ASUSTOR NASで始めよう――新生活に便利な3つのNAS活用術(2/3 ページ)

» 2017年03月13日 10時00分 公開
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新生活に便利な3つのNAS活用術

 ASUSTOR NASは単なるファイルサーバとしてだけではなく、さまざまな機能を追加したり、モバイルアプリと連携することでより便利な多機能サーバとして活用することができる。ここでは3つの活用方法を紹介する。

1、NASのメディアをいつでもどこでもスマートフォンで視聴

 動画や音楽といったメディアファイルはNASと相性がいい。概して容量が大きく、モバイル機器に大量のタイトルを保存して持ち運ぶには向かないので、容量単価の安い3.5インチHDDにメディアファイルを保存し、ネットワークを介して利用する。そうすればどこからでも、さまざまな機器でコンテンツを楽しむことができる。さらにASUSTOR NASにメディアサーバ機能をインストールすれば、ストリーミング再生のほか、DLNAに対応したメディアプレイヤから再生することも可能になる。

 今回はスマートフォンでASUSTOR NASに保存した動画、音楽を再生できるようにする手順を紹介する。方法はいくつかあるが、今回はLooksGoodとAiVideosを使用する。

 LooksGoodはASUSTOR NASにインストール可能なアプリの一つで、ASUSTOR NASにブラウザベースのメディアプレイヤー機能を追加する。AiMasterのApp CentralからLooksGoodを探し、インストールをタップしたら後は指示に従って進めれば特に迷うところはないだろう。

AiMasterから初めてApp Centralを選択した際には同意認証が表示される。同意して先に進む(画面=左)。LooksGoodはAppCentralのASUSTORアプリ、あるいはメディアプレーヤーカテゴリから見つけることができる。インストールをタップ(画面=中央)。LooksGoodはVideoフォルダ、デフォルトポートに9900〜9904を使用する。Videoフォルダがない場合は自動的に作成される(画面=右)

LooksGood利用ユーザーにVideoフォルダへのアクセス権を付与する。AiMasterのアクセスコントロールからユーザーを選択、フォルダ - アクセス権からVideoフォルダの読み取りおよび書き込みを有効にする(画面=左)。同じくアクセスコントロールの「適用可能な権限」に移動し、LooksGoodを選択(画面=中央)。右上のペンアイコンをタップ(画面=右)

ユーザー名横のチェックを入れ、右上のチェックアイコンをタップすれば完了。Videoフォルダにおかれたメディアプレーヤーを再生できるようになる

 これでVideoフォルダ以下に置かれたメディアファイルをブラウザのメディアプレーヤー、LooksGoodで再生、コンバートできるようになる。スマートフォンでの視聴には専用アプリであるAiVideosを使う。再生用のプレーヤーにはMXPlayerが推奨されているので、こちらも合わせてインストールしておこう。

「+」をタップしてASUSTOR NASを追加(画面=左)。ローカルネットワークに接続している場合は「自動検出」を選択(画面=中央)。ユーザー名、パスワードを入力(画面=右)

ログインするとASUSTOR NASの共有フォルダが見えるようになる

再生用のプレーヤーはMXPlayerが推奨されている。ストリーミング再生の機能が充実した、使いやすいプレイヤだ。たーのしー!

 次に自宅以外からもASUSTOR NASにアクセスするための設定を行おう。手順としては外部からサービスにアクセスできるよう、ルータの設定を変更することと、外部から自宅のASUSTOR NASを指定しやすいよう、クラウドIDを設定すること、の2ステップになる。どちらもAiMasterからは設定できないため、PCからブラウザを使ってADM(ASUSTOR Data Master)にアクセスして設定する。ADMへは同じネットワークのPCから「http://サーバー名:8000」にアクセスすればよい。

PCのブラウザから「http://サーバ名:8000」にアクセスするとログイン画面が表示される。ID:adminでログインする

ログインしたところ。ADMはWindowsに似たデスクトップなので戸惑うことは少ないだろう

 まず、「設定」アイコンをクリックし、簡単アクセスからEZ-RouterタブでEZ-Routerセットアップをアクティブにする。これによってUPnPが有効になり、ASUSTOR NASからルータの設定変更が可能になる。

設定>簡単アクセス>EZ-RouterでEZ-Routerセットアップの「アクティブ」ボタンをクリック

 次に同じ画面のポートフォワーディングに必要なサービスを追加する。ここに設定したポートへのリクエストを外部から受けると、ルータが自動的にASUSTOR NASに転送する仕組みだ。

ポートフォワーディングの追加をクリックし、自分が外部から使いたいアプリの名称がついているサービスにチェックをいれて「OK」をクリック

 ここまででも外部からの利用は可能だが、インターネットを介して自宅のASUSTOR NASにアクセスするためには数値の羅列であるIPアドレスを指定しなくてはならず、覚えにくい。そこで、簡単にアクセスできるように割り当てる一意のIDがクラウドIDだ。「クラウド接続」タブで「クラウド接続を有効にする」をクリックすれば自分専用のIDを発行することができる。

設定>簡単アクセス>クラウド接続で「クラウド接続を有効にする」にチェックを入れて適用をクリック

アプリ側ではサーバ指定時に「クラウドID経由で接続する」を選択(画面=左)。簡単アクセスで設定したクラウドIDと、ID・パスワードを入力。これでどこからでも自宅のASUSTOR NASにアクセスできるように(画面=右)

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提供:株式会社ユニスター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2017年3月19日

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