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» 2018年10月11日 10時00分 公開

ビデオ編集もゲーム配信もサクサクこなす超メニーコアのモンスターマシン「Lepton WS3600X399A」 (1/2)

16コア・32スレッドCPUのRyzen Threadripper 2950X搭載クリエイターモデルを徹底レビュー。その圧倒的な性能をビデオ編集やゲーム配信で確かめる。

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 サイコムの「WS3600X399A」は、同社のクリエイター向けワークステーション「Lepton」シリーズに加わった“超メニーコア”モデルだ。AMDのモンスターCPU「Ryzen Threadripper」を採用し、3DCG、CAD、ビデオ編集などプロユースのクリエイティブにも耐えるパフォーマンスとクオリティーを備える。

 スペックはBTOで柔軟なカスタマイズが可能だが、今回はRyzen Threadripper 2950X、メモリ64GB、NVIDIA GeForce GTX 1050 Tiを搭載したクリエイター仕様の評価機を入手した。性能検証を含め、内容をじっくりみていこう。

Lepton WS3600X399Aは、サイコムのクリエイター向けPC。プロユースを強く意識した構成だ
評価機の主なスペック

超ハイエンド級のCPU、Ryzen Threadripperを搭載

 CPUには、Ryzen Threadripperを採用する。このRyzen Threadripperは、32コア・64スレッドを筆頭とする超メニーコアのラインアップを擁するモンスターCPUだ。一般的なコンシューマー向けPCのハイエンドCPUは、8コア・16スレッドであることを考えると、いかに強烈なスペックであるかが分かるだろう。

 CPUのコア・スレッド数は、マルチスレッド処理に直結する。具体的には、レンダリングやフィルター処理、エンコードなどの速さに大きな影響があり、クリエイティブユースに適したCPUといえる。

 Lepton WS3600X399Aでは、16コア・32スレッドのAMD Ryzen Threadripper 2950Xを標準構成に採用。BTOではさらに上位の32コア・64スレッドのRyzen Threadripper 2990WXも選べるが、2950Xでも従来の常識では考えられないほどのコア数。圧倒的なマルチスレッド性能を期待できる。

CPU-Zの画面。AMD Ryzen Threadripper 2950Xを標準構成に採用。一般的なコンシューマー向けPCのハイエンドCPUに比べて2倍に相当する16コア・32スレッドを誇る
レンダリング作業時などにタスクマネージャーを見ると、32スレッドで並列処理している様子が確認できる

プロユースの高負荷に耐える、こだわりの構成パーツ

 レンダリングやエンコードなどの処理では、CPUを中心にシステムに高い負荷がかかり、パーツの発熱で高温になりやすい。超メニーコアのシステムともなればなおさらで、プロユースならばそれが長時間に及ぶことになるため、普通のPCとはかかる負荷が桁違いだ。しっかりした冷却能力は当然のこと、高品質、高耐久設計の部品を選ぶことも重要になる。

 高性能なシステムを冷却するため、CPUクーラーには高い冷却性能を備えたCORSAIRの簡易水冷ユニット「H100i v2」を採用する。マザーボードも高耐久設計のASRock製「X399 Taichi」だ。11フェーズのVRM(Voltage Regulator Module)はコンデンサーやMOSFET(DrMOS)などにも高級品を使っており、高負荷用途でも安心して利用できる。Type-CとType-A両方のUSB 3.1や3基のM.2ソケット、IEEE 802.11ac対応無線LANなど、機能面も充実している。

PCケースはFractal Design「ARC Midi R2」。上部と前面に通気性に優れたメッシュ構造を採用し、冷却性能に優れる。マザーボードは11フェーズの高耐久VRMを搭載するASRock「X399 Taichi」を採用。多機能かつ高耐久で拡張性にも優れる
CPUクーラーにはCORSAIRの「H110i v2」を標準搭載。メニーコアのモンスターCPUもしっかり冷却できる

 PCケースも冷却性能に優れたFractal Design「ARC Midi R2」を採用。上部と前面は通気性に優れたメッシュ構造で、内部には長寿命の流体軸受けファン「Silent Series R2」を3基搭載するなど、システムを効果的に冷却できる。HDDまたはSSDを最大8台まで搭載できるHDDケージを備えるなど、拡張性にも優れている。

