テレワークに適したPCはどれ? 正解はこのPCです(1/3 ページ)

世界規模で猛威を振るっている新型コロナウイルスの影響で、働く環境に大きな変化が起きている。在宅でのテレワークなど、会社ではない環境でスムーズに仕事をこなすにはどうすべきか。その処方箋をお届けする。

» 2020年04月13日 10時00分 公開
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 新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、テレワークによる在宅勤務に注目が集まっている。これまでも働き方改革の一環として推奨されてきたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のためには、他人との濃厚接触(約2m以内の接近)を避けることが望ましいとされており、通勤などで混雑した電車を利用せざるをえない首都圏の企業にとっては、テレワーク環境の整備が喫緊の課題として浮上してきた。

 これまでテレワーク環境を整備していなかった企業にとっては、難題ではあるが、この事態は社内BCP(事業継続計画)の見直しを行い、テレワーク環境を整備するいい機会だと捉えることもできる。東京都からは緊急の助成事業も開始されており、こうした制度を利用できれば整備コストもグッと抑えることが可能だ。

 ここでは、テレワークを導入したい中小企業向けにテレワークのメリットや、テレワークに向いたPC選びについて考えてみたい。

テレワーク PC 猛威をふるっている新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を防ぐべく、通勤しないで業務ができるテレワーク環境での作業が求められている。行政側も積極的に支援策を展開している

テレワークのメリットと助成金

 テレワークとは、情報通信技術(ICT=Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことをいう。

 通勤が困難な状況になったときの事業継続手段として、極めて有効だ。今回のウイルス流行だけでなく、台風や積雪などで交通網が乱れて通勤できなくなったり、通勤できてもいつ到着するか分からないような状況になったりした時に、テレワークに切り替えれば無駄な消耗をしなくて済む。

 これから社会的に少子高齢化が進む中で、テレワーク環境が整備されていれば、病気や介護といったフルタイムの出社勤務ができなくなった社員を、在宅勤務前提で雇用を継続するなど柔軟な対応をとることができる。テレワーク環境を整備し、自由な時間の使い方を認めている企業は学生からのイメージも良好で、新規採用にも有利につながる。

 また、実際にテレワークを導入した企業からは、「Microsoft Teams」や「Slack」などのチャットツールを利用して、オンラインでコミュニケーションができる環境が整えられれば、上司やチームのメンバーが出張などで不在になったときでも、意思決定や承認などが停滞することがなく、業務全体がスムーズに運ぶようになったという体験談もよく聞かれる。

テレワーク PC 場所を選ばず業務ができるテレワークは、通勤が困難な状況になった時の事業継続対策として非常に有効だ

東京都のテレワーク助成金

 これまでもテレワークや時差通勤を推奨してきた東京都では、新型コロナウイルス問題に際して「事業継続緊急対策(テレワーク)事業に対する助成事業」を3月6日から開始(5月12日まで受付)している。

 助成の対象は、常時雇用する労働者が2名以上999名以下で、都内に本社または事業所を置く中堅・中小企業等だ。テレワーク対象者が社外で利用するPC(税込み単価1000円以上10万円未満のPC)の購入費などの経費が、全額(1企業あたり上限250万円)助成される。

 また、厚労省も、新型コロナウイルス感染症対策のためにテレワークを新規に導入する企業に対する助成事業「時間外労働等改善助成金(新型コロナウイルス感染症対策のためのテレワークコース)」を開始している。こちらは、PCは対象外で、通信機器などの購入費の半額(1企業あたり100万円まで)を助成する内容だ。

 こうした助成制度を利用すれば、導入コストも大きく削減できる。テレワーク導入を検討しない手はないだろう。

テレワーク PC 東京都は新型コロナウイルス感染症対策として「事業継続緊急対策(テレワーク)事業に対する助成事業」を開始した。テレワーク対象者が社外で利用するPC(税込み単価1000円以上10万円未満のPC)の購入費などの経費が全額(1企業あたり上限250万円)助成される

テレワーク用PC選びのポイントは?

 テレワークに適したPCとは、どのようなものだろうか。自宅のみで使う前提ならば、ノートPCでもデスクトップPCでも良いが、やはり省スペースであることが望ましい。

 自宅内でも別の部屋などに気軽に移動して使いたい、気分転換に近くのカフェなどで使いたいといった場合はノートPCが良い。その場合には、バッテリー駆動時間というのも見るべきポイントになるだろう。

 持ち運ぶ場合も、移動中に利用せず、会社と自宅の間を移動するだけで問題ないならば、超小型デスクトップPCという選択肢もある。大画面や大きなキーボードが使いたい場合のコスト効率も良い。

 生産性を低下させないためには、パフォーマンスも重要だ。業務によって必要なスペックは変わってくるが、写真や動画も扱う機会があるならば、Intel Core iシリーズまたはAMD Ryzenシリーズで4コア以上のCPU、8GB以上のメモリを搭載した製品が望ましい。テキスト入力や表計算など事務用途のみに使うPCであっても、操作のレスポンスが重要になる。体感性能に影響しやすいストレージは、HDDではなく、SSDを搭載していることは絶対条件にしたいところだ。

 外出先で利用するノートPCであれば、セキュリティ機能も欠かせない。ログインパスワードだけの認証では入力の手間がかかるため、どうしても入力しやすいパスワードにしてしまいがちだ。ログイン時の認証でセキュリティを確保しつつ、スピーディーに認証ができる顔認証対応カメラか、指紋認証センサーが実装されていることが望ましい。

 また、東京都の助成金を受けるならば、税込10万円未満であるという条件がつくので、それも忘れないようにしよう。

テレワーク PC マウスコンピューターは同社のWebページにテレワークと相性の良いPCをまとめた特設ページを用意している。

 次のページでは、以上の条件を踏まえた上で、マウスコンピューターの法人向けモデルであるMouseProシリーズから、テレワークと相性の良いお勧めモデルを3種類選んでみた。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2020年4月19日