というわけで、満を持して、先輩に今までまとめたEV2335Wの導入メリットを熱く語ってみた。この間、約20分。果たして結果は……。
「確かにちょっとだけ記事を書くのが早くなった気がするけど、新人くんがEIZOのフルHD液晶なんて100年早いんじゃない? というか、その液晶ホントによさそうだから、オレにちょっと貸してよ。新人くんは記事を1万本を書いてから、また話を聞こうかな(笑)」と先輩の弁。
「こ、これがうわさに聞くパワハラというやつか……」と、一瞬何が起きたか分からなかったが、気が付けば、僕が愛してやまないEV2335Wは先輩のデスクに鎮座していた。うーむ、この感覚は何かに似ている。そうだ、昔好きだった部活のマネージャーと次第に仲良くなっていって、いざ告白しようと思ったら、横からキャプテンが一瞬で奪っていった、あの甘酸っぱい思い出だ。その日、先輩が僕の「いつか××するリスト」に書き加えられたのは言うまでもない。
こうして、僕とEV2335Wの強力タッグはお試し期間のまま、わずか数時間で解散となった。実にグッジョブなパートナーだったが、今は隣のベテラン戦士と新タッグを結成し、さらにハードワークを続けている。先輩とのコンビネーションは抜群のようだ。「ベイベー、もう僕のことは忘れてしまったのかい?」
しかし、僕はあきらめない。いつかは先輩を見返し、堂々と経費でEV2335Wを手に入れてやるのだ! ……とはいうものの、その日はいつになることやら。何だかんだで安いし、冬ボが出たら、自腹で買ってしまいそうな自分が怖い(それは何だか負けた感じがする)。「まったく、何てものを作ってくれたんや、ナナオさん!」
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2012年3月31日