ここからは、ベンチマークテストの結果を掲載する。Creator Centerのユーザーシナリオは「高性能」を基本とし、一部「バランス」でも測定した。
エントリークラスの基本スペックのため性能面は控えめだが、静音性や発熱の低さは特筆できる。「高性能」設定でもアイドル時はもちろん、高負荷時もほぼ無音に近い動作音だ。ボディーの発熱も低いままで、常時快適に利用できた。ボディーが大柄のため放熱設計に余裕があるのだろう。ここまでゆとりがあると、夏場で室温が高くなったとしても、ビデオ会議中にファンが大きく回り出してノイズが入ってしまう……という心配はなさそうだ。
細かくModern-15-A10M-478JPを見てきたが、エディオンでの販売価格は税込みで9万9800円だ。単体で購入すれば4万円近くもするMicrosoft Office Home and Business 2019が標準で付属してこの価格だから、買い得感は非常に高い。
さらに、一般的なメーカーPCより1年長い2年間の国内メーカー保証も大きな魅力だ。世界各国のサービス拠点でサポートが受けられる海外保証サービスも1年間付帯する。
テレワークやテレスクール用途を見据えて、低コストで自分用や家族用に新しいPCを導入したい、新生活を機にPCを始めたいと考えている方にはぴったりの製品といえる。
MSIのModern 15 A10シリーズのバリエーションには、高性能モデルの「Modern-15-A10RBS-600JP」もある。こちらはAmazon限定で販売され、価格はModern-15-A10M-478JPと同じ税込み9万9800円だ。Microsoft Officeは付属しないが、基本スペックがぐっと強化されている。
具体的には、CPUに4コア8スレッドのCore i7-10510U(1.8GHz〜4.9GHz)、さらに外部GPUとしてNVIDIA GeForce MX350(グラフィックスメモリは2GB)を搭載しており、ゲームやクリエイティブ用途でもある程度のレベルまでは活用できる内容となっている。
Officeスイートはサブスクリプションで契約している、あるいは単体で既に持っているという人で、より快適に利用したい、より幅広い用途で活躍したいという人には要注目の存在だろう。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2021年3月4日