テレワークや在宅学習で、ネットが「遅い」「不安定」と思う機会が増えた人もいると思う。実は、その原因がWi-Fiルーターであることも少なくない。手頃で性能も十分なWi-Fiルーターを探しているのなら、TP-Link(ティーピーリンク)の「Archer A10 Pro」「Archer A2600 Pro」がおすすめだ。
働き方改革や、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ観点から、テレワークの制度を開始、拡充する企業や団体が増えている。学校や学習塾でも、遠隔学習の体制作りが進んでいる。
それに伴い、自宅におけるネット環境の重要性も増した。在宅勤務では、Web会議やファイルのやりとりで大量のデータ通信が発生する。遠隔学習も同様だ。一方、「ニューノーマル」における休日の過ごし方として、ネット動画やオンラインゲームを楽しむ需要も高まっている。
しかし、このように家族が一斉にネットにつなぎ、大量のデータ通信が発生する状況では、通信速度が遅くなったり、通信が途切れてしまったりすることも増えがちだ。この場合、自宅のWi-Fi(無線LAN)ルーターがボトルネックとなってしまっている可能性が高い。
「ある程度は通信できているから問題ない」と、古いWi-Fiルーターを使い続けている人もいると思う。しかし、通信の遅さや不安定さに起因するストレスは、思っている以上に私たちに蓄積される。また、その古さゆえに最新のセキュリティ方式に対応できないという、安全面でのリスクも抱えがちだ。
「快適で安心なWi-Fiルーターが欲しいけれど、最新モデルだと価格が……」と思って買い換えをちゅうちょしている人にお勧めしたいのが、TP-Link(ティーピーリンク)が8月27日に発売した「Archer A10 Pro」(ECモデル)と「Archer A2600 Pro」(量販店モデル)だ。Archer A2600 Proには縦置き用スタンドが付属し、Archer A10 Proはオプション(一部サイトでは付属可能)という違いがあること以外は、スペック面で違いはない。想定販売価格は共に9900円だ。
Archer A10 Pro/A2600 Proのお勧めのポイントを1つ1つチェックしていこう。
快適さの面でArcher A10 Pro/A2600 Proを選ぶメリットの1つとしては、近年の光インターネットにおいて導入が進んでいる「IPv6 IPoE」という接続方式に対応していることが挙げられる。
光インターネットやCATVインターネット(以下まとめて「固定ネット」)の接続方式には、大きく「PPPoE」と「IPoE」の2つがある。一部、独自方式を採用するプロバイダーもあるが、ほぼ全てのプロバイダーがPPPoEかIPoEのいずれか(あるいは両方)を採用している。
PPPoEは、電話回線からインターネットに接続するための方式「PPP(Point-to-Point Protocol)」を有線LAN(イーサネット)でも利用できるようにしたもので、日本ではADSL(電話線を使った高速ネット回線)と共に大きく普及した。
この方式では、回線を束ねる拠点(電話局など)に設置した「ネットワーク終端装置(NTE)」を介してプロバイダー、そしてインターネットにつながる仕組みとなっている。このため、NTEにトラフィック(データ通信のやりとり)が集中すると通信速度が遅くなりやすいという大きなデメリットがある。
一方で、IPoEは始めから有線LANを使ってネット接続をする前提で策定された規格で、プロバイダー、そしてインターネットに直接接続できることが特徴だ。このため、PPPoE方式よりも通信が遅くなりにくいというメリットがある。そのため、最近の固定ネットでは、オプションあるいは標準サービスとしてIPoE接続を提供している。
IPoEは、新しいインターネットアドレスのルール「IPv6」を前提に作られた規格であるため、そのままでは古いルール「IPv4」を使ったWebサイトなどにアクセスできない。ただし、個人(家庭)向けのサービスのほとんどは、IPoE接続でもIPv4アドレスに接続できる「IPv4 over IPv6」という仕組みを標準で付帯しているので気にする必要はないだろう。
ただし、IPoEを利用するにはルーターもIPoE接続に対応しなければいけない。また、一口に「IPoE接続」といっても、プロバイダーによって方式が異なる。単純に「IPoE対応」をうたうルーターを購入しても、自分のプロバイダーでは利用できないということもあるのだ。
その点、Archer A10 Pro/A2600 Proは主要なIPoE接続方式をくまなくサポートしている。具体的には、主に以下のIPoE接続に対応する。
幅広いプロバイダーが利用しているIPoE接続規格に対応できるのは、非常に頼もしい。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2020年11月16日