レッツノートLV7は、CPUに第8世代Coreを採用している。この第8世代は、従来のデュアルコア(2コア・4スレッド)からクアッドコアCPU(4コア・8スレッド)になったことで、性能が大幅に向上。特に高負荷な処理、マルチタスク処理で効果が大きい。
性能が向上した分、重要になっているのが放熱設計だ。IntelのCPUはIntel Turbo Boost Technology 2.0(TB 2.0)によって周波数が制御されており、同じCPUを搭載していても、ボディーの放熱設計によって実際に発揮できるパフォーマンスが異なってくる。特にクアッドコアとなった第8世代Coreプロセッサーではその違いが大きい。
レッツノートでは、第8世代向けに放熱システムを新設計。ファンの羽根を上下2段に分けて位置をずらして配置した「薄肉位相反転ブレード」の採用により、動作音を抑えながらの高速回転を可能にした他、フィン形状やエアフローの最適化により冷却効率を高めている。
CPUの処理性能だけでなく、システム全体のレスポンス、日常的な操作の体感的な快適さという部分にもこだわっている。スリープへの移行・復帰やアプリケーションの起動などのレスポンスに重要な役割を占めるストレージにSSDを採用するとともに、画面上部にWindows Hello対応の顔認証カメラを搭載。起動やスリープからの復帰の認証に顔認証を使うことができる。パスワードなどの入力なしに画面に顔を向けるだけでスピーディーにロックを解除できるので、セキュリティを確保しつつ、使いたいと思ったときにすぐに使い始められる。
具体的なパフォーマンスは評価機のベンチマークテスト結果で確認しよう。この評価機は量販モデルベースで、CPUがCore i5-8250U、メモリ8GB、ストレージが128GB SSD(Serial ATA 6Gb/s)という内容だ。Core i5搭載の下位モデルではあるが、ベンチマークテストの結果はこれまでのCore i5搭載モバイルPCのイメージとは全く異なる。
CINEBENCH R15のCPUテストは、CPUに大きな負荷がかかるCGレンダリングテストで、CPUの性能がストレートに反映されるが、そのスコアは638。第7世代Coreプロセッサ搭載のモバイルノートPCでは300〜350が相場だっただけに決定的な差だ。デスクトップ向けも含めて、デュアルコアCPUでは決して出ないスコアが出ている。
PCMark 10は、実際のアプリケーションを使ってPCの操作で想定される一通りの作業をシミュレートする内容だ。Webブラウズやビデオ会議などを行う「Essentials」、オフィス文書を作成する「Productivity」、写真や動画の編集などクリエイティブ作業を行う「Digital Content Creation」といった項目がある。
総合スコアを見ると第5世代のCore i5-5200Uを搭載する一般的なモバイルノートPC(メモリ8GB、250GB SSD)のスコアが2449なのに対して、評価機は3507と3年ほどで性能が43%も向上している。クアッドコアCPUによって、いつでもどこでも、妥協のないパフォーマンスでビジネスを進められることを示している。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2018年7月7日
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