さて、ベンチマークテストの結果を見ていこう、評価機の構成は、CPUがCore i9-7900X、メモリが32GB(PC4-19200×4枚)、メインストレージが480GB SSD(Serial ATA 6Gb/s)、グラフィックス機能がGeForce GTX1080Ti(11GB)、OSがWindows 10 Pro 64 bitという内容だ。
評価機のスペック | |
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CPU | Core i9-7900X(10コア20スレッド) |
CPUクーラー | 水冷クーラー |
メモリ | 32GB(PC4-19200 8GB×4/クアッドチャンネル) |
ストレージ | 480GB SSD(Serial ATA 6Gb/s) |
ストレージ2 | 3TB HDD(Serial ATA 6Gb/s) |
グラフィックス機能 | GeForce GTX 1080 Ti(11GB) |
通信機能 | 1000BASE-T対応有線LAN |
電源 | 850W 80PLUS Platinum |
ケース | DAIVオリジナル |
OS | Microsoft Windows 10 Home 64bit (1703) |
10コア20スレッドのパワーは、CINEBENCH R15のCPUスコア「2201」に現れている。Core i7-7700K搭載機のスコアは960〜990程度であるので、いかに突出した性能を持っているか分かるだろう。
PCMark 10で6000超、3DMark/FireStrikeでは20000超、VR Mark/Blue RoomでもFutureMarkが定める「Premium High-End PC」を大きく超えるスコアをマーク。通常のハイエンドPCを凌駕(りょうが)する存在であることが実証された。
クリエイティブツールを使った具体的な作業の例も見てみよう。Adobe Premiere Pro CC 2017を使い、ビデオクリップ7本をエフェクトで連結したプロジェクトを4Kムービー(H.264/MP4)として書き出す時間を計測した。結果は、Core i7-7700K搭載PCよりも142秒、半分近い時間(約52%)で終了した。
Adobe Photoshop CC 2017では、超高画素デジタルカメラで撮影した写真データ(7360×4912ピクセル/RAW)にフィルターを3つ適用して色調補正をかけ、角度調整の回転と切り抜きを行ない、1920×1280ピクセルのJPEGファイルとして出力する作業を10枚連続で行った際に要した時間を計測した。ビデオ編集よりは負荷の軽い作業だが、こちらもCore i7-7700K搭載PCの8割程度の時間で処理を終えた。
冷却性能についても触れておこう。室温27度の環境で、上記のPremiere Pro CC 2017の作業をキューにいれて3本連続で実行した際の温度をHwinfo 64でモニターした。結果を見ると、最高温度は73度とまだまだ余裕がある。これならば、システムに高い負荷をかける作業を長時間連続して行っても10コアのパワーを常に発揮できるはずだ。
DAIV-DGX750は、超高速なメニーコアCPUとハイエンドのグラフィックスカードを搭載するだけでなく、そのパフォーマンスを常時フルに発揮させることができる冷却性能も合わせもち、クリエイティブワークを快適にこなすことができる。
そして、移動の利便性や耐久性、拡張性、高速周辺機器の接続性など、一般的なPCでは満たせない制作の現場特有の事情にも対応できる仕様を備えており、クリエイターの創造力を強力に支援してくれる。
まさにクリエイターのためのPCというにふさわしい内容だ。「DAIV-DGX750」シリーズをプロの現場に導入すれば、生産性の向上、よりよい成果物の創出につながることは間違いない。
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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2017年10月10日