人気イラストレーターのrefeia氏が「Endeavor MR4800E イラスト・マンガ制作Select」をレビュー(2/2 ページ)

» 2019年01月07日 10時00分 公開
[refeiaPR/ITmedia]
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第8世代Coreで重い作業も快適

 ところで、試用機のCPUにCore i5-8400を選んだのは、第8世代Coreは先代に比べて大幅にパワーアップしており、自分が使用しているCore i7-7700Kと同等の計算パワーがあると考えたからです。

 CLIP STUDIO PAINTなどで重いブラシを使うのに1mmでもいいから助かりたい、という場合は、最大クロックを重視した選択をすると良いです。ただし、重くてしんどいどきには性能が2倍や3倍も足りていない場合も多く、制作スタイルを見直さないと結局助からない可能性があることは覚えておきましょう。

 さて、髪の毛を塗って、背景の様子を見ているところです。背景は夜空に雲、液晶タブレットに腰かけている様子かな、と考えています。

腰かけている液晶タブレットは恐らく完成するとよく見えなくなりそう

 雲用に使っているブラシも数百ピクセルの巨大サイズを多用するので、ここもPCが遅いと気になるところです。ここでも普段と比べて遅いと感じることはありませんでした。

雲用ブラシ、直径400pxです

 パーツそれぞれに調整レイヤーをかぶせて、色味を足したり明るさを調整していきます。この処理をしたあとのデータは猛烈にブラシなどの計算が重くなりますが、自分の制作PCと同じレベルで生きのびることができています。Core i5の中でも上位でないCPUでここまでいけるというのは本当にうらやましいです。

調整レイヤー無双。もっと巨大な絵で、遅くて無理なときはレイヤーを統合したものを作ってやり過ごすこともできます

 あとは光の効果を足して、

下からキラキラ

 さらに足して、完成です。このあたりの最終工程は、直接は見えない巨大な効果レイヤーや調整レイヤーなどを増やしていくのでCPUパワーやメモリをがぶがぶ飲みますが、ここも全く問題なくこなせました

キラキラにキラキラを足して足して足して完成

 ところで、本機のアフターサポートについても少しお話しておきたいです。詳しくは公式サイトでチェックしてほしいのですが、ざっくり書くと

  • 引き取り修理の場合は到着後1日の高速修理
  • 訪問修理も選べる最大6年もの長期間保守

という保守プランが、リーズナブルに提供されています。

 業務・趣味を問わず、個人のイラスト用途だと、機材の予備を買っておくか、すぐに追加で買える予算を持っておかない限りは、故障から1〜2週間のダウンタイムを覚悟せねばならない場合が多いです。PCだけとはいえ、これは本当に頼もしいです。

 そりゃあ自分だってPC自作マンの端くれなので、自作の仕事PCが壊れたらアキバに走って1日で直すぞという気持ちはあります。ありますが……知識も必要だし、実際とても疲れる上に、費用も掛かります。つまりプロのサポートには勝てないです。

まとめ

 というわけで、ここまで見てきましたが、全体として非常に満足のいくPCでした。

 本機の紹介をお受けした理由は主に、パーツ選定の仕方が自分の考えにぴったり合っていること(あとは妹夫婦がエプソン勤務で、話のネタにしたかったから)でした。それを満たした上で、動作検証などの安心して導入できる環境作りと、強力なアフターサポート、この3方面がしっかりと固まっています。仕事や、趣味でもがっつり使いたい目的において、本当に頼りになると思います。

 自分はたぶん、デスクトップPCについては、今後も自作を続けると思います。ですが、それはそれ自体が趣味だからです。

 特にPCいじりが好きというわけではなく、でも本格的なPCでイラスト制作に取り組みたいみなさんや、既に仕事などを通じてより安心して制作に没頭できる環境を欲している方は、この機種を一度じっくり検討してみると良いのではないでしょうか。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2019年1月20日