マウスコンピューターのビジネス向けノートPC「MousePro-NB210H」は、シンプルかつスタンダードなモデルでさまざまな利用に適した1台だ。従来モデルからブラッシュアップされた部分を含め、細かくチェックした。
マウスコンピューターの「MousePro-NB210H」は、ビジネス向けブランドMouseProシリーズに属する14型液晶ディスプレイ搭載のモバイルノートPCだ。同じ14型画面を採用するMousePro NB4シリーズよりもコストを抑え、実用的な装備を買いやすい価格帯にまとめている。
ラインアップは、第11世代のCore i7を搭載したNB210Z、Core i5のNB210H、Core i3のNB210Fと、CPUの違いで3種類のバリエーションがあり、それぞれBTOでカスタマイズが可能になっている。今回はCore i5-1135G7を備えたMousePro-NB210Hの評価機を入手したので、性能や使い勝手を見ていこう。
ブラックのボディーは、シャープな形状でシンプルにまとめられており、スリムベゼルの効果で、すっきりと洗練された印象を受ける。
このスリムベゼルを採用しているため、ボディーのサイズ感は数年前の13型クラスのモバイルノートPCと変わらない。剛性感もしっかりあり、外見や持った感触からはチープさは感じられない。
具体的なボディーサイズは、約324.9(幅)×219.5(奥行き)×19.7(厚さ)mm、重量は約1.35kgだ。薄さや軽さは特に強調するほどでもないが、従来モデルのNB3シリーズよりも約2.8mm薄く、約90g軽くなっており、持ち運ぶ用途でも十分活用できる。
バッテリー駆動時間は公称値で約10時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0)となっている。PCMark 10/Modern Office Battery Lifeでは、バッテリー残量が19%になるまでで7時間36分動作した(液晶ディスプレイの輝度は40%)。省電力設定をうまく調整すれば、9時間近くは十分に持ちそうだ。
このテストはWebブラウズやオフィスアプリのテキスト処理、表計算などをインターバルを挟んで行うもので、ビジネスでの実際の駆動時間に近い値が出る。公称値には届かないものの、モバイルノートPCとして実用十分な動作時間だろう。
また、ACアダプターもコンパクトなサイズだ。電源ケーブル込みの実測重量は213gで、泊まりの出張などの際に一緒に持ち運ぶのも苦にならない。
Type-AとType-C両方のUSB 3.2 Gen 1、USB 2.0とUSB端子を3基備えており、Type-A、Type-Cどちらの周辺機器も変換アダプターなしで使うことができる。
USB Type-Cはディスプレイ出力にも対応し、HDMI端子もあるので最大2台の外付けディスプレイを接続可能だ(NB210Hの画面を含めて3画面表示に対応)。在宅での生産性向上のため、画面を外付けで使いたいというニーズにもスマートに対応できる。
通信機能はWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)対応の無線LAN(BTOではWi-Fi 6も選択可能)と、Bluetooth 5を搭載する。さらに有線LAN端子(1000BASE-T)も備えているので、セキュリティ上の理由から社内で有線LANが必須という場合も、別途アダプターなどを使わずに扱える。無線LANはセキュリティ対策がされていない場合も少なくないため、有線LANがある方が安心だ。
続いて、画面や入力回りをチェックしよう。
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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2022年3月23日