ヤマハの自社体験から学ぶ 「withコロナ」時代のテレワーク導入(1/2 ページ)

ピアノを始めとする楽器や音響機器のメーカーとして知られるヤマハ。実は、ネットワーク関連機器やスピーカーフォンでも業界トップクラスの圧倒的な実績を持つ。そんな同社が提案する、ユニークなテレワークソリューションを紹介する。

» 2020年07月15日 10時00分 公開
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 ヤマハ(Yamaha)といえば、楽器や音響のメーカーという印象が強い。「VOCALOID(ボーカロイド)」の生みの親として認知している人もいるだろう。

 しかし、同社はビジネスコミュニケーション分野でも数十年に渡る実績を持つ。例えばSOHO(小規模オフィスや自宅オフィス)向けのルーターにおいて、同社は16年連続で国内シェア1位を誇る(※1)。オフィスの会議室でWeb(ビデオ)会議などをする際に用いるスピーカーフォンでも、同社は国内シェア1位だ(※2)。

(※1)IDC Japan調べ: June 2020, IDC #JPJ45132320 「国内ネットワーク機器市場シェア、2019 年:高まるマネージドサービスの影響力」
(※2)富士キメラ総研調べ:「2019コミュニケーション機器マーケティング調査総覧」 「音声コミュニケーション機器(マイクスピーカー)の国内市場規模」(金額)

 昨今の新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、同社は4月8日からテレワーク相談窓口を開設した。この窓口では、ビジネスコミュニケーション分野での実績と、音響分野で培ってきたノウハウをもとに、快適なテレワーク環境の構築を手伝ってくれるという。

ヤマハのサイト ヤマハのテレワークソリューションサイト。ここから、テレワークに関する相談(問い合わせ)ができる

テレワークのリアルな課題とは? コロナ禍で浮き彫りになったテレワーク事情 

中村さん ヤマハの中村拓博氏。普段は東京のオフィスに勤務している

 ヤマハのテレワーク相談窓口への問い合わせは、以下の3つに大別されるという。

  1. Web会議を始めとする遠隔会議の音の課題
  2. セキュアなリモートアクセスの課題
  3. 「生活音」が溶け込む在宅勤務中の音の課題

 同社 マーケティング&セールス部 マーケティンググループリーダーの中村拓博氏は、次のように話す。


 テレワーク相談窓口開設以来、平均で月300件超のお問い合わせがカスタマーサポートに届いています。

 内容としては、テレワークに関連して「遠隔会議の導入」、「リモートアクセスの方法」そして「在宅勤務中の生活音」についての相談が多いです。世の中にテレワークが認知されて久しいですが、お客さまからのお問い合わせの多くは、導入の仕方や利用方法などが大半を占めています。

 まだまだ多くの企業のお客様がテレワークの導入フェーズにあることを改めて実感しています。

 テレワークについて、企業や組織が抱える課題はその取り組み段階によってさまざまだ。そんな中、ヤマハの問い合わせ相談窓口には、同社のルーターを活用しているユーザーからのリモートアクセス導入に関する問い合わせ、遠隔会議の音声に関する質問や具体的な利用方法に関する相談が寄せられた他、テレワーク中の「生活音を遮るには、どうすればいいのか?」といった“音”に関する相談も多く寄せられたという。音に関する相談は、意外な課題として浮上してきたものだという。

西さん ヤマハの西和子氏。普段は浜松市のオフィスに勤務している

 新型コロナウイルスの問題を受けて、ヤマハ自身も、対応できる部署において、限りなくフルリモートに近い体制で事業を継続してきた。

 こうした経験の中で、同社の社員もテレワークについて新たな気付きを得たという。

 マーケティング&セールス部 マーケティンググループの西和子氏は次のように語る。


 弊社の社員を対象に、テレワークに関するアンケートを実施しました。その中で、スピーカーフォンについて、こんなフィードバックがありました。

 「これまでは製品について説明を求められると、『このような信号処理によって、クリアな音質で快適な会話が出来るのです』といった機能の説明に重点を置きがちでした。しかし、テレワークで四六時中(スピーカーフォンを)使ってみると、製品自体の使いやすさによる在宅勤務ならではのメリットなど、今まで見落としていた訴求ポイントに気付くことができました」

 実体験を伴うことで、よりユーザーに寄り添った提案をするための経験値は高まりました。私たちが「音響屋さんだから」という理由だけではなく、テレワークを実践したからこそ気が付いたノウハウが、お客さまの環境でも生かせる場面もあるはずです。

ヤマハの中の人の声 ヤマハ社員を対象としたテレワークに関するアンケートで寄せられた声。テレワークを実践したからこそ分かることもある

 次のページでは、これらテレワーク相談窓口に寄せられた実際の声について紹介する。

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提供:ヤマハ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2020年7月26日

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