日本HPのPCで知る“Kaveri”の威力とAMD PROのメリットオフィスに強いKaveriを体感!(2/2 ページ)

» 2014年09月01日 10時00分 公開
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現代オフィスで重要になるアプリで優勢なKaveri

 今回、性能比較で用いたのはビジネスシーンを想定して、「Photoshop」と「Musemage」による静止画のフィルタ処理と「WinZip」によるファイル展開処理の時間比較だ。

Photoshop ver.14.2では“Smart Sharpen Effect”処理にかかる時間を比較する。Kaveri搭載モデルは13.229秒で終わったが競合他社搭載モデルは129.137秒かかった


Musemageでも画像加工エフェクトフィルタを多数かけて測定するベンチマークテストモードでスコアを比較した。Kaveri搭載モデルは3247ポイントだったが競合他社搭載モデルは1797ポイントにとどまった


Productivity 2013ベンチマークテストでは、特にWinzipによる圧縮展開処理においてKaveri搭載モデルは競合他社搭載モデルを上回る


AMD PROとは?

AMDがビジネス向けブランドとしてCOMPUTEX TAIPEI 2014にあわせて立ち上げた「AMD PRO」ブランド

 このように、演算処理能力は格段に向上した“Kaveri”世代APUの採用に加えて、今回日本HPが発表した「HP ProBook 455 G2 Notebook PC」「HP EliteDesk 705 G1 SF/CT」では、AMDがビジネス向けブランドとして6月に立ち上げたばかりのブランド「AMD PRO」を掲げている。

 AMD RROについては、6月に台湾で開催したCOMPUTEX TAIPEI 2014にあわせて全世界に向けて発表しているが、その具体的な内容や詳しいコンセプト、そして、AMD PROを掲げるための条件などは明らかになっていない。

日本AMD コンシューマ・コマーシャル事業部 事業部長の林淳二氏

 そこで、今回、日本HPからAMD PROを掲げる新モデルが登場したタイミングで、日本AMD コンシューマ・コマーシャル事業部 事業部長の林淳二氏に、AMD PROのコンセプトと具体的な内容、そして、PCメーカーや、エンドユーザーにおけるメリットについて、語っていただいた。

 林氏は、AMD PROがPCメーカーとエンドユーザーにもたらすメリットとして「高い処理性能」「長期の製品ライフを保証する製品供給」「安定性を保証する長期の製品サポート」を掲げる。AMD PROを製品に掲げる場合、AMDがこの“3つの条件”を保証することをPCメーカーに対して確約したという意味がある。その確約条件について、例えばすべてのPCメーカーに対して最低2年間の製品提供保証を行うとしている。

 安定性では、マイクロソフトやアドビといったアプリケーションベンダーとの連携を強化することで開発段階からの協業や、不具合が発生したときの短時間解決を実現している。AMD PROブランドを掲げることは、このような、PCメーカーやアプリケーションベンダーとの連携を訴求することでエンドユーザーに対しても安定動作や長期にわたって安心して利用できるPCを選択する一つの指標となるはずだ。

 AMDがこのタイミングでビジネス向けのプラットフォームブランドを立ち上げた理由については、AMDの事業展開が従来から競争力が高かった既存分野とこれから成長が見込まれる新規開拓分野へリソースを集中する新しい戦略に切り替わるタイミングであると同時に、既存分野でも特に強かったビジネス分野では、日本において企業のIT投資額が世界標準と比べても高い水準にあり、そこでAMDがビジネス分野に注力していくことを訴求する意味でもAMD PROというブランドを立ち上げ、Webサイトも設けたと説明している。

 ビジネス現場におけるAPUのメリットについて林氏は、現在のオフィスワークにおいては、従来のスプレッドシートやワードプロセッサといった“整数演算処理”を得意とするCPUを多用するアプリケーション以上に、プレゼンテーションアプリや圧縮展開ツール、または、ストレージなどのデータを暗号化したり複号したりするセキュリティ機能、そして、Webアプリなど、GPUに最適化したアプリケーションのビジネス利用が増えており、それもAPUを使うエンドユーザーのメリットになっていると語っている。

