ある夏の日、愛する娘の“思い出”が消えてしまった「Paragon Drive Backup 10」で安心データ管理(2/3 ページ)

» 2010年07月07日 10時00分 公開
[ITmedia]
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さまざまなバックアップを網羅した統合ソフト「Paragon Drive Backup 10」

 バックアップを始めるのに早すぎるということはない。もしまだ何の対策もしていないのならば、今この瞬間から取り組むべきだ。“今日から始めるバックアップ”のために必要なものはたった2つ。バックアップを保存するためのストレージ、それにバックアップ用ツールだ。

 バックアップ先として真っ先に思い浮かべるのはHDDだろう。内蔵、外付け、NASといった接続方法にこそバリエーションがあるものの、2Tバイトの大容量を持つHDDがコンスタントに1万円を切る現在では、バックアップにHDD以外を使う選択肢はほとんどない。唯一、1層で25Gバイトの容量を誇るBlu-ray Discが候補となりうるものの、BDでのバックアップはHDDとの併用が前提といえる。

 一方のバックアップツールは、Windows自身に標準で搭載されているが、OS付属の簡易機能という印象が強く、どうしても“OSありき”の作りになっていることは否めない。例えば、実際の使用容量に関わらず、バックアップ元よりも小さい容量のHDDへ復元することはできない。また、バックアップ保存先フォルダの指定や、ファイル単位のバックアップなどにも非対応だ。そのうえ、使いやすさに関してもやはり専用ツールに分がある。

 また、一口にバックアップといっても、その目的や方法はさまざま。ディスク障害時の速やかなシステム復旧のためには「システムドライブ全体のバックアップ」が必要だし、PCに貯め込んだ動画や写真など、任意のデータだけが重要なのであればフォルダ単位・ファイル単位でバックアップできる「ファイルバックアップ」が適している。ドキュメントフォルダのように毎日変更されるフォルダを対象とするなら、定期的にバックアップを行う「スケジュールバックアップ」の機能が求められるだろう。ディスクの容量を有効活用するために、前回との差分のみをバックアップする機能も欲しいところだ。

 これらをサポートしているのが、今回紹介する統合バックアップソフト「Paragon Drive Backup 10」だ。お金には代えられない大切なデータを守るためにも、“今日から始めるバックアップ”に最適なPDB10の導入方法を分かりやすく紹介していこう。

「Paragon Drive Backup 10」を導入する前に

エラーチェックはOS標準ツールを利用する。エクスプローラからドライブを右クリックし、プロパティを選択すればいい

 バックアップに先駆けて、まずはOSの標準ツールを使ってドライブのエラーチェックを行っておく。フォルダやファイルに不具合があると、バックアップが失敗してしまったり、成功しても非常に時間がかかる、あるいはいざというとき復元ができないといった問題が生じやすい。ファイルシステム上の不整合による問題は、エラーチェック時に「ファイルシステムエラーを自動的に修復する」にチェックを入れることで修復することができる。

 また、ドライブ自体に軽微な物理的障害がある場合も考えられる。ドライブ全体としては問題ないが、書き込み/読み出しを正常に行えないセクタが一部にあるという状態だ。エラーチェック時に「不良セクタをスキャンし、回復する」にチェックを入れておくと、不良セクタを調査し、利用できないセクタは予備領域を使って代替する。未使用領域も含めてスキャンするため時間はかかるものの、一度はやっておくと安心だ。

 エラーチェックが完了したらリカバリーメディアを作成しておく。リカバリーメディアはドライブがクラッシュしてOSが起動できなくなってしまったときなどに、直接CDから起動して復元作業を行えるメディアだ。パッケージ版のPDB10は、インストールCDがそのままリカバリーメディアにもなっており、光学ドライブから直接起動できる。また、このリカバリーメディアをUSBフラッシュメモリで作成しておくと、光学ドライブのないノートPCでも利用できるので便利だ。

リカバリーメディアビルダを使って、フラッシュメモリ用とCD/DVD用のリカバリーメディアを作成できる。ブートイメージの指定は通常「標準」でいいが、CD/DVDのリカバリーメディアにファイルを追加したい場合は作成時に「詳細」を選択する。フラッシュメモリの場合は作成後、エクスプローラなどからの通常手順でファイルを追加すればいい。リカバリーメディアに必要な容量は160Mバイト弱なので余った領域もむだにならない

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