常に最高の性能と品質を求めて――デルの新生「Precision」ワークステーション発進9年連続で世界シェアNo1(2/2 ページ)

» 2009年04月21日 10時00分 公開
[PR/ITmedia]
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完成度の高いボディを継承、サポート体制も充実

Precision T3500のサイドパネルを外した様子。手前のHDDを装着したユニットを手前側に回転させれば、マザーボードが露出する。内部の空間は広い

 高度なソフトウェアとハードウェアを安定動作させるため、筐体の信頼性にもこだわり抜いた。ワークステーション専用に設計されたボディは、高熱を発する最新GPUやCPUに対応できるだけの耐熱性を確保しつつ、うるさすぎないように静音性にも配慮している。また、電源ユニットは容量に余裕があることに加えて、変換効率85%(従来は80%)の高効率電源を採用しており、電気機器の省電力化プログラムである「Energy Star 5.0」にも準拠するなど、省電力や環境保護にも注力している。

 工具を使わずにストレージを換装できるメンテナンス性のよいケース内部の設計は、従来機譲りだ。アーキテクチャの変更に対し、ケースのデザインを踏襲した理由について、堀内氏は「シャーシを数世代変更していないのは、それだけ完成度が高いことを意味している。医療の現場などでは、タワー型筐体を組み込んだ機器として使われる場合もあり、シャーシが変わると機器に組み込めなくなるなどの問題も発生するため、変更しないメリットも大きい」と説明している。実際、Precisionのケースは内部の空間が広く、エアフローが阻害されたり、パーツの着脱をしづらくさせるような部分がない。

 もちろん、購入後のサポートも手厚い。ミッションクリティカルな環境で酷使されるワークステーションだけあって、標準で3年間の当日オンサイトサービスが提供されている。つまり、不具合が発生した際には、標準で3年間、技術者の訪問修理が即日受けられるということだ。また、陳腐化が早いグラフィックスカードを購入後にアップグレードしたいといった場合でも、Precisionであれば別途販売後のサポートが得られる。タワー型ケースの充実した拡張性を存分に生かせるサポート体制はありがたい。

顧客の要望により応えるため、販売体制も強化

堀内氏とPrecision T3500

 このようにタワー型の新Precisionは、実に魅力的なワークステーションだが、昨今は100年に1度ともいわれる世界的な不況を背景に、企業内でのIT投資が鈍化している傾向も見られる。製品自体がよくても、大量に導入するクライアントPCを筆頭に、データセンターのサーバ群やワークステーションもその影響は避けられないだろう。

 もっとも、多くの場合において、ワークステーションへの投資は、企業が新製品を開発する生命線であることは忘れてはならない。特にPrecisionの主要な顧客は製造業だ。一般業務で使う汎用PCと同じように、常に最高のパフォーマンスが要求されるワークステーションへのコストを抑えるのは得策ではない。

 かつてのRISC系CPUを搭載したUNIXワークステーションが主流だった時代に比べると、PCワークステーションはWindowsのシェア拡大とともに活躍の場を大きく広げ、コストパフォーマンスも向上した。いうまでもなく、最新のPCワークステーションに乗り換えれば、従来機と同程度のコストで性能は飛躍的に向上する。それは、中長期的に見て、企業のTCO削減やROI向上にも通じるだろう。

 最後に今後の販売目標について聞いたところ、堀内氏は「我々の第1の目標は、ユーザーに安心して、よいものを使い続けていただくということが根底にある。単に価格を下げてシェアを拡大するのではなく、顧客の要望に常に耳を傾け、納得したうえでPrecisionを選んでいただくことを大事にしたい」と明言を避けた。しかし、「今年からパートナービジネスを強化すべく組織改編を行い、これまでダイレクト販売では訴求できなかった層にもPrecisionを認知してもらえるように体制を整えた。こうした積み重ねの結果として、シェアも付いてくると思う」と自信をのぞかせた。

 タワー型の新Precisionは、従来機からの高い信頼性を維持しながら、最新アーキテクチャの採用でパフォーマンスをアップし、販売体制も強化している。その実力は、高性能かつ高品位なワークステーションを求める幅広いユーザーニーズを満たし、企業の生産性と効率を着実に高めてくれるはずだ。

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提供:デル株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年5月20日