高速リフレッシュレートに対応する液晶ディスプレイは、視野角が狭いTN方式のパネルが多いが、本製品はIPS方式のパネルを採用している。視野角は左右各89度、上下各89度と広く、斜めから画面を見たり、少し姿勢を変えたりしても、色味の変化なくしっかりと視認できる。
パネルの表面は非光沢のノングレア仕上げで、照明などは写り込みにくい。また、輝度は400ニト、コントラスト比は1000:1というスペックが公開されている。色域は公開されていないが、評価機ではsRGBカバー率が約98%(面積比約110%)だった。クリエイティブ向けの条件も満たす形だ。
ブラックで統一されたボディーのサイズは、約557.5(幅)×210(奥行き)×370〜500(高さ)mmで、スタンドを含めた重量も約5kgと扱いやすい。
パネル上部と左右の非表示部が約6.3mmのナローベゼルデザインの採用により、24型クラスの液晶ディスプレイとしてはかなりコンパクトにまとまっている。
スタンドの可動範囲が広いのも特徴だ。画面のチルト角度は下方向に5度、上に22度、スタンドの高さ調節は130mmの範囲で、さらに90度のスイベル表示が行える。作業姿勢や椅子の高さに応じて、柔軟かつスムーズに変更可能だ。さらに、90度の縦回転や縦位置表示にも対応する。縦位置表示自体を利用する機会がなくても、少し回転させることで背面端子にアクセスしやすくなるメリットがある。
映像入力端子は、HDMIとDisplayPortを用意する。USB 3.0のハブ機能を内蔵しており、USB 3.0(Type-B、アップストリーム)を1基、USB 3.0(Type-A、ダウンストリーム)を2基備えている。さらに2W+2Wのステレオスピーカーと、ヘッドフォン出力(3.5mmステレオミニジャック)端子もある。
必要なケーブルが全て標準で付属しているのもありがたい。安いケーブルは品質面に難があるものもあり、長さなどにも気をつけなければならず、選ぶだけでも無用な手間がかかる。動作保証のあるケーブルが標準で付属しているのは、コストの面でも安心感の面でも大きい。
OSDは画面下部のボタンで起動する。メニューは分かりやすく、使い方もすぐに把握できるだろう。
OSDには便利な機能が複数用意されているが、中でもありがたいのが暗部の色合いを10段階で調整可能な「黒レベル調整」だ。ゲームや映画などを見ていて暗いシーンが暗すぎて見にくいと感じる際に重宝する。
眼精疲労の原因とされているブルーライトを3段階に低減できる「Blue Light Reducer」も搭載している。LEDバックライトが画面のちらつきが少ない「フリッカーフリー」仕様である点もありがたい。
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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2021年9月29日