ベンチマークテストで性能を確認してみよう。評価機の構成は、Ryzen 5 2400G、メモリ16GB、データストレージがWD Black SN750 NVMe(500GB)、Crucial BX500(500GB)、OSがWindows 10 Home 64bitという内容だ。
CINEBENCH R15のCPUスコアは797。これはRyzen 5 2400Gを搭載したデスクトップPCとして標準的なスコアであり、CPUの性能をフルに引き出していることが分かる。
CrystalDiskMark 6.0.2を利用したストレージのテスト結果も良好だ。M.2 SSDとしてトップクラスの性能を持つWD Black SN750 NVMeの優れた性能も、確実に引き出すことができている。小型ボディーでも性能面でマイナスはない。
PCMark 10 Extendedは、実際のアプリを使ってシステムの総合性能を見るテストだ。日常操作の快適度を計測する「Essentials」、オフィスアプリを活用する「Productivity」、クリエイティブツールでコンテンツ制作を行う「Digital Content Creation」、3D描画性能を見る「Gaming」(3DMark Fire Strike相当の内容)と4項目でスコアを出す。
半年前に購入したばかりの第8世代Core i5搭載のノートPC(Core i5-8250U、メモリ4GB、SSD128GB)と比較したが、完勝といえる結果だ。「Gaming」(3DMark Fire Strike相当のテスト)で大きな差がついているように、3D描画性能の優秀さも分かる。
温度についても見てみよう。PCMark 10の実行中の温度は、高負荷な3DCGレンダリングを行うDigital Content Creationの終盤でも75℃以下で済んでいる。写真編集や動画エンコードで60℃前後、その他はだいたい50℃前後かそれ以下と冷却性能は十分足りていることが分かる。
SSDヒートシンクの効果も試してみた。CrystalDiskMark 6.0.2で最もテストサイズが大きい32GiBのシーケンシャルリード、シーケンシャルライトを9回連続で行ったときの最高温度はヒートシンクなしのときよりも12℃低く、放熱効率が改善されていることが確認できた。
動作音も静音の部類に入る。机の上で体の近く(顔までの距離が50〜60cm程度)に設置しても、アイドル時の動作音は、動作していることが分かる程度。高負荷時もやや大きくなる程度で、ほとんど変わらない。
前面最上部正面10cmの距離からの測定(室温19℃、暗騒音31.1dB) | |
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アイドル時 | 36.2dB |
低負荷時 | 36.2dB |
高負荷時(3DMark/Fire Strike) | 37.0dB |
高負荷時(CINEBENCH) | 37.2dB |
ベンチマークテストの結果から、コンパクトなボディーでもRyzenや高性能SSDの性能をきっちり引き出していることが確認できた。放熱性能、静音性など、運用レベルの使い勝手も抜かりなく、メンテナンスに配慮したフィルターやSSDヒートシンクなどサイコム独自のオリジナル要素も魅力で、完成度の高い省スペースPCに仕上がっている。
標準構成は、Ryzen 3 2200G、メモリ4GB、SSD240GB、Windows 10 home 64bitという内容で、6万9550円だ(以下、税込)。BTOメニューでメモリを16GBに、SSD容量を480GBにアップした構成でも総額90570円と10万円を切る。さらにCPUとSSDを強化した評価機と同等の構成でも11万9080円に収まる。
超小型の付加価値を考えれば、買い得感はかなり高い。
このように、サイコムのWebページではBTOメニューでたくさんの選択肢の中からリアルタイムにパーツ構成を選んで見積もりが確認でき、そのまま注文ができる。興味があるならば、まずはサイコムのWebページで見積もりを試してみてはいかがだろうか。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2019年3月21日