導入に関しては手軽にできたようだが、画質や速度、給紙容量など、運用についてはどうだろうか?
「開発部に限っては、それほど大量に印刷する機会はないので、印刷速度や給紙容量については十分すぎるほどです。まだ用紙切れをほとんど体験していないので、給紙で作業が中断されないのはありがたいですね。ちなみに印刷枚数が多い部署だと、月にだいたい1800枚くらいをプリントするようですが、そちらからも特に不満の声はあがっていません。おおむね満足できているのだと思います」と長岡さん。
「画質については、写真や図版を出すことは少ないのですが、ゲーム開発画面などを紙で確認する際に、カラープリントの色がパキッとしているなという印象は受けました。また、先ほど言った通り、書類を印刷してそこに捺印や書き込みを行い、スキャンして共有するという使い方では、スキャンの際に文字がつぶれてしまうと困りますが、COREFIDO MC883dnwvの文字はハッキリしていて見やすいですよ」と画質についても満足な様子だ。
このように、精細な描写が可能なこともLED方式の大きなメリットといえる。レーザー方式では1つの光源をミラーで左右に振り分け、レンズで焦点補正を行う。この焦点距離の違いが文字や画像のボケを生み出すことになってしまうのだ。この点においてLED方式は、LEDアレイにずらりと並んだ数千個のLEDから至近距離で直接照射するため、エッジのしっかりとした描写が行える。
続いて、COREFIDO3の売りの1つであるオペレーションパネルについても感想を伺ってみた。
「管理部ほどではないですが、トラブルを持ち込まれることも多いので、トラブルシュートのガイダンスはありがたいです。社内掲示板などで啓蒙していけば、手をわずらわされることも減るかもしれません。パネルサイズはもう少し大きいほうが良かったですが、この辺りは非常にコンパクトなボディサイズとのトレードオフなので納得はできますね」。
また、機能面では特にスキャンtoメールとGoogleクラウドプリントに興味を持ったと長岡さんは話す。
「スキャンはかなりの頻度で行うので、機能が充実しているのはうれしいですね。USBメモリや共有フォルダへの転送もできるようですが、私の場合はスキャンする枚数も少ないので、メールに送ってもらうのが一番使い勝手がよいと感じました」。
「一方、Googleクラウドについては、社内で使用しているスタッフも多いのでかなり役立つと思います。例えば、今ならiPhone用のゲーム画面を確認する際に、実際にiPhoneで画面をキャプチャして、そこからスクリーンショットをPCに転送し、印刷して確認するという段階を踏んでいます。これがGoogleクラウドプリントを利用すれば、iPhoneから直接印刷が行えるので、データをやり取りする手間が省けますね。プリンタドライバを経由するわけではないので、レイアウトが崩れるケースもあるのですが、時間の短縮にはなりますし、社内のIPアドレスを指定する必要もないので、セキュリティの面でのメリットもありますから、使い分けていければと思っています」。
COREFIDO MC883dnwvの幅広い活用を通じて、「忙しい人ほど役に立つはず」と感想を話す長岡さん。「例えば、社外でミーティングが続き、外で受け取ったメールをすぐに印刷する必要があるけれど、帰社後すぐに海外チームとのテレカンファレスが入っている。そんなときでも、スマホから印刷指示をしておけば会社に戻ったときにはすでに印刷されているので、時間を短縮できますし便利ですね」
業務の効率化やスピードが求められる先進IT企業の現場でも、COREFIDO MC883dnwvは強力な味方になってくれそうだ。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2016年2月25日