フィリップス製ディスプレイに見る“疲れ目対策ディスプレイ”最前線(1/2 ページ)

最近パソコンの使いすぎで目が疲れやすい……そんな人は必読! ブルーライトカットの常識を覆すSoftBlue技術とは?

» 2017年02月10日 10時00分 公開
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 あなたは日々どれくらいの時間、液晶ディスプレイの画面を眺めることに費やしているだろうか。パソコン、テレビ、スマートフォン――現代人の生活において、様々な情報をやり取りするITデバイスは必要不可欠なものとなっている。そしてそのほとんどは、ディスプレイの“窓”を通じて行われる。デスクワークが主体のビジネスマンなら、起きてる時間のほとんどは何らかのディスプレイを見ているかもしれない。

 このようなディスプレイを持つコンピュータを使った作業はVDT(Visual Display Terminal)作業とも呼ばれ、不適切なVDT作業管理下で引き起こされる心身の症状を「VDT症候群」と総称する。ドライアイや充血、視力低下、眼精疲労といったテクノストレス眼症と呼ばれる目の症状をはじめ、肩こりや腰痛などの体の症状や抑うつや不眠といった心の症状など、VDT症候群という名前を知らない人でも症状自体はおなじみのものばかりだ。

「VDT症候群」はテクノロジーの進化が引き起こした新たな社会問題だ

 厚生労働省はVDT作業者の心身の負担を軽減するため、2002年に「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」を策定している。ガイドラインの内容は作業環境管理、作業管理、健康管理、労働衛生教育などだが、策定から15年が経過した現在では実態にそぐわなくなっている部分も出てきている。

厚生労働省「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」(http://www.mhlw.go.jp/houdou/2002/04/h0405-4.html)。主に職場でのPC作業を意識したものだが、職場に限らず有用な内容だ

 その最たるものが作業時間管理だ。ガイドライン序文には「誰もが職場においてVDT作業を行うようになり、VDT機器を使用する者が急速に増大している」とあるが、今やスマートフォンの普及率は72%超(2016年7月、マーケティングリサーチキャンプ調べ)。地下鉄でも途切れることなく利用できるインフラの充実もあって、職場どころか自宅、ベッドの中、電車の中と、あらゆるところでVDT機器を見つめている。

 ガイドラインでは「連続一時間以上作業しない」「連続作業と連続作業の間に10〜15分の作業休止時間を設ける」と書かれているものの、現在では一時間ごとに10分の休憩を入れたとしても、その休憩時間にスマートフォンをいじってしまうのではないだろうか。

 時代の流れとともにディスプレイを見つめる時間が長くなる――この傾向はもはや変わりようがない。だからこそ、これからは長時間見つめていても負担の少ないディスプレイがより重要になってくるのだ。

フィリップスのディスプレイはブルーライトカットをはじめとする先進技術が搭載されている。今回はPhilipsソフトブルーテクノロジーを搭載した23型フルHD液晶ディスプレイ「234E5EDSB/11」を試した

 こうした問題に対して、最近はディスプレイメーカー側から疲れ目を軽減するための取り組みも行われている。例えば、画面のちらつき防止機能や、特に影響が大きいとされている短波長の光(青色光)をカットする機能、また大画面ディスプレイでも視線移動を極力抑える曲面パネルを用いたディスプレイが知られている。

 なかでもフィリップスは「Philipsソフトブルーテクノロジー」と呼ばれる先進的なブルーライトカット機能をはじめ、利用者の目に優しい技術に積極的に取り組んでいるメーカーだ。ここでは23型フルHDディスプレイ「234E5EDSB/11」を例に、“疲れ目対策ディスプレイ”の最先端を紹介しよう。

ブルーライトをカットしても色が変わらない!? 「Philipsソフトブルーテクノロジー」の秘密

 目に負担をかける問題の1つとして、昨今注目を集めているのが高エネルギー可視光線、いわゆるブルーライトだ。波長280〜400nmの紫外線が目にダメージを与えることは以前から知られていたが、それよりも波長の長い可視光であるブルーライトであっても目に与える影響が大きいと言われている。これらは白色LEDにも含まれており、ディスプレイからも放射されている。

 最近はブルーライトをカットする眼鏡やフィルタがあるものの、ブルーライトのやっかいなところは可視光、しかも特定の色調であるということだ。青色がカットされればその補色となる黄色が強く表れる。画面の輝度が下がるだけでなく、色合いまで変わってくるとなると、用途によって付け外しをしなくてはならず、常時利用には難があると言わざるを得ない。事務作業のみでカラーバランスなど気にしない、という用途であればともかく、写真や画像、動画などの再現性が低くなるのであればいくら色域カバー率が高いディスプレイを使っても本末転倒だ。

 そこでフィリップスが注目したのが、ブルーライトの波長だ。ブルーライトが目にダメージを与えるのは大きなエネルギーを持つ光であるからだ。そして、波長が長ければ長いほど、エネルギーは小さくなる。同じ青であってもより緑色に近く、波長の長い青であればその分、エネルギーは小さくなる。

 フィリップスの234E5EDSB/11に搭載されているPhilipsソフトブルーテクノロジーは、青色波長のピークを通常の444nmから460nmにシフトする。それによって目への影響が大きいとされる450nm以下の波長の光を90%も削減することに成功している。また、それに合わせたカラーマネジメントを行うため、見た目上の輝度も色合いも変わらない。単なるカットではなく、使う光の波長をずらす、そしてそれに合わせて調整する、という今までにないアプローチで、本来不可能だと思われていたブルーライトの削減と輝度・色合いの維持を両立させた新しい技術だ。

フィリップスのソフトブルー技術は青色波長のピークをシフトすることでダメージの大きい短波長青色光を減らす

 実際にソフトブルー技術を搭載したディスプレイを測定した結果が次の資料だ。ソフトブルー技術が他社とは一線を画す、重要な次の3つのポイントが読み取れる。

他社ブルーカット技術との比較。Philipsソフトブルーテクノロジーは380〜450nmのブルーライトを90%カットしても輝度・色温度の変化が小さいままであることが分かる

1、輝度がほとんど変わらない

 他社のブルーライトカット技術では輝度が元の26〜57%にまで下がってしまうのに対し、ソフトブルー技術では98%と、ほぼ元の水準を維持している。

2、色温度がほとんど変わらない

 他社のブルーライトカット技術では数百〜数千度の単位で色温度が大きく変化してしまうのに対し、Philipsソフトブルーテクノロジーでは61度しか変化しない。他社でも変化を抑えたモードもあるものの、ブルーライトのカット率を上げると急激に色温度の変化が大きくなる。

3. 短波長青色光の比率が極端に低い

 他社のブルーライトカット技術では、ブルーライトカット機能のオン・オフで全体に対する380〜450nmの短波長青色光比率は41〜44%でほぼ変わらない。ソフトブルー技術を搭載したディスプレイではもともと12%と、他社の約4分の1しか含まれていない上に、Philipsソフトブルーテクノロジーを有効にするとそれが6%未満にまで半減する。

 フィリップスのPhilipsソフトブルーテクノロジーが安易なブルーライトカットではなく、色合いや輝度を維持し、普段から意識せずに常用できることに注力したものであることがよく分かるはずだ。

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