東京ゲームショウ2018を支えたマウスコンピューターの「G-Tune」(1/2 ページ)

ゲームの祭典「東京ゲームショウ(TGS)2018」。新作タイトルを体験できる各メーカーのブースでは、数多くの「G-Tune」PCを見掛けた。協賛の狙いをG-Tune担当の安田氏に聞いた。

» 2018年10月19日 10時00分 公開
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 毎年恒例のゲームの祭典として知られる「東京ゲームショウ(TGS)2018」が、9月20〜23日の4日間、千葉・幕張メッセで開催された。2018年も多くのゲームファンが来場し、来場者数は過去最高の約30万人(主催者発表)にも上ったという。

 このTGS 2018を縁の下で支えていたのが、マウスコンピューターのゲーミングマシン「G-Tune」。PCゲームソフトや周辺機器のデモなどをするにはハードウェア、つまりPC本体が必要、ということで、さまざまなブースでG-Tuneが使われていた。これは、同社が協賛という形で、各出展者へ提供しているものだという。G-Tuneブランドを統括する安田祐三郎氏とともにそれらのブースを見て回りながら、協賛の狙いや今後のG-Tuneの展開などを聞いた。

東京ゲームショウ2018は、9月20〜23日の4日間、千葉・幕張メッセで開催され、過去最高の約30万人(主催者発表)のゲームファンが詰めかけた

G-Tuneなら「4K環境でも快適にゲームが楽しめる」――アイ・オー・データ機器

 老舗の周辺機器ブランドとして知られるアイ・オー・データ機器は、65型の超大画面モデルをはじめゲーミング向けの液晶ディスプレイを中心に展示を行っていた。

 4K・HDRの高解像度でゲームをプレイするには、高い描画性能を持つハイスペックなPCが必要。そこでNVIDIA GeForce GTX 1080 Tiを搭載したミドルタワー型モデル「NEXTGEAR i680」シリーズなどが活躍していた。「G-Tuneなら、4Kで快適にプレイできるハイスペックなPCがある」(安田氏)ことをアピールするのが狙いだ。

超大画面液晶ディスプレイでの試遊はブースでも大人気
ゲームの体験デモを行っていたのは「G-Tune NEXTGEAR」シリーズ。4K環境でも快適に動作するハイパフォーマンスが特徴の製品だ

FF14でもG-Tuneが活躍――スクウェア・エニックス

 国内最大級のゲームソフト開発会社として知られるスクウェア・エニックスのブースでは、「キングダム ハーツIII」や「ファイナルファンタジーXIV」などが試遊可能で、さすがの大盛況だった。

 G-Tuneは「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」の推奨PCとしても多くのラインアップをそろえ、過去にはファイナルファンタジーXIVをモチーフにした実写ドラマ「光のお父さん」でもPCを提供するなど、継続的な協力関係にあるという。

 今回も試遊用にG-TuneのノートPCをズラリと20台提供。「FINAL FANTASY XIVは日本を代表するMMORPGタイトルですし、積極的に協賛させていただいています」(安田氏)ということだ。

スクウェア・エニックスのブースの試遊コーナーは大盛況。通路まで人で溢れかえっていた
スクウェア・エニックスとはFINAL FANTASY XIV推奨PCの取り組みなどで長年協力関係にあり、G-TuneシリーズのノートPCを20台提供している

最新の「信長の野望」は「LITTLEGEAR」でデモ

 老舗のゲームデベロッパーであるコーエーテクモゲームズのブースでは、11月29日発売予定の「信長の野望・大志 with パワーアップキット」デモコーナーに、コンパクトデスクトップPCの「LITTLEGEAR」を設置。このデモは製品版とは異なる会場限定バージョンで、AIの思考が分かるようになっている。

 同社とG-Tuneは「信長の野望」や「大航海時代オンライン」などの推奨PCでの協力関係にあるが、安田氏は「老舗の国内ゲームデベロッパーを支援したいという思いもありますし、格闘ゲーム『DEAD OR ALIVE 6』のeスポーツ展開にも期待を寄せています」と話す。

コーエーテクモゲームズのブースの会場限定デモコーナーではG-Tuneの「LITTLEGEAR」が活躍していた

インディーゲームへの支援も

 マウスコンピューターは、インディーゲーム(既存の商流に乗っていないゲーム、同人ゲーム)への支援にも取り組んでいる。「ゲーム業界全体の盛り上がりを支援したいという思い」(安田氏)からこうしたイベントでの機材提供を中心に支援を行っているという。

