CPUはIntelのAtom x5-Z8350(1.44GHz/最大1.92GHz)、メモリ2GB、ストレージには先代から倍増の128GB eMMCを搭載する。Atom x5-Z8350は開発コードネーム「Cherry Trail」で知られているタブレット向けのCPUだ。1つ前の「Bay Trail」世代のCPUに比べて、内蔵GPUコアが大幅に強化されているほか、プロセスルールが22nmから14nmとなり、電力効率も上昇し、バッテリー駆動時間でも有利になっている。
また、比較的安価なタブレットでは、最新機種でもストレージが64GBにとどまるモデルが多いなか、Endeavor TN21Eは2倍の128GBを搭載している。64GBでWindows 10を普通に使うには少々窮屈なだけに128GBの搭載はうれしい。microSDカードスロットも装備しているため、さらに容量を増やすこともできる。
活用シーンを広げるオプションが豊富に用意されているのもEndeavor TN21Eのセールスポイントだ。特に、新たに加わった専用一体型キーボードの存在は大きい。
このキーボードは、画面の角度を柔軟に調整できるヒンジを搭載しており、装着したまま折りたたんでノートPCのように携帯することができる。本体の装着は強力なマグネットで簡単かつ確実に行うことができ、装着した状態ではノートPCと同じ使い勝手となる。
つまり、単体ではタブレット、装着すればノートPCとして使うことができ、キーボード着脱型の2in1デバイスとして運用することができる。
先代機もオプションでスタイラスペンが用意されていたが、あくまでも指でのタッチを代行するためのものだった。具体的には、静電容量式でペン先の直系も8mmと太く、指ではできないような細かい操作や描画ができるものではなかった。
「ペンをより活用したい」というフィードバックを受けたことから、今回は電磁誘導式を採用し、ペン先も1.7mmと細かくした。1024段階の筆圧検知にも対応する。指では操作が難しい、小さなボタンやチェックボックスの操作や、手書きメモ、イラスト描きなどにも活用できるようになった。
より可読性の高い文字が書けるデジタイザペンは、プレゼンテーションに変化をつけたい場合にも有用で、営業ツールとしても効果的に活用できるだろう。
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