デジタル放送にはコピー制御の機能があり、デジタルビデオレコーダーなどから録画ファイルをそのままコピーすることはできない。だが、TS-351に「sMedio DTCP MOVE」(税込み1080円)を導入すると、デジタルビデオレコーダーからコピーすることが可能になる。
日常的にデジタルビデオレコーダーを利用していると、その空き容量は日々減っていく。保存しておきたい番組はTS-351に移すようにしておけば、録画を失敗したり、保存しておきたい録画番組を誤って家人に消去されたりする心配もない。
録画番組をコピーするときには右上の「コンテンツのムーブ」をクリックする。なお、現在の地デジ放送ではダビング10が採用されており、コピー9回+ムーブ1回が可能になっている。sMedio DTCP MOVEではコピーの回数制限以内ではコピーを行い、それを超えるとムーブ(コピー元のコンテンツが削除される)となる。
コピーした録画コンテンツはsMedio TV Suiteで閲覧できる。
今回はホームサーバとしての活用方法を紹介してきたが、TS-351のベースとなるのはNASキット、つまり、ニーズに合ったHDDやSSDを組み込んでファイル共有を行う製品だ。そのため、スマートフォンやPCに比べてかなり大容量の構成をとることができる。
TS-351は3ベイモデルであるため、現在のバリューゾーンである4TB HDDでRAID5を組んでも利用可能容量は8TBに達する。これは現行最大クラスであるiPhone Xの256Gモデルと比べても32倍の容量だ。しかも、望むならさらに容量を増やすこともできる。
これだけの容量があれば、取りあえず全部TS-351に突っ込んでおくという運用でも十分だ。TV、PC、スマートフォン、その他のメディアなど、クライアントを選ばないからこそ、集約することで「全てがここにある」「ここにある全てがどこからでも視聴できる」という一元管理が可能になる。
また、QNAPの3ベイモデルには今回紹介したハイエンドモデルTS-351の他、HDMIを持たないエントリーモデルの「TS-332X」やミドルレンジモデルの「TS-328」もある。TS-328とTS-332Xではメディアプレーヤーとしての利用はできないが、その分、コストを低く抑えることができる。使い方に応じたモデルを選択し、快適なデジタル生活に役立ててほしい。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2018年11月26日