VAIOの新型モバイルノートPC「VAIO SX14」「VAIO SX12」がCPUを刷新した。新生活をより充実したものにする力を増した両モデルの魅力を改めて確認していこう。
ソニーから独立した後も、意欲的な製品展開を続けるVAIO(バイオ)。独自性の高いデザインはもちろん、高密度実装技術や放熱設計を武器に魅力的なノートPCを次々と生み出している。
2020年のラインアップでは、14型モバイル「VAIO SX14」と12.5型モバイル「VAIO SX12」をリニューアルした。さらに魅力を増した両製品を細かくチェックしていこう。
2020年1月版のVAIOシリーズの製品カタログの表紙には、「強さを、研ぎ澄ます」というフレーズが書かれている。
この“強さ”とは、使う人の力を高めてくれる“強さ”を指している。
物理的な丈夫さはもちろん、独自性、携帯性、生産性、快適性――あらゆるシーンを想定し、それぞれの要素を磨き上げることで、場所や時間、作業内容などを限定しない“強さ”が生まれ、使う人の力になるという発想だ。
1月にモデルチェンジしたVAIO SX14とVAIO SX12は、その“強さ”を体現したノートPCといえる。スタイリッシュな薄型軽量ボディーに、妥協のないこだわりを詰め込んだ意欲作となっている。
VAIO SX14は、14型液晶ディスプレイを搭載するビジネスモバイルノートPC。「4K&大画面の臨場感。どこでも使える開放感」というキャッチフレーズにもある通り、大画面ディスプレイと、持ち運びやすい軽量ボディーを両立できることが魅力だ。
ボディーサイズは約320.4(幅)×222.7(高さ)×15〜17.9(厚さ)mmで、最軽量構成の重量は約999gとなっている。画面周囲のベゼル(額縁)の幅を狭めた「狭額縁デザイン」によって、より大きな画面を13型台のモバイルノートPCのサイズに収めている。
また、大画面を生かした、4K(3840×2160ピクセル)ディスプレイ搭載モデルも準備されている。標準仕様(店頭販売)の最上位モデルに搭載されている他、構成を選べるカスタマイズモデルでもオプションとして選択可能だ。あえて目を近づけてもドットが見えないほどの高精細な描写で、写真や動画はもちろん、見慣れたWindowsの画面もグッとグレードアップして見える。高解像度の写真や動画を表示させると違いは歴然で、画面に引き込まれるような立体感や臨場感を得られる。
薄型軽量でもバッテリー駆動時間は犠牲にしていない。フルHD(1920×1080ピクセル)ディスプレイモデルを選択すれば、最長で約20.5時間の長時間稼働を実現できる(JEITAバッテリ動作時間測定法 Ver.2.0に基づく自社測定値)。
新型のVAIO SX14では、Windows Helloの顔認証に対応した赤外線カメラを搭載するモデルも用意されている。指紋センサーと組み合わせれば、シーンに応じてよりセキュアなログインを実現できる。
ビジネス向けの豊富なインタフェースを備えるのも特徴だ。特に1000BASE-T対応の有線LAN端子や、アナログRGB出力端子(D-Sub15ピン)、フルサイズのSDメモリーカードスロットは、最近の薄型軽量ノートPCでは省かれがちなだけに、装備していること自体に価値がある。Wi-Fi(無線LAN)に加えてモバイル通信(LTE)にも対応するモデルが用意されていることも強みといえる。
VAIO SX12は、12.5型フルHD液晶ディスプレイを備える小型モバイルノートPC。「期待に応える軽量感。期待を超える操作感」というキャッチコピーにもある通り、最軽量構成で約887gと軽いボディーながら、先に紹介したVAIO SX14と同等のパフォーマンスを引き出せることが魅力だ。
ボディーサイズは、約287.8(幅)×203.3(高さ)×15.7〜18(厚さ)mmで、一般的な13型クラスのモバイルノートPCよりも二回りほど小さい。PC用スペースを備えるビジネスバッグだけでなく、カジュアルなバッグに入れて気軽に持ち歩くこともできる。バッテリー稼働時間も最大約14.5時間と十分だ(JEITAバッテリー動作時間測定法 Ver.2.0に基づく自社測定値)。
旧世代の「VAIO S11」は11.6型ディスプレイに、ピッチは16.95mmとやや狭いキーボードを搭載しており、ユーザー側に「慣れ」を要求する場面が多かった。
それに対し、VAIO SX12は狭額縁デザインを採用することで画面サイズを12.5型と一回り大型化した。さらに、ボディーの幅めいっぱいまで使うことで、キーボードのピッチを「フルサイズ」といえる約19mmまで拡大した。
さすがにパームレストは狭めだが、画面を開くとボディー全体が持ち上がりキータイプしやすい角度が付く機構を採用しているため、机をアームレスト代わりにすれば長時間タイプしても疲れが出にくい。1つ1つのキーもカチャカチャという耳障りな音を抑えた静音仕様で、摩耗しにくい加工を施すなど、サイズだけにとどまらないこだわりが込められている。
コンパクトながら、インタフェースはVAIO SX14と同等のものを装備している。変換アダプター類を持ち歩かなくてもいろいろな機器をつなげるので利便性が高い。顔認証センサーを搭載できることも同様だ。
モバイル通信(LTE)対応モデルが用意されていることも強みといえる。VAIO SX12のような軽量かつコンパクトなノートPCにおいて、モバイル通信に対応するモデルは意外と少ない。選べるだけでも強みといえる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:VAIO株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2020年3月5日