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» 2019年05月23日 10時00分 公開

最新のWindows Server IoT 2019搭載「LAN DISK Z」がエンタープライズクラスのNASを変える (1/3)

Microsoftは2019年2月26日、サーバクラスのデバイス向け組み込みOSの最新バージョン「Windows Server IoT 2019」を発表した。Windows Server IoT 2019とはどんなサーバOSなのか、この新OSにいち早く対応したアイ・オー・データ機器の「LAN DISK Z(HDL-Z)」シリーズから見ていこう。

[山市良,PR/ITmedia]
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Windows Storage Serverの後継がWindows 10 IoTブランドで登場

 Windows Server 2019ファミリーに新たに加わった「Windows Server IoT 2019」は、Windows Server 2019のフルバージョン(デスクトップエクスペリエンス付き)であり、Windows Server 2019が持つ管理性とセキュリティをサーバクラスのIoTデバイスやソリューションに提供する組み込み向けサーバOSである。

 Windows Server IoT 2019は特定の用途に使用が限定され、OEMチャネルを通じてのみライセンスされるという制限があるものの、Windows Server 2019とバイナリレベルで同等である。そのため、WindowsベースのITインフラストラクチャと親和性が極めて高く、汎用サーバOSと共通の開発ツールや管理ツールを使用できるのが特徴だ。製品サポート期間もWindows Server 2019と同じ、メインストリームサポート5年+延長サポート5年の長期サービスチャネル(LTSC)として提供される。

 IoTとは、ご存じのように「Internet of Things(モノのインターネット)」の略だ。Microsoftは既に、フットプリントの小さいスマートデバイス向けの「Windows 10 IoT Core」、Windows 10のフル機能をIoTデバイスに提供する「Windows 10 IoT Enterprise」を提供している。

LANDISK Microsoftが発表したWindows 10 IoTの各エディション

 以前は、Windows Embeded製品として最適化された組み込みOSが用意されていたが、Windows 10 IoTに一本化され、サーバクラスのOSが加わったことで、今後、さまざまな分野へのIoTソリューションの応用が期待される。今回発表されたWindows Server IoT 2019(Windows 10 IoT Serverとも呼ばれる)は、サーバクラスの処理能力や大容量ストレージ、ネットワーク性能を必要とするIoTソリューションの構築を可能にするものである。

 Windows Server 2016以前は、ファイルサーバ用途に限定された組み込みサーバOSとして「Windows Storage Server」がラインアップされていた。Windows Storage Server 2016がこの製品名で提供される最後のバージョンであり、「Windows Server IoT 2019 for Storage」がその後継となる最新バージョンだ。

 Windows Server IoT 2019 for Storageは、ライセンス上、ファイルサーバ用途に使用が限定されたWindows Server 2019であり、最大50ユーザーからのアクセスが許可されるサーバライセンス(サーバごと)として提供されるWorkgroupエディションと、ユーザー数などの制限のないコアライセンス(コア数に応じて)で提供されるStandardエディションがある。どちらのエディションも搭載機器にプリインストールされた形でOSライセンス込みの価格で販売され、追加のWindows Serverクライアントアクセスライセンス(CAL)を必要としない。

LANDISK NASアプライアンス製品向けのWindows Storage Server 2016。ファイルサーバ用途に限定された役割と機能を提供する
LANDISK Windows Server IoT 2019はフルバージョンのWindows Server 2019を、専用用途での使用制限付きでOEMライセンスされるもの。Windows Server IoT 2019 for Storageライセンスは、Windows Storage Serverの後継となる最新バージョンだ

Windows Server 2019と同じ高度なファイルサーバ機能を手軽なNASで実現

 Windows Server IoT 2019 for Storageは、WindowsベースのNAS(ネットワーク接続型ストレージ)アプライアンス製品向けの最新OSである。従来バージョンのWindows Storage Serverを搭載したNASを導入済みであり、最新製品への移行や追加導入を検討しているなら、Windows Server IoT 2019搭載モデルのNASを選択するのがベストだ。

 一般的に、NASは購入して設置し、必要最小限のセットアップ(管理者パスワードの変更や共有フォルダーの設定など)ですぐに利用を開始できるイメージがある。ホームユーザー向けの低価格な製品から、エンタープライズクラスの大容量で信頼性の高いハイエンド製品までさまざまあるが、容量的に同等のスペックであればLinuxベースのものが、OSライセンスの関係でWindowsベースよりも低価格になる。ホームユーザー向けのものは、Linuxベースのものがほとんどだろう。

LANDISK アイ・オー・データ機器のNAS製品ページより。OSの違いや用途に向けて多くのモデルが用意されている

 Linuxベースであれ、Windowsベースであれ、基本的なファイルアクセス機能(利用可能なプロトコル)に大差はないかもしれない。しかしもし、企業のIT環境にNASの導入を検討していてLinuxベースとWindowsベースのどちらにするかを悩んでいるのなら、管理された(管理可能な)ファイルサーバを導入したいのか、それとも単に大容量のストレージを追加したいのかという視点で検討するといいだろう。

 Windows Server IoT 2019 for Storageは、ライセンス形態が違うだけで、Windows Server 2019のフルバージョンそのものである。Active Directoryドメインへの参加や共有リソースへのアクセス制御、グループポリシーによる管理、Windows Serverの標準的な管理ツールによるローカルおよびリモート管理、その他のシステム運用管理ツールによる監視や管理、最新OSに搭載された高度なセキュリティ機能など、Windows Server 2019のファイルサーバを導入するのと何ら変わりがないのだ。

 これはIT環境を完全にコントロールしたいIT部門にとって、LinuxベースのNASでは制限されるか実現できないものである。そして、Windows Server IoT 2019搭載NASは、Windows Server 2019のファイルサーバを新規に導入するのに比べ、Windows Server CALを必要としない分、格段に低コストで導入できる。例えば、Windows Server 2016ベースの環境にWindows Server 2019のファイルサーバを新規に導入すると、現在のWindows Server 2016 CALはWindows Server 2019 CALに買い替える必要があり、ユーザー数やクライアント数が多いとそのコストの負担は当然大きくなる。

Windows Server 2019のファイルサーバで実現できる機能

 前述したように、Windows Server IoT 2019 for Storageはファイルサービスの役割と関連機能(Windows Defenderウイルス対策、Windows Serverバックアップ、BitLockerドライブ暗号化など)の使用が許諾されたOEMライセンスであり、その機能はWindows Server 2019と共通である。つまり、次に示すようなWindows Server 2019が提供する最新のファイルサービスの機能が利用可能だ。OEMベンダはさらに、Windows Server IoT 2019搭載デバイスのセットアップ、監視や管理のためのユーティリティーやサービスを追加して提供できる。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2019年5月29日