ビデオ編集もゲーム配信もサクサクこなす超メニーコアのモンスターマシン「Lepton WS3600X399A」(2/2 ページ)

» 2018年10月11日 10時00分 公開
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メニーコアの圧倒的パワーを試す

 16コア・32スレッドのパワーはどれほどのものか、ベンチマークテストやビデオ編集で試してみた。評価機の構成は、CPUがRyzen Threadripper 2950X、メモリが64GB(DDR4-2666)、グラフィックス機能がGeForce GTX 1050 Ti(4GB)、ストレージが960GB NVMe SSD+1TB HDD、Windows 10 Home 64bitという内容だ。

 まずは定番のCINEBENCH R15。3DCG制作ツールであるCINEMA 4Dをベースにしたベンチマークテストで、CPUの基本性能がストレートに出る。CPUのコア・スレッドを全部使ってレンダリングする「CPU」のスコアはなんと3100超え。これはコンシューマー向けのハイパフォーマンスな6コアCPUであるCore i7-8700K搭載機の約2.2倍。圧倒的な結果だ。

CINEBENCH R15のスコア比較

 もう1つ、3DCGのモデリングツールである「Blender」の公式ベンチマークテスト「Blender-Benchmark」も実行した。こちらはCINEBENCH R15よりもかなり高負荷でレンダリング時間も長くなるが、こちらもCore i7-8700K搭載機は22分以上もかかっていた処理を10分程度で終えている。16コア・32スレッドのパワーを持続的に発揮できるという証明でもある。

Blender Benchmarkのスコア比較
Blenderは、プロの制作現場でも多く使われている3DCGモデリングツールだ。ベンチマークテスト機能では車や教室の高精細なCGをレンダリングする時間を計測する

ビデオ編集でも爆速を体感

 Adobe Premiere Pro CCを使い、実作業を想定したテストもしてみた。7本の4KビデオクリップをトランジションエフェクトでつないでBGMとテロップを入れたシンプルな動画コンテンツを作成してみたが、プロジェクトの起動や素材の読み込みもサクサク。エフェクトの効果を確認するためのプレビューレンダリングも爆速で快適に作業することができた。

 プレビューレンダリングの速度はCore i7-8700K搭載機とあまり変わらなかったが、編集した4Kビデオ全体のH.264での出力、H.265での出力はいずれもCore i7-8700K搭載機の6割程度の時間で終了した。配布先、配信先などによってサイズやコーデックの最適化を模索したり、複数のバージョンで書き出すこともあるので、この速さはうれしい。

約3分の4K動画をMP4(H.264)で書き出した場合の所要時間
約3分の4K動画をMP4(H.265)で書き出した場合の時間

ゲーム配信で余裕を実感

 ゲーム配信も試してみた。FINAL FANTASY XIV:紅蓮のリベレーターベンチマークでは、1920×1080ピクセルのフルスクリーンで最高品質設定のスコアを計測。さらに1920×1080ピクセルのウィンドウ表示での実行画面にマイク入力音声を加え、OBS StudioでTwitchに配信(同時に録画)もしてみた。

 動画クオリティーはあえて強烈に高画質(Slow)な設定にしているが、それでもCPU使用率は10〜15%程度。ほぼ安定して30fps、2500bpsでの配信ができ、録画映像も問題なかった。

OBS Studioでのゲーム配信も試してみた。2500bpsでH.264(ソフトウェア)エンコーダーの設定を上位から2番目の「Slow」に設定したが、ビットレート2500bps、30fpsでほぼ安定した配信ができていた。
FINAL FANTASY XIV:紅蓮のリベレーターベンチマークの結果。超高画質での配信と録画を同時に行ったときでも10%ほどの落ち込みですんだ

モンスター級の性能を手に入れるチャンス

 超メニーコアのRyzen Threadripperを中心に構成したLepton WS3600X399Aのパワーは圧倒的。これまでのPCでは体験したことのない領域に達している。これだけのパワーを持ちながら、動作音もかなり抑えられている。アイドル時でも動作音は認識できるが、高負荷時もそれほどうるさくは感じない。足元に置いてしまえばほとんど分からなくなるレベルに収まっている。

 冷却性能や耐久性の高いパーツで構成されている点も安心感が高い。拡張性も優れており、SSDやHDDなどを追加するスペースもたっぷり残されている。クリエイティブな用途に長く安心して使えるPCといえる。

 気になる価格は、標準構成で32万2540円(税込)から。これでも普通のPCの感覚からすれば高価ではあろうが、16コア・32スレッドのメニーコアCPUを搭載したハイエンドシステムがこれくらいの価格で入手できるということは、これまでは全く考えられないことだった。IntelとAMDの実力がきっ抗し、競争を繰り広げている今のタイミングだからこそ可能になったことだろう。

 評価機と同等の構成を見積もると40万円を超えるが、64GBメモリに960GBのNVMe SSDというぜいたくな構成のため仕方がないところだ。サイコムのBTOで少しカスタマイズしてみると、メモリ容量を32GBに、ストレージを512GBのNVMe SSDと1TBのSATA SSDの組み合わせとすると36万円台に収まる。

 サイコムのWebサイトではこのように構成パーツをカスタマイズしてリアルタイムに価格を確認することが可能で、他にもいろいろな組み合わせを試すことができる。これまでの常識を越える高性能PCに興味があるならば、サイコムのWebサイトを一度訪れてみることをお勧めしたい。

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提供:株式会社サイコム
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2018年10月27日

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