クリエイターに10コア20スレッドのパワーを――「DAIV-DGX750」シリーズ徹底検証(2/3 ページ)

» 2017年09月28日 10時00分 公開
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大容量メモリ、リムーバブルケースなど、CPU以外もクリエイター仕様

 CPUとグラフィックスカード以外の基本スペックはBTOで柔軟にカスタマイズできるが、こちらもクリエイターの要望に応えられる内容だ。メモリは最大で128GBを搭載可能。クリエイティブ作業には搭載メモリは多ければ多いほど良いといっても過言ではないだけに128GB対応はありがたい。

 ストレージも柔軟な構成を選択できる。M.2 SSDと2.5インチSSD、さらに3.5インチHDDを最大2台搭載できるほか、M.2 SSDは高速なNVMe対応SSD(Samsung SM961)も用意されている。放熱用のM.2シールドを選べるのもありがたい(標準でNVMe SSD搭載構成はシールドも標準装備)。

 また、前面からアクセスできるリムーバブルケースも追加でき、さらにもう1台3.5インチHDDを搭載可能だ。リムーバブルケースがあれば、簡単にHDDを入れ替えることができる。HDDを簡単に入れ替えて使いたいというのは大容量の素材や作品のデータを扱うクリエイターやデザインエンジニアならではの発想だろう。

 同様な理由で高速な外付けデバイスを接続できるインタフェースも豊富に備えている。USB 3.0の2倍の速度(10Gbps)をもつUSB 3.1ポートをType-CとType-A両方で装備するほか、USB 3.0、USB 2.0ポートも豊富に備える。USB 3.1外付けSSDを活用する最先端の環境ではその恩恵をフルに享受できる。「クリエイター向け」は伊達ではない。

背面にType-CとType-A両方のUSB 3.1(Gen.2)ポートを装備。10Gbpsの転送速度に対応した高速な外付けSSDなどを接続してデータの移動、取り込みなどに利用できる

DAIV-DGX750のUSB 3.1ポートに接続したUSB 3.1対応外付けSSD(Portable RAIDDrive FUW240UCU0)の転送速度。シーケンシャルリード/ライトではSerial ATA接続のSSD以上のスコアでランダム性能も高く、外付けSSDに入れたデータにも内蔵SSDにあるデータと同じ感覚でアクセスできる(画面=左)。DAIV-DGX750のUSB 3.0ポートに接続したUSB 3.1対応外付けSSD(Portable RAIDDrive FUW240UCU0)の転送速度。悪くはないが、シーケンシャルリード/ライトのスコアはUSB 3.1(10Gbps)接続に比べると大きく見劣る(画面=右)

ストレージはSSDとHDDを組み合わせた柔軟な構成が可能。M.2 SSDは高速なNVMe対応SSD(Samsung SM961)も選択可能。放熱用のM.2シールドも選ぶことができる

Type-CとType-A両方のUSB 3.1ポートを装備。USB 3.1外付けSSDを活用する最先端の環境ではその恩恵をフルに享受できる

制作の現場の声から生まれたオリジナルケース

 DAIVは制作の最前線で活躍するクリエイターの意見を参考に開発されている。前述した水冷クーラーの導入やUSB 3.1対応、リムーバブルケースなどにもそれが見て取れるが、クリエイター仕様を最も強く感じられるのが、DAIVオリジナルケースだ。

 ハンドルのついた独特なデザインが目を引くが、このハンドルは飾りではない。実際にここを掴んで持ち上げて移動することを前提に加重に対する耐久性を備えるほか、手への負担を軽減させるために奥側をラバー加工している、ボディー自体も移動を考慮したタフネス仕様で、キズや指紋が目立たないようマットな質感に仕上げられている。

ハンドルは高い加重に対する耐久性を備えるほか、手への負担を軽減させるために奥側をラバー加工するなど、実際にここを持って移動させることを前提に設計されている。BTOでは後部に付けるキャスターも用意されている。ちなみに、存在感のあるアルミパーツはダイヤル式の電源スイッチで、時計回りに回して電源を入れる。高級車を運転するような感覚が味わえる

 さらにBTOでは、底面後部にボールベアリング採用のキャスターを装着することが可能。ハンドルとこれを利用すれば、最小限の負担で、スムーズに室内を移動させることができる。データ量が大きい大規模なプロジェクトでは、上司や取引先へのプレゼンテーション、進捗報告を行うため、こうした大きなタワー型PCを会議室へ持ち込むということはさほど珍しくない。そういう環境にあるクリエイターには実にありがたい仕様だろう。

 高性能を持続させるため、エアフローも計算されている。細かい通気孔を開けたフロントパネルがある吸気ファンからの吸気に加え、サイドパネルにも大きな通気孔を開けて吸気を強化。グラフィックスカードの冷却効率を高めている。フロントパネル内部には水洗い可能防じんフィルターがついており、ホコリやゴミの侵入を防ぐ。ツールレスで簡単に外して水洗いできるなど、メンテナンス性にも配慮されている。

前面端子は、USB 3.0×2、ヘッドフォン、マイクという内容。机の上に設置した場合などにアクセスしやすいよう前面端子は傾きを付けて設置されている。フロントパネルはマグネット式で、ツールレスで内部にアクセス可能。着脱可能な防じんフィルターを装備する

 拡張性も高く、前面には2基の5インチベイと3.5インチオープンベイがあり、BTOで3.5インチHDDが簡単に着脱できるリムーバブルケースや光学ドライブ、カードリーダーなどを搭載できる。カードリーダーはUHS-II対応のSDXCメモリーカードやCFに対応する高速タイプも選択できる。

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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2017年10月10日

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