CPUとグラフィックスカード以外の基本スペックはBTOで柔軟にカスタマイズできるが、こちらもクリエイターの要望に応えられる内容だ。メモリは最大で128GBを搭載可能。クリエイティブ作業には搭載メモリは多ければ多いほど良いといっても過言ではないだけに128GB対応はありがたい。
ストレージも柔軟な構成を選択できる。M.2 SSDと2.5インチSSD、さらに3.5インチHDDを最大2台搭載できるほか、M.2 SSDは高速なNVMe対応SSD(Samsung SM961)も用意されている。放熱用のM.2シールドを選べるのもありがたい(標準でNVMe SSD搭載構成はシールドも標準装備)。
また、前面からアクセスできるリムーバブルケースも追加でき、さらにもう1台3.5インチHDDを搭載可能だ。リムーバブルケースがあれば、簡単にHDDを入れ替えることができる。HDDを簡単に入れ替えて使いたいというのは大容量の素材や作品のデータを扱うクリエイターやデザインエンジニアならではの発想だろう。
同様な理由で高速な外付けデバイスを接続できるインタフェースも豊富に備えている。USB 3.0の2倍の速度(10Gbps)をもつUSB 3.1ポートをType-CとType-A両方で装備するほか、USB 3.0、USB 2.0ポートも豊富に備える。USB 3.1外付けSSDを活用する最先端の環境ではその恩恵をフルに享受できる。「クリエイター向け」は伊達ではない。
DAIVは制作の最前線で活躍するクリエイターの意見を参考に開発されている。前述した水冷クーラーの導入やUSB 3.1対応、リムーバブルケースなどにもそれが見て取れるが、クリエイター仕様を最も強く感じられるのが、DAIVオリジナルケースだ。
ハンドルのついた独特なデザインが目を引くが、このハンドルは飾りではない。実際にここを掴んで持ち上げて移動することを前提に加重に対する耐久性を備えるほか、手への負担を軽減させるために奥側をラバー加工している、ボディー自体も移動を考慮したタフネス仕様で、キズや指紋が目立たないようマットな質感に仕上げられている。
さらにBTOでは、底面後部にボールベアリング採用のキャスターを装着することが可能。ハンドルとこれを利用すれば、最小限の負担で、スムーズに室内を移動させることができる。データ量が大きい大規模なプロジェクトでは、上司や取引先へのプレゼンテーション、進捗報告を行うため、こうした大きなタワー型PCを会議室へ持ち込むということはさほど珍しくない。そういう環境にあるクリエイターには実にありがたい仕様だろう。
高性能を持続させるため、エアフローも計算されている。細かい通気孔を開けたフロントパネルがある吸気ファンからの吸気に加え、サイドパネルにも大きな通気孔を開けて吸気を強化。グラフィックスカードの冷却効率を高めている。フロントパネル内部には水洗い可能防じんフィルターがついており、ホコリやゴミの侵入を防ぐ。ツールレスで簡単に外して水洗いできるなど、メンテナンス性にも配慮されている。
拡張性も高く、前面には2基の5インチベイと3.5インチオープンベイがあり、BTOで3.5インチHDDが簡単に着脱できるリムーバブルケースや光学ドライブ、カードリーダーなどを搭載できる。カードリーダーはUHS-II対応のSDXCメモリーカードやCFに対応する高速タイプも選択できる。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2017年10月10日