CPUとグラフィックスカード以外のパーツも柔軟な選択が可能だ。メモリは第6世代Coreプロセッサーが対応する高速なPC4-2133 DIMMを採用しており、容量は4Gバイト(4Gバイト×1)から、最大64Gバイト(16Gバイト×4)まで選択できる。8Gバイト以上はデュアルチャンネルアクセスに対応し、高速なメモリアクセスが可能だ。
データストレージの選択肢も実に豊富だ。SSDとHDD合わせて最大4基まで搭載でき、SSDは最大1Tバイトまで、HDDは最大4Tバイトまで選べる。また、SSD/HDDのRAID構成や最新規格であるM.2 SSDも用意されており、より高いパフォーマンスへのニーズにもきちんと対応できる。
ストレージのニーズは、環境によって変わってくる。例えば、NASやクラウドなど別途ストレージ環境が整備されたオフィスであれば、ローカルのストレージは小容量でいいが、クリエイティブワークでデータサイズの大きな素材を扱ったりするならば大容量ストレージが必要になる。
また、小規模オフィスであれば、モバイルデバイス含めてオフィスのデータ管理を大容量ストレージを搭載したタワー型PCに集約するという使い方もあるだろう。1台でさまざまな役割をこなすことが求められるSOHOや家庭用PCならば、高速レスポンスと大容量を両立できたほうがよい。Endeavor MR7400のBTOメニューは、そのいずれにも対応できる内容だ。
光学ドライブは2基まで搭載できる。1基目にはDVD-ROMドライブ、DVDスーパーマルチドライブ、BD-REドライブの選択肢が用意されており、2基目はDVDスーパーマルチドライブ、BD-REドライブの2種類から選べる。
会社に光学メディアの資産はあるが、セキュリティの観点から読み出しのみに制限したいというニーズにも、あるいはDVDからBlu-ray Discへデータを移行するなど光学メディア間でのコピーを迅速に行いたいというニーズにもしっかり対応できる。
このように、オフィス特有の事情も考慮したさまざまなニーズに最適なシステムが構築できる選択肢が用意されているのは、自由度の高いタワー型PCであることに加えて、長年ビジネスPCでの実績があるエプソンダイレクトのノウハウが生かされているといえるだろう。
ミニタワー型のボディは、先代のEndeavor MR7300から継承している。179(幅)×406(奥行き)×368(高さ)ミリとタワー型としてはコンパクトなサイズにまとまっており、重量も約9.3キロ(基本構成時、650ワットモデルは約9.9キログラム)と比較的軽量で扱いやすい。ホワイトにダークグレーを組み合わせ、シンプルかつ上品にまとめたデザインも好印象だ。
前面端子は、USB 3.0が2基とUSB 2.0が1基、ヘッドフォン出力、マイク入力を縦に配置する。端子の間隔が広くとられているので、少し大柄なUSBメモリなども干渉せずに無理なく使えるのはありがたい。
BTOでは、SDメモリーカード(SDHC/SDXC対応)/メモリースティック(PRO対応)/コンパクトフラッシュ/スマートメディア/マルチメディアカードに対応したメモリカードリーダーも搭載できる。デジタルカメラから画像を取り込む作業が多いならば、おすすめのオプションだ。
マザーボードには、新世代のCPUに最適化されたIntel H170チップセットを搭載する最新設計の製品が採用されている。拡張スロットは、PCI Expressスロットはx16とx4、x1を1本ずつ装備するほか、旧来からのPCIスロットも用意している。PCI Expressはx16とx4が3.0(Gen 3)対応で、グラフィックスカードのほか、高速ストレージなどの拡張にもスマートに対応する。
また、BTOでは、最近搭載しているPCが少なくなったIEEE1394aを増設できるほか、シリアルポート、パラレルポートの追加にも対応する。業務用アプリケーションや周辺機器などの都合でこのようなインタフェースが必要な企業にとっては特に重要なオプションだろう。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2015年10月14日