気にしないでいい。

まずは表紙を裏返しにして位置決めを行う(写真=左)。続いて、シートをはがして厚紙をはっていこう(写真=中央)。一度固定させるとはがすのは困難なので慎重に。厚紙部分に表紙をはり付ければ表紙部分は完成だ(写真=右)

 さあ、いよいよ最後の工程に入る。本文ののりが乾いたらペーパークリップを外して、背中(専門用語ではノド)でちゃんと固定されているかをチェックしよう。

 次に表紙を背表紙の両側で折り返し、本文をぴっちりと包む。最終的にこのかたちになるのだ。ちょっと開いて向きを最終確認すべし。背表紙部分にすきまがなく、上下もちゃんとそろったら、そのままずれないように机の上で表紙を開く。本文の見返しのシールをはがして、表紙を閉じる。これで、表紙側が固定された。同様に裏表紙を開いて、見返しのシールをはがして裏表紙を閉じる。これで合体完了だ。

 両見返しのシールをよくこすってしっかりはり付けたら、見事完成である。銀河系で1冊だけのフォトアルバムだ。感慨もひとしおである。あとはじっくり/うっとりと見とれてうぬぼれるもよし、大切な人に贈るもよし、他人に見せびらかすもよしだ。

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提供:サンワサプライ株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年12月31日