Yoga Slim 750の基本スペックは以下の通り。
中でも注目はAPUである。Ryzen 5 4500UはAMDの最新APU「第3世代Ryzen Mobileプロセッサ」シリーズの中でミドルレンジに相当する。回路の微細化と処理アルゴリズムの最適化によって省電力性が向上しただけではなく、作業によってはIntelのモバイル向け「Core i7プロセッサ」よりも高いパフォーマンスを発揮する。約20.4時間という長時間のバッテリー駆動時間は、Ryzen 5 4500Uを採用したことによる効果でもある。
高速なSSDを搭載していることもあって、システムやアプリの起動はもちろん、Webブラウジング、Word、ExcelやPowerPointといったMicrosoft Officeアプリの操作のレスポンスも高速で、快適に利用可能だ。スマートフォンで撮影した写真や動画を編集してTwitterやInstagramに投稿するのも快適だろう。
APUに統合されたRadeon Graphicsも、統合GPUとしてはグラフィックス性能も良好だ。「Minecraft(マインクラフト)」や「Fortnite(フォートナイト)」「FINAL FANTASY XIV(FF14)」など、モバイルノートPCでもプレイできるゲームもより快適に遊べるだろう。
ワイヤレス通信機能は、最新の「Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)」を搭載している。Wi-Fi 6対応のWi-Fiルーターと組み合わせて使うことで、1Gbpsの有線LAN(1000BASE-T)並みの高速通信を無線で利用できる。「Bluetooth 5.0」にも対応する。
最新のUSB Type-C端子は2基備えている。うち1基はUSB PDによる電源入力専用となる。もう1基はUSB 3.1準拠で、USB PDによる電源入力とDisplayPortによる映像入力にも対応する多機能ポートとなっている。最近は、USB PDによる電源供給とDisplayPortによる映像出力に対応する「USB Type-Cディスプレイ」が増加傾向にある。多機能なUSB 3.1 Type-CポートにUSB Type-Cディスプレイをつなげれば、ケーブル1本でスマートにデュアルディスプレイ環境を構築できる。
ディスプレイ出力としてはHDMI端子も備えている。変換アダプターや拡張ドックなしで家庭用のTVや液晶ディスプレイに画面を映し出すことも可能だ。
Yoga Slim 750は、画面の上にWebカメラとデジタルアレイマイクを備えている。
最近ではテレワークでオンライン会議をする機会も多い。機材を買いそろえずに高品質なオンライン会議を実現できることは大きな強みといえる。レノボ独自の「Lenovo Smart Assist」を使うと、アプリ側が対応していなくてもカメラ映像の背景ぼかしを自動で行ってくれる。これも、地味ながらもありがたい機能だ。
また、このWebカメラにはIR(赤外線)撮影ユニットも統合されており、Windows Helloの顔認証にも利用できる。自分の顔をあらかじめ登録しておけば、画面に顔を向けるだけでログインや画面ロック解除が可能だ。持ち運べるPCにつきまとうセキュリティの不安を解消してくれるだろう。
Yoga Slim 750は、大胆なカラー、画面の表示品質やサウンドへのこだわり、先進のLenovo Smart Assistなど、オフィスツール色が強いこれまでのモバイルPCとは一線を画す、さまざまなチャレンジ要素を盛り込んだ意欲作だ。それでいて、モバイルPCとしての基本も決しておろそかにしていない。
オフィス作業、オンライン学習、エンターテインメント、そしてクリエイティブなど、さまざまな用途に幅広く対応できる基本的な性能や機能をしっかり備えているため、“やりたいこと”の可能性を閉ざすこともない。
「スマートフォンからステップアップしたい」「これからPCを使って新しいことにチャレンジしたい」「PCで自己表現をしたい」と考えているユーザーにとって、要注目の1台だろう。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2020年9月14日