CPUには、Celeron N2807を採用している。開発コードネーム「Bay Trail-M」の名で知られるインテルのタブレット向けのSoC(System On Chip)であり、2つのCPUコアとGPUコアに加えて、eMMCやWebカメラインタフェースなどタブレット向けに最適化したチップセットの機能も統合している。
メモリは2Gバイト(DDR3L-1333)、データストレージはeMMCを採用しており、評価機のエントリーモデルは32Gバイト、上位のスタンダードモデルは64Gバイトだ。通信機能としては、IEEE802.11b/g/n対応の無線LANとBluetooth 4.0+EDRを内蔵している。
OSには64ビット版Windows 8.1 with Bingを搭載している。これはMicrosoftがこの夏から低価格デバイス向けに戦略的に格安でライセンス提供を行なっているOEM向けOSだ。内容はInternet Explorerのデフォルトの検索エンジンが「Bing」に設定されているということ以外は、通常のWindows 8.1と変わらない。Endeavor TB20Sが、実用的な機能を備えながら低価格を実現できた理由の1つでもある。
どのくらいのストレージ容量が必要かは使い方によって左右されるが、最近は個人でも企業でもOne Driveなどのクラウドストレージの活用が進んでいるので、コンテンツ閲覧がメインのタブレットならこと足りるというユーザーも少なくないと思われる。microSD(microSDXC対応)メモリーカードスロットを装備しているので、使っているうちにやっぱり足りなかったという場合にもmicroSDXCカードでストレージスペースを増やせる余地が残されているのは心強い。
Endeavor TB20Sをより便利に使うためのオプションも用意されている。中でも便利なのが、「本体カバー(スタンド機能付き)」だ。しっとりとした手触りのラバー製のカバーで外装と画面をしっかり保護できるうえ、開けば簡易スタンドとして使うことができる。カバー内側の3本の溝があり、それに合わせて立てかけることで、画面の角度を3段階(実測で約115度/約120度/約130度)に調整できる。樹脂製のホルダーが直付けされており、それに本体をカッチリはめ込んで固定する仕組みになっている。
当然ながらサイズはピッタリで、カバーを付けたままでも電源ボタンや各種端子類にアクセスできるようホルダーの形状は工夫されている。カバーにもアウトカメラとモノラルスピーカの位置にはジャストサイズの穴が開いている。
このほか、Bluetoothキーボード、タッチペン、液晶保護フィルムなどが用意されている。Bluetoothキーボードは本体とほぼ同じ横幅(265ミリ)のコンパクトなキーボードで、携帯性に優れる。実測のキーピッチは横18×縦17.5ミリ、公称キーストロークは1.5ミリだ。強めにタイプしてもたわみなどが起きないしっかりとした作りでスイッチの感触もよく、長い文章を入力する必要がある場合にはおすすめだ。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2014年9月11日
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