なぜデスクトップPCなのか──「Endeavor MR6700」は“(きっと)3倍速い”からさCore i7+8GBメモリ+RAID 0でニンマリ(3/3 ページ)

» 2010年05月19日 10時00分 公開
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8スレッド+8Gバイトメモリ+64ビットOS+RAID 0なら──仮想OSも、エンコードもスーパー快適

photo Windows 7で起動した「Windows XPモード」

 では、もっと実践的な検証をしてみよう。

 Windows 7では、長らく利用されたWindows XPとのソフトウェア互換性を確保するためにProfessional/Ultimateエディションで「Windows XPモード」を利用できる。Windows XPモードはマイクロソフトのVirtual PC上でWindows XPの動作環境を仮想的に利用するための機能。Windows 7とよりシームレスな動作が可能となっており、Windows XPの使用ライセンスも無償提供される。

 なお、Windows 7での動作に不具合があるビジネスアプリケーションを使う──ような前提がなくとも、アプリケーションの動作検証や、メインとなるWindows 7側のセキュリティ保持のために一時利用するなど、仮想OS環境があると便利な個人ユーザー向けの利用シーンもある(このほか、Virtual PC上にLinuxなどの別OSをインストールして利用するシーンも多いだろう)。ただ、Windows XPモード(Virtual PC)はネイティブ動作ではないので、快適に利用するにはホストPCのパフォーマンスに余裕がないと快適さが著しく落ちてしまう。

 MR6700のWindows XPモードはどれくらいのパフォーマンスがあるか。今回はCore 2 Duo SU9400搭載のノートPC(いわゆるCULVノートPC)と比較してみよう。Windows XPモードには、どちらも1.5Gバイトのメモリを割り当て、クリーンインストール状態から同一のアンチウイルスソフトのみをインストールした状態で検証したところ、やはり大きな体感速度の違いが確認できた。

 MR6700は、Windows XPモードの起動や休止、再開時間において、このCULVノートPCに対しておおむね3倍ほどは高速で、仮想OSで動いているとは思えないほど“いたって普通”に動作する。休止や再開を活用すれば、手元にもう1台PCがあるような感覚で使えるうえ、アプリケーションのインストール時に発生する再起動などもほとんど苦にならない。対して、ネイティブ動作ならWebサイトの閲覧やメール、ちょっとした動画再生程度なら不満がないCULVノートPCも、Windows XPモードとなると起動だけで2分近く(再開ですら50秒ほど)の時間がかかってしまう。

 続いて、Windows 7上であえてライトな動画エンコードの処理速度も比較してみよう。30分のアナログテレビ番組をMPEG-2で保存した3つの動画ファイルを、「TMPGEnc 4.0 Express」のバッチ機能を使ってiPhone/iPodで再生可能なH.264ファイルに並列エンコードし、1番組あたり何分でエンコードが完了するかを計測した。

 このテストにおいて、処理時間が約33分かかったCULVノートPCに対し、MR6700は1番組あたりなんと5分ほどで変換できた。ちなみに、あえて3つの並列処理にとどめたのは、余力を残すことでほかの作業(エンコード中もWebサイトやメールチェックを行うなど)が十分に行えることを想定したためだ。CULVノートPCのCPU使用率はほぼ100%に張り付き、エンコード処理だけでいっぱいいっぱいだったが、MR6700は3つの並列エンコード処理中でもCPU使用率は80〜90%程度にとどまり、エンコード中もほぼ違和感なく普段通りの別の作業もこなせてしまう。

 動画エンコードはそもそも時間がかかる場合の多い作業だ。ただ、メインのPCが「1日中エンコード処理中のため、ほかの作業に使えない」では困る。速い──は当然だが、こういった「余力」を確保できることも、今後の“自分専用デスクトップPC”に必要な要素と考える。

photophoto MR6700における、H.264並列エンコード中の温度とファンの動作状況。CPU/ケースファンの回転速度は最大でも2100回転/分程度で、アイドル時から30%程度しか高回転化しておらず、全体の動作音にもほとんど変化はない。GPUはほとんど動作していないが、アイドル時から最大で6度の温度向上程度にとどまっており、ケース内の排気も十分に行われていることが分かる(画像=左)。エンコード終了から1分経過後(画像=右)には、ファンの回転速度がエンコード開始前の状態に戻り、CPUもアイドリング時対してプラス6度程度まですでに冷却されている

 なお、エプソンダイレクト製PCでは“もう当たり前”になっているのであえて詳しくは触れないが、トータルバランスのよさからくる静音性は改めて魅力だ。剛性の高いケースは振動などの要因による余計な動作音を発することなく、CPUクーラーもリテールパッケージのCPUの付属品とは異なるパーツが使用され、背面に1基のシンプルな排気ファンも低回転でも排気能力の高い厚みのある仕様となっている。もちろん無音というわけにはいかないが、動画エンコードのような高負荷作業時もほとんどその動作音は変化しない。足元などに置いてしまえば生活騒音にかき消されるレベルだ。

64ビット時代のWindows 7を「快適・安心に」使いこなせるネオスタンダードデスクトップ

photo  

 今回の評価機はCPUにCore i7-860、8Gバイトのメインメモリ、RAID 0のHDDと、高性能なキーパーツに加えて、たいていの3Dゲーム利用もある程度想定したRadeon HD 4650搭載グラフィックスカード、DVDスーパーマルチドライブを組み合わせた構成とし、OSにはWindows XPモードやリモートデスクトップサーバー機能も利用できる64ビット版Windows 7 Professinalを選んだ。これで、価格は14万4690円である。64ビット版のWindows 7と大容量のメモリ、Windows XPモードやハイビジョンクラスの動画エンコードまで快適にこなすメインPCとする視点で見ると、コストパフォーマンスは非常に高いと評価できる。

 MR6700の魅力は、64ビットOS時代に求められるパフォーマンスとともに、スタンダードデスクトップPCならではのバリュー、そして高いメンテナンス性や静音性などを極めて高い水準で実現する点にある。豊富に用意するカスタマイズメニューにより、利用目的や購入動機がはっきり決まっているユーザーにとっては極めて高い満足度が得られるPCとなるだろう。加えて、あえてスタンダードなデスクトップPCを購入して長く安心して使いたいユーザーにとって、同社の3年間の部品保証や、わずか4200円で利用できる3年間の修理保証(引き取り/直送修理無料)といった手厚いサポートも実はかなりのポイントだ(自作PCでは、基本的にここまでサポートはしてくれない)。

 MR6700は、例えるなら「快適・安心が保証された、64ビットOS時代の“自分専用”デスクトップPC」である。基本構成例は6万4890円からなので、一度カスタマイズシミュレーションをしてみてほしい。──きっと、許せる予算内で、相当高性能な“満足”デスクトップPCに仕上がると思う。

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