PC市場の未来を作る若きリーダーたち AMD×Lenovo日本担当者トップ対談(2/3 ページ)

» 2017年12月11日 10時00分 公開
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極めて高い競争力を備えるRyzen Mobileに大きな期待

―― レノボは現在もAMD CPUの搭載製品をラインアップされています。


留目氏 現在、ideapad 320、ideacentre 720のほかに、Ryzen 7を搭載したLegion Y720T、法人向けのThinkPad A275といった製品があります。2018年度に向けてビジネスプランを作っていて、プレミアムラインや法人向けを含めて、AMD搭載製品により多くの選択肢を用意していこうとしているところです。

デビッド氏 ThinkPad A275への採用はうれしいですね。こちらは、法人向けとして用意したAMD PRO Aシリーズを搭載したモデルです。グローバルでのThinkPadブランド力は絶大なものがあり、ThinkPadへの搭載は私のかねての希望でもありました。それが実現できたのはとてもうれしい。

デビット氏が念願だったと語るAMD搭載ThinkPad「ThinkPad A275」

―― デスクトップ向けのRyzenは、ゲーミングPCを中心にコンシューマーで大きな反響を呼んでいますが、先日、モバイル向けにもRyzen Mobileを発表されましたね。

デビッド氏 Ryzenはクリーンシートデザイン。つまり、完全にゼロの状態から新規に設計した「Zenアーキテクチャー」を採用するまったく新しいプロセッサーです。これにより、競合他社と互角、あるいはそれ以上のものを作ることができました。そしてモバイル向けのRyzen Mobileは、競合他社への優位性においてはRyzen以上です。特にグラフィックスで大きな強みがあり、CPUパフォーマンス、バッテリーライフも含め、あらゆる面で優れたユーザー体験を提供でき、プレミアムラインにおいて、非常に高い競争力を持った製品となっていると思います。

 Ryzen Mobileの発表と同時に、3つの搭載製品を紹介させていただきましたが、その1つが、レノボさんのideapad 720Sです。ここだけの話、世界のいろいろなところでこの3製品を紹介しているのですが、どこに行っても最もユーザーから関心を寄せられるのがこのideapad 720Sです。スリムで美しい、とても印象的なデザイン――このideapad 720Sが、Ryzen Mobileの技術ショウケースになると確信しています。


留目氏 レノボとしてもAMDの製品ラインアップの拡充を検討しているところですので、プレミアムラインで高い競争力のあるRyzen Mobileの登場は非常に歓迎しています。特に今、働き方改革という言葉に代表されるように、時間や場所に縛られないワークスタイルが推進される中で、モバイルでも本当に高いコンピューティングパワーを持つ製品の需要が伸びています。スリムで軽量でありながら、パフォーマンス、特にグラフィックスパフォーマンスに優れるRyzen Mobileという選択肢を提供できるのはうれしく思います。

Introducing AMD Ryzen Processor with Radeon Vega Graphics: The Ultimate Laptop Processor

デビッド氏 いかに優れた製品を開発しても、当社だけではできないこともあります。当社はさまざまなパートナーの協力を得て、コンシューマー、ゲーミングPCの分野で強みがありますが、法人向けのブランド力という点では及ばないところがあります。レノボさんは、グローバルでも日本でも非常に高いブランド力を持っています。高い認知度のあるレノボさんのプレミアム製品、特にグローバルで強いブランド力をもつThinkPadに採用していただければ、当社の技術を売り込むことができ、AMDブランドの認知度が上がり、結果としてユーザーの体験も上がるのではないかと期待しています。

留目氏 ThinkPadは今年で25周年を迎えておりまして、これまで「究極のビジネスツール」として大変ご好評いただいています。コンセプト自体は今後も変わりませんが、働き方改革、ビジュアルコンピューティングが推進される今の時代、需要に合わせた形でこれまで以上に、いつでもどこでも高いコンピューティングパワーに触れられるような製品にしていきたいと思っています。Ryzen Mobileはそういう点で魅力的な選択肢になると考えています。

デビッド氏 そう、選択肢。我々もユーザーに幅広い選択肢を提供することを大事にしています。Windows 7でもWindows 10でも使えるというOSの選択肢(編集部注:競合他社の最新CPUではWindows 7はサポート対象外になる)、高いグラフィックスパフォーマンス、より良い価格でより良いパフォーマンスや機能を提供する「ベストプライス、ベストコンフィギュレーション」ということが強みだと思います。


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