PCの買い換えに伴うデータの移行はどうする? Windows 11時代でも便利で安心なQNAPのNASがある!(2/4 ページ)

» 2021年10月27日 10時00分 公開
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NASはどう選べばいい?

 ここまで見てきたように、NASはPCの変更に左右されず、便利にデータを保存することができる。しかし、普段使いのPCのデータを保存することを目的とした場合、どのようにNASを選べばいいのだろうか。特に初めてNASを購入する人に向けて、検討する上でチェックすべきポイントを幾つか挙げておこう。

ストレージの容量を増やせること

 ひと言で「NAS」といっても、HDDやSSDといったストレージがあらかじめ組み込まれている「完成品」と、ストレージが別売となっている「NASキット」に大きく二分される。

 一見すると、ストレージ付きの完成品の方が手軽でいいようにも思える。しかし、将来保存するデータが増えた際に、ストレージ容量の変更はさておき“増設”をする場合に、本体を丸ごと買い換えないといけないケースが多い。

 その点、NASキットは購入時点で自分に必要な容量やスペックを備えるHDDやSSDを用意できることがメリットの1つである。HDDやSSDの容量単価は、年々下降する傾向にある。あらかじめ大容量ストレージを備える完成品を用意するよりも、数年後にデータ容量が増えてから手頃な価格でストレージを交換できるNASキットの方が、将来性の面で有利なのだ。

 さらに、同じメーカーのNASキットであれば、キット本体を買い換えた際に今まで使ってきたHDDやSSDをそのまま引き継ぐことでデータ移行を完了できる。この手軽さもメリットといえるだろう。

 QNAPのNASキットなら、最小限の構成でスタートして、データの消去や移動をしなくても必要に応じて容量を拡張できるということは覚えておきたい。

2ベイ以上を備え、RAID1以上のRAIDを構築できること

 大容量かつ大量のデータを集約するNASでは、万が一に備えた「冗長化」は必須だ。1ベイモデルも無いわけではないが、当然ながら1ベイモデルでは「ドライブ破損=データ消失」である。

 ドライブの故障に備えて、少なくともRAID1(ミラーリング)に対応する2ベイ以上を備えるモデルを選択することを強く勧める。今回紹介するQNAPのTS-253Dは、2ベイ構成でRAID1とRAID0(ストライピング)に対応している。

2ベイ構成 QNAPのTS-253Dは標準で2ベイ構成となっている。RAID1構成にすれば、片方のストレージに障害が発生しても、もう片方のストレージがフォローしてくれる

2.5GBASE-Tに対応していること

 現在、有線LANにおいて最も普及しているのは、CAT.5eケーブルを用いる「1000BASE-T」だ。最近でこそ1Gbps超の「マルチギガビットイーサネット」への移行も始まりつつあるが、CAT.6Aケーブルへの取り換えが必要な10GBASE-Tの普及は時間が掛かりそうである。

 そこで注目したいのが、CAT.5eケーブルのまま最高通信速度(理論値)を2.5Gbpsに引き上げられる「2.5GBASE-T」だ。PC側でもゲーミングモデルを中心に2.5GBASE-Tポートを備えるモデルが登場している。最近普及が進んでいるWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)ルーターでも、最大通信速度2.4Gbpsとなるモデルでは2.5GBASE-T対応が進んでいる。Wi-Fi 6対応PCでも、2.4Gbps対応が進んでいる。

 このような状況を鑑みると、2.5GBASE-Tに対応するNASであれば、普及が進み始めた家庭内の高速通信環境を生かしやすい。QNAPのTS-253Dは2.5GBASE-Tポートを2基備えているので、1基はルーター、もう1基はPCなどのクライアント機器との接続に利用できる。高速通信に対応する家庭用ルーターでは、コストの兼ね合いから1Gbps超の通信に対応するポートを1基しか備えないケースもあるが、TS-253Dなら高速ポートをつぶさずに使える。

拡張性の余地があること

 写真や動画を始めとして、保存データの大容量化が進んでいる。クライアント機器の台数も増えると、ストレージの容量はもちろんだが、通信やデータの処理(読み書き)速度も重要になる。

 「ちょっと処理が重たくなってきた」と感じたときに、本体を買い換えずともスペックアップできる拡張性があると、パワーアップの費用を節約できる。

 QNAPのTS-253Dはメインメモリの増設(4GB→8GB)に対応する他、必要に応じて5GBASE-Tや10GBASE-Tに対応するネットワークカードの増設、さらにデータキャッシュ用のNVMe SSDの増設も可能だ。

省スペースであること

 家庭やSOHO用のオフィスに設置するNASは、設置場所の制約を受けやすい。中でも設置面積は特に考慮すべき事項といえる。既設のルーターやハブの近くに置きたいが、残ったスペースが狭すぎるなんていうこともよくある。

 その点、QNAPのTS-253Dは、約105(幅)x168(高さ)x226(奥行き)mmと2ベイ構成のNASキットとしてはコンパクトなボディーを備える。ストレージベイは3.5インチ(Serial ATA規格)×2構成で、先述の通りRAID0/1にも対応する。CPUはIntelの「Celeron J4125」(2GHz〜2.7GHz、4コア4スレッド)で、メモリやLANポートなどの増設にも対応している。

 家庭やSOHOオフィスで使うエントリーNASキットとしては十分すぎるスペックを備えているのだ。

正面 TS-253Dは幅168mm、高さ168mm、奥行き226mmと機能の豊富さの割にコンパクトだ。正面にはUSB 3.0 Type-A端子も備え、USBメモリからの自動バックアップ機能も用意されている
背面 背面には2.5GBASE-Tポート×2、USB 2.0端子×2、USB 3.0端子、HDMI出力端子と、拡張用のPCI Express 2.0スロットを備えている

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提供:QNAP株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2021年11月5日

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