レッツノート AX2を見た、“ほぼ”すべての人が想起するのは“フラット”という言葉だろう。従来のレッツノートも、モデルを重ねるごとに、天板のボンネット構造の凸部を徐々に低くしてボディを薄くしてきたが、レッツノート AX2では、もはやエンボスと表現したいレベルになっている。ならば、完全なフラットにすればいいじゃないのと思うユーザーもいるかもしれないが、ボンネット構造は天板を薄くしつつ頑丈さを高めるために必要な加工であるとともに、デザインとしても、レッツノートに欠かせない要素といえる。
高さはわずか0.5ミリという“エンボス程度”とはいえ、ボンネット構造の役割である面強度の確保は確実に実現している。Ultrabookの定義を満たすため、本体の厚さを18ミリ以下(14型ワイド未満の液晶ディスプレイを搭載したUltrabookの場合)にしなければならないが、その実現のために、ボンネット構造を廃止して、レッツノートならではの頑丈設計をあきらめるのではなく、新たな答えを探す道をパナソニックは選んだ。
パナソニックが見つけた新しい答えとは、ボンネット部分の裏側に階段状のモールドを施したうえで、奥行き方向に波打ちする加工だ。この新ボンネット構造によって、さらなる薄型化と堅牢性を同時に実現した。天板だけではなく、パームレストを含むトップキャビネットに関しても、新たにマグネシウムのパーツとアルミニウムのパーツを貼り合わせた複合素材にすることで、薄型化を図りつつ、強度を高めている。
「Ultrabookは軽さ」と考えるユーザーは少なくない。しかし、これまでに登場したUltrabookの多くは、1.3キロが多数で、これまでのモバイル重視のノートPCと比べると意外と重いモデルが多い。
しかし、携帯して利用する製品であれば、当然ながら、ほとんどのユーザーは「軽さ」も期待するだろう。パナソニックも同じ考えだからこそ、数多くの工夫を盛り込むことで、レッツノート AX2は約1.14キロという軽さを実現した。この軽量化はタブレットスタイルでも実用的な使い勝手の確保にも貢献している。これより重くなってしまうと、いくらタブレットへの変形機構を備えたとしても、長時間手持ちで利用することは難しく、その結果、タブレットスタイルの利用を敬遠するようになってしまうはずだ。
レッツノート AX2が持つもう1つの大きな特徴が、Ultrabookでは初となるホットスワップ対応のバッテリー構成だ。通常の着脱式バッテリー(公称容量4400ミリアンペアアワー、定格容量は4100ミリアンペアアワー)に加えて、本体内蔵バッテリー(公称容量2200ミリアンペアアワー、定格容量は2050ミリアンペアアワー)を採用することで、6.5時間と3時間をあわせた約9.5時間のバッテリー駆動時間を実現した(マイレッツ倶楽部モデルは、6時間+3時間の約9時間)。本体内蔵バッテリーで稼働させつつ、電源を落とすことなく着脱式バッテリーを交換可能(ホットスワップ)というわけだ。店頭モデルでは着脱式バッテリーが標準で2個付属する(一部機種を除く)ので、この構成であれば、6.5時間+6.5時間+3時間の、合計で約16時間連続のバッテリー駆動が可能だ(なお、マイレッツ倶楽部モデルで同じ運用をした場合、6時間+6時間+3時間の合計約15時間になる)。
レッツノート AX2がユーザーに与えた衝撃は、レッツノート・シリーズの礎となった「R1」が登場したときに似ている。ただ、「R1」が登場したときと現在では、ビジネスモバイルPCを取り巻く状況がかなり違う。R1では「質実剛健の追求によるモバイル利用の実用性」が最も重要だったが、現在ではモバイルシーンが多様化しており、その多様化した利用場面のそれぞれで最適化できるノートPCをユーザーは求めている。そうした状況を受け、用途によってはタブレットが非常に有効だというに認識がユーザーにも広がることで、タブレットの「さっと使える」という要素をモバイルPCにも取り込んだ“Ultrabook”というカテゴリが登場した。
このように、ユーザーがモバイルPCに求める要求の進化に対する、パナソニックの「答え」は、Ultrabookをベースとしつつ、これまで培ってきた堅牢性、あるいは長時間のバッテリー駆動などの“モバイル”に対する配慮や思想を可能な限り導入することだ。その結果として、長年にわたって熱烈なるレッツノートシリーズのユーザーだけなく、理想とするモバイルPCを探し求めていた多くのユーザーに「Ultrabookの決定打」と言わしめるほどの衝撃をあたえた製品、「レッツノート AX2」が開発できたといってもいい。
こうした長時間駆動、そして、軽量、頑丈、高性能という4つの要素は、これまでレッツノートが長い時間をかけて常に磨きをかけ、技術やノウハウを積み重ねてきた。モバイルPCはどのような素養を備えているべきなのか。そして、モバイルPCのユーザーは何を求めているのか。パナソニックはそうした問題に真剣に向き合うことで、モバイルPCの理想を具体化してきた。Ultrabookもまた、インテルが提唱する1つの理想形だ。パナソニックとインテルが協力し、Windows 8というエッセンスが加わることで誕生したレッツノート AX2は、モバイルコンピューティングにおいて、まったく新しい利便性をユーザーにもたらしてくれるだろう。
パナソニックのWeb通販サイト「マイレッツ倶楽部」では、ユーザーが自分好みの“レッツノート”を構成できる。いつも持ち歩くレッツノートだから、当然“見た目”もユーザーの個性に合わたい。そのために用意するのが「カラー天板」だ。レッツノート AX2では、新色の「エナジーレッド」と「フラッシュピンク」のほかに、プレミアムカラーとして「サンダーブルー」が加わった。
パナソニックのPC公式直販サイト「マイレッツ倶楽部」は、購入時に仕様を選べるカスタマイズモデルや、プレミア感あるWeb限定モデルの販売、レッツノート・クリニックによるサポート面の強化など、さまざまなニーズに応えてきた。レッツノートを買い替える度に、同サイトを利用してきたユーザーも少なくない。
さらに、「5パーセントオフクーポンプレゼント」や、NTTドコモのLTEデータ通信「Xi」サービス対応モデルの「PC本体5万円引きクーポン」など、購入を考えているユーザーには見逃せない情報を随時紹介しているので、ぜひチェックしておきたい。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2012年11月30日