 さらに、前面にはサイコム独自のホットスワップ対応3.5インチHDD用リムーバブルラックを標準装備し、ドライブの入れ替えによるマルチブート環境も簡単に構築できる。大規模なプロジェクトになると素材や作品の容量も大きく、HDDごと管理したり納品したりすることもあるが、そういうときに役立つだろう。

ケース前面。USB 3.0の隣にファンコントローラーがあり、ファンの速度を3段階に調整できる。最大にしても足元に置いていたら動作しているのが分かる程度の音だ
ケース背面。マザーボードのX399 Taichiはオンボード機能も充実。Type-CとType-A両方のUSB 3.1含め、背面には多数のインタフェースを搭載する。2基の有線LANにIEEE 802.11a/b/g/n/ac対応の無線LAN、Bluetoothと通信機能も豊富だ
サイコム独自でホットスワップ対応3.5インチHDD用リムーバブルラックを標準装備。大容量データの管理やマルチブート環境の構築などに便利
80 PLUS GOLDの750W電源ユニットを搭載する
※記事初出時、電源ユニットの記述に誤りがありました。おわびして訂正いたします(2018年10月12日19時46分訂正)

プロユースのNVIDIA Quadroも選べるグラフィックス

 グラフィックスはBTOで柔軟に選べる。クリエイティブをターゲットとして強く意識しているため、NVIDIA QuadroシリーズのGPUも選択できるのが特徴だ。

 Quadroは、プロのCAD・グラフィックスツールで多用されているグラフィックスAPI(Open GL)に最適化された描画パフォーマンスに加え、GPUレベルで多数のISV認証(ソフトウェアベンダーによる互換性、描画の再現性の認証)を獲得しており、プロの現場で高い生産性を発揮する。

 もちろん、GeForceやRadeonといったコンシューマー向けのGPUも幅広く選択が可能。BTOメニューにはNVIDIA最新のGeForce RTXシリーズのGPUを搭載したカードも並ぶ。また、GPUの種類だけでなく、ASUSTeKやMSI、ZOTACなどブランドを指定できる点もサイコムならではの特徴だ。

 評価機ではASUSTeKのGeForce GTX 1050 Ti搭載カード(ROG-STRIX-GTX1050TI-04G)を搭載していた。Adobe Premiere ProやPhotoshop CCでのGPUアクセラレーションが使える他、ゲームも楽しめるグラフィックスカードだ。

GPU-Zの画面。評価機はNVIDIA GeForce GTX 1050 Ti(4GB)を搭載している。BTOではQuadroシリーズのGPUも選択できる

メモリとストレージは柔軟な選択が可能

 メモリは最大で64GBまで選べる。クリエイティブの作業効率はメモリ容量が大きく影響してくるだけに、大容量を搭載できるのはありがたい。

 ストレージは、M.2 SSD(PCI-E 3.0x4/NVMe対応)、2.5インチSSD(Serial ATA 6Gb/s)、3.5インチHDD(Serial ATA 6Gb/s)を組み合わせて最大3台まで搭載できる。さらに、5インチベイもあるので、光学ドライブも搭載可能だ。

 SSD、HDDともにブランド、モデル名を指定しでき、M.2 SSDは、IntelやSamsung、Plextorなどメジャーブランドの高性能モデルがそろっている。ヒートシンク付きモデルを指定することも可能だ。また、サイコムでは別途オリジナルのM.2ヒートシンクも用意しており、BTOで選択できる。NVMe対応の高速なSSDは高温になりやすい傾向があるが、このように放熱を効率化できるヒートシンクがあれば、安心して利用できる。

評価機はADATAのM.2 SSD「XPG SX8200 PCI-E SSD」の960GBモデルを搭載。ヒートシンクを標準で装備しており、放熱の不安はない
CrystalDiskMark 6.0.1のスコア。シーケンシャルリード3200MB/s、シーケンシャルライト1700MB/sという公称スペックに近いスコアが出ている
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提供:株式会社サイコム
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2018年10月27日

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