ベンチマークテストで性能を確認しよう。評価機のスペックは、CPUがCore i9-9980XE、メモリが128GB(PC4-21300、クアッドチャンネル)、ストレージがOptane SSD 905P、グラフィックス機能が、GeForce RTX 2080 Tiという構成である。
CINEBENCH R15は、CPUの性能がストレートに反映されるCGレンダリングのテスト。CPUスコアは3225とまさに圧巻だ。メインストリーム最高峰のCore i9-9900Kを圧倒的に引き離し、18コア・36スレッドのパワーを十分に発揮している。Premiere Pro CCのプロジェクト書き出し(主にエンコード)でもやはりCore i9-9900Kを圧倒する結果になった。やはりメニーコアは、レンダリング、エンコード処理に効果的なことが分かる。
Optane SSD 905Pの性能は、CrystalDiskMark 6.0.2で計測した。最下段の4Kリード(QD1)性能に注目したい。NVMe SSDのスコアと比べても圧倒的で、これがOptane SSD、3D XPointメモリの真骨頂である。一般のクライアントPCでの作業は、その多くがQD1であるといわれているため、OSドライブにすれば、日常操作含めて全てのレスポンスが向上する。耐久性も高いので、仮想記憶ドライブにも向いている。
PCの総合性能を見るPCMark 10 Extendedも実行した。スコアはご覧の通りで 「(ベンチマーク結果が投稿されている)全PCの98%よりも上」というまさにトップクラスの結果となった。
PCMark 10 Extended実行時の温度計測の結果も確認しよう。このテストは終盤に一般のPCにとっては過酷な処理も含まれており、通常のハイエンドPCだとCPU温度が一時的に90℃を超えるようなこともあるのだが、Endeavor Pro9000では、CPUは66℃、GPUも75℃が最高。最高の処理性能と、高い冷却性能を両立していることを実証している。
しかも、動作音が実にマイルド。机の上で顔から60〜70cmくらいの距離に設置しても、アイドル時は動作していることが分かるレベルで、一般的なエアコン等と大差ない。高負荷をかけても少し大きくなる程度。前述したこだわりの熱設計を裏付ける結果だ。
専門ツールのグラフィックス性能の目安として、SPECviewPerf 13の結果を見てみよう。これは実際の3DCG/CADアプリケーションのビューボードを描画してパフォーマンスを計測する内容だ。
比較対象が一世代のゲーミングノートPC(Core i7-7700HQ、メモリ16GB、GeForce GTX 1050 2GB、512GB PCIe SSD)のため、全ての項目で圧倒的にEndeavor Pro9000が良い。メジャーな3Dモデリングツールの「Maya 2017(maya-05)」のテストでは、前世代ゲーミングノートPCの11.5倍ものスコアを出している。
ベンチマークテストの結果から、Endeavor Pro9000は、ウルトラハイエンドのハイスペック構成を搭載するだけでなく、そのポテンシャルをフルに引き出していることが分かる。高負荷時の温度や動作音も低く、最高の処理性能と、高い冷却性能、そして静音性をも両立していることを実証した。これは同社がアピールする熱設計に対するこだわりを裏付ける結果だ。
熱設計の優秀さは、高負荷運用における安定性、長期信頼性を考える上でも非常に心強い。大規模コンテンツ制作やCAD、CAMツールなどを使った設計や解析など、これまでXeonを搭載する高価なワークステーションで行われていた高負荷業務を代替して担わせるに十分な処理性能を持っているといえる。
エプソンダイレクトの製品は、標準でサポートセンターへ到着してから中1日で修理を行う「1日修理」体制を整えている他、オプションではサービスマンが訪問して修理を行う訪問修理サービスも用意する。定額料金でサポート期間を延長し、期間内なら追加料金なしで何度でもサポートが受けられる「定額保守」メニューも、業界最長水準の6年だ。このような手厚いサポート、長期保証ができるのも、耐久性、品質に対する自信があるから(修理等のサポートが必要となる件数が少ない)こそだろう。
コンテンツ制作用PCとして、CADやCAMツールなどを使う設計や解析用ワークステーションの代替として、そしてリアルタイムに映像処理などを行うIoT活用に、Endeavor Pro9000は、高い処理性能を現場にとって魅力的な存在といえるだろう。
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提供:エプソンダイレクト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2019年5月5日