待ったなしのWindows 10への移行 今こそIT担当者は「Symantec Ghost Solution Suite」を活用しよう(2/2 ページ)

» 2019年09月09日 10時00分 公開
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【起動メディアの構成などを作成】クローニング作業用PCを使う

 続いて、Boot Disk Creatorを使ってGSSの起動メディアを作成する。

 Boot Disk Creator自体は一般ユーザーでも起動できるが、内部処理で管理者権限が必要な部分があるので、管理者権限で起動するようにしたい。

 Boot Disk Creatorを起動したら、起動メディアのOS(プリブートオペレーティングシステム)として、先ほどダウンロードしたWindows PEをインストール(登録)する。初回起動時はインストール済みOSがないため、そのまま「プリブートオペレーティングシステムファイルのインストール」ウィザードが表示される。次回以降、他のOSが必要ならば「ツール」→「プリブートオペレーティングシステムのインストール」から追加すればよい。

Symantec Ghost Solution Suite Boot Disk Creatorは管理者として実行しよう

 主な工程は5つのステップに分かれる。ステップ1では構成名、プリブートオペレーティングシステム、OEM拡張機能の選択などを行う。今回はWindows 10への移行なのでWinPE(Windows PE)10.0を指定しよう。x86(32bit版)とx64(64bit版)があるが、起動メディアのOSは両方のファイルを使用するため、x86とx64の両方をインストールしておく。

Symantec Ghost Solution Suite 「ファイル」メニューから「新規構成」を選んだら、構成名とプリブートオペレーティングシステム、機能を指定する。今回はGhost Solution Suiteの機能を含めるので、OEM拡張機能に「GSS」(もしくは<全て>)を含めることを忘れないようにしよう

 ステップ2では、デバイスドライバを選択する。デフォルトで「全てのデバイスドライバを自動検出する」にチェックが付いているので、クローニング作業用PCで実行するだけでよい。

 ステップ3はネットワークの設定だ。DHCPもしくは静的IPアドレスを選択する。ステップ4では起動メディアに追加するコンポーネントを選ぶが、特に変更の必要はない。ステップ5で構成を確認して完了をクリックすれば構成が作成される。

Symantec Ghost Solution Suite デバイスドライバの指定画面。Book Disk Creatorが動いているPCと同じ機種であれば「全てのドライバを自動検出する」にチェックを入れておけばよい
Symantec Ghost Solution Suite 特別な事情がない限り、デフォルト設定で進めていけば問題はないだろう。これで起動メディアの構成が完成した

 起動メディアの構成が完成したら、起動メディアを作成しよう。

 作成できるのは光学メディア用のISOファイルやディスク(USBメモリなど)だ。このうち、ISOは指定のパスに作成されるが、ディスクを指定した場合にはPCに接続したリムーバブルメディアに直接書き込まれる。

Symantec Ghost Solution Suite 先ほど作成した構成「GSS」の上で右クリックし、メニューから「ブートディスクの作成...」を選択する
Symantec Ghost Solution Suite ブートメディアには、光学メディア用のISO、USBメモリを指定する。USBフラッシュメモリの場合は直接書き込まれる

 以上で事前準備は完了だ。次からは実際のクローニング作業に移る。

【イメージの抽出】マスターPCを使う

 マスターPCを起動メディアで起動すると、Windows PEが起動してSymantec Ghostの画面が表示される。メニューは非常にシンプルで、Localの次に対象となるストレージとしてDiskを、さらにストレージへイメージを抽出する場合はTo Imageへと進む。イメージファイルを作成時に圧縮することも可能だ。

Symantec Ghost Solution Suite Windows PE起動後のSymantec Ghost画面。ディスクからイメージを抽出する場合は「Local」→「Disk」→「To Image」を選択する
Symantec Ghost Solution Suite ここでイメージ化するディスクを選ぼう
Symantec Ghost Solution Suite イメージファイルは圧縮することもできる。所要時間はPCのスペックやディスク容量によって、数十分から数時間ほどかかる。Norton Ghostユーザーには懐かしいイラストが表示されている

【イメージの書き込み】クローンPCを使う

 イメージを抽出できたら起動メディアからクローンPCを起動して、Symantec Ghostを立ち上げる。イメージの抽出と同様に、Localの次に対象となるストレージとしてDiskを選び、そこからFrom Imageと進んでイメージファイルを選択しよう。

Symantec Ghost Solution Suite クローン先のPCでSymantec Ghostを立ち上げ、「Local」→「Disk」→「From Image」を選択してイメージファイルをディスクに書き出す
Symantec Ghost Solution Suite ここでは、抽出したイメージファイルを選択する
Symantec Ghost Solution Suite 書き出し先のディスクを選ぶ。ディスクのパーティションサイズ変更も可能だ

 なお、複数のPCにクローニングを行う場合は、同時並行で作業することにより作業時間を大幅に短縮できる。例えば、クローニング作業用PCにマスターPCのイメージファイルを置き、「GhostCastサーバー」を使って複数台同時クローニングが可能だ。

Symantec Ghost Solution Suite Symantec GhostCastサーバーの画面。複数のPCに同時にクローニングできる

Symantec Ghost Solution Suiteで一人情シスに救いの手を

 冒頭で述べたように、ビジネスの現場はとにかく忙しい。

 ここでは、GSSの導入からクローン作業を見てきたが、この他にもトラブルからの復旧や廃棄時のデータ消去まで、多彩な機能を備えている。Windows 7の延長サポート終了が目前に迫る今、仕事にも時間にも追われるIT担当者にとって頭の痛いOSの移行作業。だが、発想を転換すればWindows PCのリプレースを行うことで業務効率の改善とともに、さらなる生産性向上へと取り組む良い機会と捉えることもできる。

 面倒な作業を少しでも緩和し、移行にかかる時間を大幅に短縮可能なSymantec Ghost Solution Suiteの導入を、まずは検討してみてはいかがだろうか。クライアントPCを最大3000台接続できる30日間の無料評価版も用意されているので、試さない手はないはずだ。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2019年9月15日