静止画(写真)にしろ、動画にしろ、1枚当たり、1秒当たりの情報量は指数関数的に増加している。そのため「1MBのダウンロードにどれだけかかるか」ではなく、「1枚の静止画のダウンロードにどれだけかかるか」が利用者の体感を左右する。データが大きくなればなるほど、“高速”であることが重要になってくる。
ノートPCだけでなく、デスクトップPCでもマザーボード上に直接ストレージを搭載することが一般的になった今日では、その波がNASに及ぶのも当然の流れだ。NVMe規格のM.2 SSD専用のNASであるTBS-464は、「省スペース」「静音」「高パフォーマンス」を全て実現し、新時代を切り開く、これからの時代に最適なNASだといえるだろう。
QNAPのNASは、主要な部品やプラットフォームを共通化しつつ、用途に応じた多くのラインアップを取りそろえている。TBS-464は省スペース、静音性、パフォーマンスに優れたモデルだが、「容量あたりのコストパフォーマンスを重視したい」という人には、3ベイNAS「TS-364」をお勧めしたい。
TS-364は、TBS-464と同じIntel製CPU「Celeron N5105」「Celeron N5095」(共に4コア4スレッド、最大2.9GHz駆動)を搭載するモデルだが、本体正面にSerial ATA接続の3.5インチベイを3基、内部にType 2280(幅22×長さ80mm)のNVMe M.2 SSDスロットを2基備えている。
ストレージの可用性と耐障害性を向上させるには、RAID構成とすることが効果的だ。2台で構成する「RAID1」の場合は、利用できる容量が合計容量の半分となってしまう。それに対して、TS-364で3台のストレージを使って「RAID5」を構成すれば、利用できる容量を67%(約3分の2)まで増やせる。
耐障害性をより高めたい場合は、3台のうち2台のストレージでRAID1を構成して、残り1台を「ホットスペア」という構成にすると良い。こうすると障害が発生しても自動的にリビルドできるので、システム担当が不在の拠点であっても、メンテナンスのために訪れる頻度を減らせる。
さらに、SSDスロットにNVMe M.2 SSDを装着すれば、キャッシュストレージとして活用できる。HDDの大容量を生かしつつ、より高速なアクセスを実現可能だ。
QTSは、スピードの異なるストレージを自動的に階層化する「Qtier」という機構を備えている。これを使うと「利用頻度の高いファイルはNVMe SSD(キャッシュストレージ)に、低いファイルはHDDに」といった差配をユーザーの見えない所で行う。利用シーンやキャッシュSSDの容量によっては、オールSSD構成に迫るパフォーマンスを発揮できる。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2022年3月3日