ビジネスモバイルの雄、パナソニックがまたやってくれた。2014年春モデルで登場した「レッツノート MX3」は、光学ドライブ搭載で世界最軽量を誇る2in1 Ultrabookだ(12.5型以上液晶搭載コンバーチブルPCにおいて最軽量/2014年1月15日現在/同社調べ)。回転機構付きの12.5型フルHD液晶、光学ドライブ、専用スタイラスペンを搭載しながら、約1.198キロの軽さを実現しているのは見逃せない。もちろん、レッツノートらしく、堅牢性も拡張性もバッテリーにも妥協がない作りだ。
ノートPCというものが、外出先での作業を可能にする「ビジネスマンのよき相棒」としての地位を確立してから、かなりの年月がたった。人によっては「もう20年以上は、ノートPCを持ち運んでいる」という方もいらっしゃるだろう。一般的な見地からしても、十数年前には既に、ビジネスにおけるモバイルノートPCの活用は定着していたといえる。
そして、そうしたビジネスモバイルPCの歴史は、真に実用的なレベルでの「軽量・長時間駆動・頑丈・高性能」を引っ提げて登場した、現行レッツノートの始祖である「R1」とともに始まったといっても過言ではない。
その後、ノートPCのモバイル活用は着実に範囲を拡大し、ビジネススタイルの1つとして定着してきた。ただ最近になって、その有り様に少し変化が生じている。それは、タブレット端末の利用拡大によるものだ。
もちろん、文書作成をはじめとする本格的な作業における実用性などを鑑みれば、ノートPCに取って代わるものではないということは、皆さん実感されているに違いない。
しかし同時に、「タッチによる操作」や「相手に画面を見せやすい」といった、タブレットが持ついくつかの特長が非常に有効に機能するビジネスシーンが決して少なくないことも確かだ。代表的なところでいえば、対面での商品/サービス説明、保険やローンのシミュレーションなどが挙げられるが、それ以外にも今後は様々な業務へと浸透していくことが見込まれる。
実際、そうしたニーズを受け、タブレットとしても利用可能な“2in1”タイプのノートPCが増えてきている。しかし、単にノートPCをタブレットスタイルで使えるようにするだけでは、PCとしてもタブレットとしても中途半端なものになりかねない。求められているのは、ノートPCスタイルでも、タブレットスタイルでも、それぞれの単体製品以上の優れた性能を発揮し、しかも、本当の意味で持ち運びやすい製品ではなかろうか。
ようやく、そうした条件を満たす、「決定版」といえる製品が登場した。それがレッツノートの最新モデル「MX3」だ。
ただ、レッツノートでは、ノートPCとタブレットの1台2役を実現した「ハイブリット・モバイル」として、既に「AX」シリーズを展開している。では、今回新たに投入された「MX」は、そのAXとどこが異なるのか。
外見上での目立った違いとしては、光学ドライブ搭載か否かという点にとどまるかもしれない。しかし、実はそれは水面から浮き出た氷山の一角に過ぎないのだ。MXは、AXと、「クリエイティブモバイル」をうたう光学ドライブ内蔵のクラムシェル型モバイルノートPC「SX」の中間に位置するモデルであり、双方の長所を取り込みつつ、絶妙なバランスがとられた製品に仕上がっている。
しかも、それだけではない。MXは2in1の「ハイブリット・モバイル」であると同時に、ノートPCとして実用性の高い「光学ドライブ搭載Ultrabook」という側面も持つ。当然ながら、レッツノートの特長である「軽量」「長時間駆動」「頑丈」「高性能」の各要素においても、妥協した点などはまったく見当たらない。
その中でも特に注目したいのが「軽量」へのこだわりだ。MXでは、12.5型フルHD液晶ディスプレイ、光学ドライブを搭載しつつ、なんと「約1.198キロ」という軽さを実現している。本体サイズは301.4(幅)×210(奥行き)×21(高さ)ミリだ。レッツノートは、新製品発表の度にさまざまな手段で軽量化が図られてきただけに、ユーザー側は「いくらパナソニックの技術力をもってしても、もうこれ以上の軽量化は無理だろう」と考えがちだ。
しかし、今回もこれまでに蓄積してきた技術に磨きをかけるとともに、新たな着眼点を盛り込むことで、さらなる軽量化に成功した。具体的には「トップケース(キーボード周囲の面)での新金属材料“カーボン強化マグネシウム”ダイカストの採用」、そして、「新工法である3層のサンドイッチ構造“2層発泡プリプレグ”によるカーボン天板の開発」によって、レッツノートの強みであるタフ性能を支える「面強度」を落とすことなく、ボディ各所の薄肉化と軽量化を実現したのだ。
もちろん、「軽い=バッテリが持たない」という図式は、レッツノートでは当てはまらない。MXではバッテリー1(交換型バッテリー/1セル容量:2400mAhの新開発高容量タイプ)+バッテリー2(内蔵型バッテリー)の2段構えの構成になっており、通常の使用であれば約15時間もの長時間駆動が行える。内蔵型バッテリーのおかげで、電源を切らずに、交換型バッテリーをホットスワップで着脱できるのも便利だ。
この薄型軽量ボディと長時間駆動の両立は、CPUに第4世代Coreプロセッサー(開発コード名:Haswell)を採用したことも大きい。店頭販売モデルはCore i7-4500U(1.8GHz/最大3.0GHz)もしくはCore i5-4200U(1.6GHz/最大2.6GHz)を採用。Core i7搭載モデルは8Gバイトメモリと256GバイトSSD、Core i5搭載モデルは4Gバイトメモリと128GバイトSSDを搭載し、Haswell世代のビジネスモバイルとしてハイレベルな性能を確保している。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2014年2月15日