デタッチャブル2in1の不満点としてよく聞かれるのが、キーボードだ。多くの製品が採用するカバー兼用キーボードは軽量にしやすい一方、ストロークが浅く、キーボード自体の安定感が悪く、打鍵感はどうしても犠牲になる。タイプするたびにたわむなど安定感も悪く、レポートや資料作成の仕事に集中しづらい。
その点、CF-XZ6のキーボードベースは、軽量にもかかわらず、本格的なキーボードと角度調整可能なヒンジ機構を搭載したクラムシェルスタイルであることがポイントだ。これを装着した際には、クラムシェル型ノートPCとまったく同じ使い勝手を実現する。
横19mm、縦16mmのキーピッチ、キーストローク約2mmという仕様は、クラムシェル型のSZと同じ。キーボード下の剛性も高く、快適なタイピングが可能だ。ヒンジ機構を内蔵するため画面の角度は柔軟に調整でき、最大で125度程度まで開く。
カバー兼キーボードと、CF-XZ6のようなクラムシェルスタイルのキーボードとの違いは使い比べてみればすぐに分かる。
例えば、発表会やイベント会場などでも、机が用意されていないことがある。ヒザの上に置いて入力するしかないが、CF-XZ6ならば、何も問題なくこなすことができるだろう。カバー兼キーボードでもできないことはないが、人がぶつかってきたり、ちょっとした衝撃でもタブレット部分がキーボードから外れて落下する危険性が高く、入力に集中できない。
また、小さなテーブルしかないカフェ、飛行機内や電車内。CF-XZ6なら底面の1/3程度のスペースでも奥のほうをちょこんと置くだけでほぼ安定して使える。しかし、カバー兼キーボードの場合はタブレット部を立てるスタンドの奥行きに加えて、カバーキーボードを置くスペースが必要で、こうした小さいテーブルに置いて使うということは実質的に不可能だ。やはりヒザの上で使うか、タブレット部分だけを机に置いて、別途Bluetoothキーボードなどをヒザにおいて使うという使い方になってしまうだろう。
さらに乱気流や悪路で乗り物が揺れたりしたらどうだろうか。CF-XZ6なら単に揺れて使いにくくなるだけだが、カバー兼キーボードの場合はその揺れで本体側が落下する心配もある。
つまり、いつでもどこでも、タフな条件下でもバリバリとキーボード入力をしたいなら、クラムシェル型に優るものはない。従来もこうしたクラムシェルスタイルのデタッチャブル2in1がなかったわけではないが、タブレット部との重量バランスを取る必要性もあることから、キーボード側を重くせざるをえず、装着すると、一般的なノートPCよりも重い製品が大半だった。
こうしたクラムシェルスタイルの使い勝手とカバー兼キーボードタイプ並の軽さを両立している点こそがCF-XZ6の画期的であるゆえんであり、従来のデタッチャブル2in1に対してユーザーが抱いていた不満は、一気に解消できるだろう。
また、レッツノートでおなじみのホイール機能をタブレットモードでも利用できるように、ソフトウェアで擬似的にホイールパッドを実現した「ホイールパッド・タッチLite」もユニークだ。2in1に求められるポイントをしっかりと押さえ、そのうえでパナソニックらしい特徴も備えたCF-XZ6は、唯一無二のデタッチャブル2in1と言っていい。
使い勝手、生産性という意味では、12.0型液晶ディスプレイも見逃せない。中でも表示解像度が2160×1440ピクセルで、アスペクト比が「3:2」である点は特筆できるポイントだ。
コンシューマーで一般的な「16:9」のフルHD(1920×1080ピクセル)解像度と比べて縦方向は360ピクセルも多く、多くの情報を表示することができる。Webページや表計算のワークシート、縦位置の社内文書なども相対的に大きく表示でき、とても見やすい。紙(A4サイズは297×210ミリ)に近いアスペクト比でもあり、違和感なく利用できる。
広視野角液晶なので、画面の視認性が利用姿勢に左右されず、斜めからでもくっきりとした発色できれいに見える。表面はアンチリフレクションフィルムを貼り付けてあるため照明や外光が映り込みにくい。
斜めからでもきれいに見え、外光の映り込みも少ないことは、営業などで人に見せる時、複数人で画面の情報を共有したい場合などにも有利に働く。同じ企画であっても、覗き込まなければよく見えない画面でプレゼンテーションをするのと、斜めからでもクッキリと良い画質で見える画面でプレゼンテーションするのとでは先方の印象もまったく変わってくる。写真などもきれいに見え、商品やコンテンツに対して良いイメージを与えることができるだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:パナソニック株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2017年3月12日