TGS 2018のインディーゲームコーナー。多数の小規模デベロッパーが展示を行っている
インディーゲームコーナーでも、あちこちのブースでG-Tuneの姿を見ることができた

TGS協賛の狙いは? マウスコンピューターの安田氏に聞く

―― 最近はゲーミングPCの注目度が上がってきています。

マウスコンピューターのゲーミングブランド「G-Tune」を統括する安田祐三郎氏(コンシューマ営業統括部コンシューママーケティング室)

安田氏 eスポーツやゲームの実況配信が盛り上がっていますね。PCでゲームをする、実況配信にPCを使うということが多くなってきているのが大きいと思います。私たちのG-Tuneもeスポーツのプレイヤーさんやストリーマーさんへの支援を通して、こうした盛り上がりを促進していきたいと考えています。

―― 今回のTGS 2018でもG-Tuneのマシンがたくさん並んでいました。

安田氏 G-Tuneはゲームの推奨PCの販売というところでつながりがありますので、そういうところからお話をいただいています。

―― インディーゲームにも機材を提供していたのが意外でした。

安田氏 インディーゲームについては「BitSummit」というイベントがあり、そこでの機材協力が縁で今回も協力させていただいています。機材提供によって、気軽にイベントができるようお手伝いし、ゲーム業界全体を活性化させたい、業界全体を大きくしたいという思いからやっています。

―― インディーに注目したきっかけは?

安田氏 G-Tuneが支援している「GODSGARDEN」というプロゲームチームがインディーゲームをよく取り上げて配信していることですね。今後盛り上がってくるのではないかと注目しています。

―― 年間でどのくらいの機材協力をされているのでしょうか。

安田氏 年間70イベントくらいですね。台数でいうと、イベント専用にLITTLEGEARを60台、iiyamaブランドのディスプレイも60台用意しています。急なご依頼や、こうしたスペックが欲しいという要望にも応えられるような体制にしています。

―― かなりコストもかかっていると思いますが、こうした協賛の狙いは?

安田氏 イベントを通じてブランドの露出効果はもちろん期待していますが、ゲーム業界全体を盛り上げていきたいということが一番ですね。

―― このTGS 2018では、プロスタキッズ(プログラミング教室)への機材協力もされているようですが、こちらはどういう狙いでしょうか。

安田氏 PCの用途の広がりを強めたかったという思いがあります。プログラミングでゲームを使うというやり方はこれまでほとんどなかったと思うのですが、このような「体験」を通じて子どものころからPCに触れ合う環境を作っていただくことによって、PC業界の活性化につながるのではないかという期待があります。

「ゲーム業界、PC業界の活性化に貢献したい」

―― マウスコンピューターはJESU(一般社団法人日本eスポーツ連合)にも加入されています。eスポーツへの取り組みについて教えてください。

安田氏 eスポーツはこれからも力を入れていきます。これまでもプロゲーマーの方への協賛は行っていますが、先日もeスポーツイベント「RAGE」で機材提供をさせていただきました。こうした国内の大会もどんどん盛り上がっていくと思っていますので、積極的に協賛していきたいです。

―― eスポーツで注目のジャンルはありますか?

安田氏 「eスポーツ映え」する盛り上がるジャンルとして格闘ゲームに注目しています。こちらはメインに据えたいと考えています。また、世界的にみると「Rainbow Six Siege」などのFPS(ファーストパーソンシューター)も人気があります。他にはアジア圏やヨーロッパで盛り上がっているMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)系ですね、「League of Legends」が代表的タイトルになりますが、このあたりを柱に考えています。

―― 今後の展開を教えてください。

安田氏 ゲーム業界が活性化して、それに付随してのPC業界が活性化するという相乗効果を期待しています。そのために、これからもプロゲーマーの支援、eスポーツの協賛、イベントへの機材協力は続けていきます。これからもイベントやソフトウェアメーカーさんから機材協力などの依頼があれば、それに応えていきたいですし、協力関係を作りながら業界を盛り上げていけたらいいなと思っています。

会場のあちこちで見かけたマウスコンピューターのG-Tune。ゲームショウ2018の成功を縁の下で支えた
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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2018年11月6日