 AMDの調べによると、Photoshopのフィルタ処理速度で“Kaveri”世代のAPUはその前の“Richland”世代のAPUと比べて80%増しとなるほか、HD画質JPEG画像の一括デコード処理では、Windows標準のフォトビューアと比較してKaveriに最適化したAMDの専用ビューアでも8割ほど処理速度が増すとしている。

日本HP プリンティング・パーソナルシステムズ事業統括パーソナルシステムズ事業本部事業本部長の砥石修氏

 日本HPにとっても、AMDのプラットフォームを採用するのは理由がある。日本HP プリンティング・パーソナルシステムズ事業統括パーソナルシステムズ事業本部事業本部長の砥石修氏は、それを「高いプライスパフォーマンスと革新性」と位置づける。

 競合するCPUと同じ処理性能であればそれを魅力的な価格で、同じ価格であればより高い性能をそれぞれエンドユーザーに提供できるのがAMDプラットフォームを採用するラインアップがエンドユーザーにもたらすメリットと砥石氏は語る。

 また、製品の開発に積極的に挑んでいくAMDの革新性についても、企業のキーワードとして「invent」を掲げて革新的な製品を提供していきたいと考えている日本HPの企業姿勢が一致していたと述べ、AMD PROというブランドに対しても、高いパフォーマンスと長期サポート、安定動作という安心感を企業ユーザーに提供できると評価している

 日本HPでは、法人向けPCにおいて、購入した後も、いかに快適に使えるかも重要になると考えている。さらに、省電力性能も多数のPCを運用する法人ユーザーにとっては、電気代を抑えるという意味でメリットをもたらすという。砥石氏は、法人向けPCにおいては、このような、購入時の価格だけでなく、購入したあとも考えたトータルコストを削減できるPCを提供したいと語る。

 このような視点において、AMDのプラットフォームは購入時のコストだけでなく、高い性能による生産効率と優れた省電力機能によって、法人ユーザーにより高い価値を提供できると日本HPは評価している。


 AMD PROブランドの立ち上げによって、AMDと日本HPの連携はこれまで以上に強いものになる。具体的な計画はまだ明らかになっていないものの、2014年の後半から2015年にかけてAMDプラットフォームを採用した新モデルの計画が進んでいるという。

 法人向けPCは、オフィスアプリが使えればいいという事務機的な利用から、Webアプリや動画編集作業、そしてパワーポイントのビジュアルコンテンツの製作などが増えている。

 ビジネスシーンにおけるPCの役割と必要とするアプリケーションやユーティリティの変化に伴い、CPUとグラフィックスコアが融合したAPUの需要はこれからも高まってくるという。砥石氏は、そういう利用場面において、AMDのプラットフォームはストレスのない高い性能を提供できるという。「ユーザーのワークスタイルを変えてしまうぐらい革新的なPCを提供したい」という認識は、林氏だけでなく砥石氏も共通している。

 HSA対応したKaveri世代のAPUを搭載した「HP ProBook 455 G2 Notebook PC」と「HP EliteDesk 705 G1 SF/CT」は、新しい時代を迎えるオフィスの対応力と生産性を著しく高めてくれるだろう。

世界に3台というデモンストレーションセットを挟んで立つ両氏。AMDにとって日本HPから得るビジネス現場におけるフィードバックは貴重なアドバイスであり、日本HPにとってもAMDの開発情報は製品企画にとって重要な指標となる

現在、日本HPでは、AMD PRO対応ノートPCの登場にあわせて「HP ProBook 455 G2 Notebook PC【新世代APU】4コア(10演算コア)搭載!ハイパフォーマンスモデルお買い得キャンペーン」を実施している。キャンペーン期間におけるHP ProBook 455 G2 Notebook PCの税別販売価格は5万5000円から。詳しくは、こちらのWebページから


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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2014年9月30日