シミュレータで動作を確認したらいよいよ実機を動かしてみよう。NXT実機との通信には有線のUSBか、無線のBluetoothを利用できる。リモートコントロールのしやすさを考慮するとBluetoothがよいが、Bluetoothに対応していないPCや、Bluetoothドングルを持っていない場合はUSBで始めてもいい。ここではBluetoothでの利用方法について説明する。
NXTで利用するのはBluetoothのシリアルポートプロファイル、つまりCOMポートだ。まずはNXTとの接続確立と、その際に割り当てられるCOMポート番号の確認が必要になる。
次にVPLに戻り、Generic Differential DriveをNXTのドライブに割り当てる。Generic Differential DriveのConfigurationを“Use a manifest”から“Use another service”に変更し、下の“Use existing service or create a new one”エリアにNXTのドライブサービス「LegoNXTDrive(v2)」をドロップする。
LegoNXTDrive(v2)のSet Configurationでは“Set initial configuration”を選択。Partnersに表示されているbrickの横の“Use services' partner definition”エリアにLegoNXTBrick(v2)サービスをドロップする。LegoNXT BrickはNXTブロックのサービスだ。LegoNXTBrick(v2)のSet Configurationで“Set initial configuration”を選択し、Initial StateでNxtBrickState > Configuration > SerialPort にBluetoothのCOMポート番号を指定すれば完了だ。
F5キーで実行し、コントローラーでNXTが自在に操作できることを確認してもらいたい。このプログラムをベースに異なる操作系を作ってみるのも面白いだろう。下に別の例も挙げておいたので参考にしてほしい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:マイクロソフト株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年1月19日