1台で2台分にも3台分にも 多機能NAS「DS1817+」を仮想化基盤として活用する(3/3 ページ)

» 2017年08月09日 10時00分 公開
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DS1817+の高い拡張性

 仮想マシンを動作させる場合に問題となるのがリソースだ。1台分の物理リソースを複数の物理/仮想マシンでシェアすることになるため、同時に動作させる仮想マシンを増やせば、その分多くの高速なメモリ/ストレージが必要となる。

 その点、DS1817+の拡張性は非常に心強い。DS1817+は搭載メモリ2GBモデルと8GBモデルがあるが、装着済みメモリと交換することで最大16GBまで増設することができる。ストレージに関しても8ベイを搭載し、トータル容量80TBが利用可能だが、さらに拡張ユニットDX517を2台接続すれば18ベイ、トータル容量180TBまで拡張できる。高速化についても、M.2 SSDアダプタカードまたは10GbEのネットワークインタフェースカードをオプションで利用可能だ。なお、PCIeスロットは1基なので、M.2 SSDアダプタカードと10GbEインタフェースカードは排他利用になる。

底面のカバーを開けるとメモリスロットが2つ。DS1817+には搭載メモリによって2GBモデルと8GBモデルがあるが、装着済みメモリと交換することで最大16GBまで増設することができる

デュアルM.2 SSDアダプタカード(M2D17)を装着すれば、2台のSSDをキャッシュとして利用可能

SSDキャッシュはストレージマネージャから設定

SSDキャッシュアドバイザーを開く。キャッシュはボリューム単位で設定する

SSDキャッシュアドバイザーは過去の利用状況から適切なキャッシュサイズを算出する

読み書きの両方でキャッシュを使用するか、読み取りのみに使用するかを指定

キャッシュデバイスのマウント先を指定

RAIDタイプを設定。読み書きキャッシュはRAID1/5/6が対象となる

SSDキャッシュサイズを指定する。1GBのSSDキャッシュごとに約416KBのメモリを消費するので、大きすぎてもパフォーマンスが低下する。また、シーケンシャルI/Oはキャッシュによる高速化があまり見込めないため、オフにしておくとよい

DS1817+の高いポテンシャル

 Synology DiskStationをはじめとする非WindowsベースのNASキットは完全に市民権を得ており、Windows Serverからの乗り換えも進んではいる。だが、機能的に完全な置き換えには至らず、部分的にWindows Serverを残している環境も多いのではないだろうか。

 DS1817+のVirtual Machine ManagerはLinuxやDSMだけでなく、Windows Serverも動作する。そのため、今までのようにWindows Serverを物理的に残すのではなく、DS1817+に仮想的に集約する、という方法も現実的なソリューションだ。例えば、ファイルサーバ機能はDSMで、ADサーバはVirtual Machine Manager上で動作するWindows Serverで、という構成も考えられる。

 このような構成が実用に耐えうるのはDS1817+のアーキテクチャと高いスペック、パフォーマンスによるものだ。DS1817+はDS1817に近い型番ではあるものの、DS1817がホーム/ワークグループ向けのValueシリーズに属しているのに対し、DS1817+はワークグループ/小規模および中規模企業向けのPlusシリーズという位置づけだ。プロセッサもDS1817がARM系のAlpine AL-314、一方のDS1817+はx86系のIntel Atom C2538を採用している。仮想マシンを動作させる基盤として、多くのOSがサポートするx86系であることは重要なポイントである。

 さらに3年の製品保証に加え、2年間の延長保証「EW201」プランも購入できる。仮想基盤として十分な性能と拡張性を持つDS1817+をベースとして、社内/部内のシステム構成を見直してみてはいかがだろうか。


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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2017年8月15日