マウスコンピューターの「iiyama(イイヤマ)」ブランドから、Webカメラ付きディスプレイが登場した。実際に使ってみた上でそのメリットを探っていこう。
テレワークのために会社からノートPCの支給を受けた(あるいは自前で用意した)ものの、仕事のパフォーマンスが上がらない――そのような悩みを抱くビジネスパーソンは少なくないと思う。その理由はいろいろと考えられるが、意外と多いのが画面(作業領域)の狭さだったり、画面やWebカメラの位置だったりする。
ノートPCそのものは替えられなくても、適切な周辺機器を用意すれば仕事のパフォーマンスは改善する。とはいえ、周辺機器をあれもこれもと買いそろえると費用もかかる上、机のスペースも足りなくなってしまう。結果、ストレスが余計にたまるようでは本末転倒だ。なるべくミニマルな装備で、追加投資のコストを抑えつつパフォーマンスを上げたい――そう願うのは自然な流れといえる。
「優先して用意すべきアイテムは何だろう?」と考えた時に、一番お勧めしたいのは外付けディスプレイの導入だ。とはいえ、ひと言で外付けディスプレイといっても、いろいろなものがある。知識に乏しい場合は「どれを選べばいいの?」と迷ってしまうこともあるだろう。
そこでお勧めしたいのが、マウスコンピュータの「iiyama(イイヤマ)」ブランドのディスプレイだ。iiyamaブランドはコスト(価格)、機能と品質のバランスが絶妙なPC用ディスプレイで定評があり、特にヨーロッパでは名前が広く知れ渡っている。今回は、テレワークに最適な最新ディスプレイを2モデル紹介する。
テレワークでは、Web(ビデオ)会議をする機会が多い。そこでノートPC(あるいはスマートフォンやタブレット)を使うのだが、どうしてもカメラが顔よりも低い場所に来るため、自分の姿が“見下ろす”ようになってしまいがちだ。
自然な視線で自分の姿を写すには、高さを調節できる外付けディスプレイの上部にWebカメラを配置することが理想的である。その理想を簡単に実現できるのが、この2月に発売されたiiyamaのWebカメラ付きディスプレイ「ProLite XUB2490HSUC」だ。
ProLite XUB2490HSUCのディスプレイパネルは23.8型(対角60.4cm)のIPS方式の液晶で、最大解像度はフルHD(1920×1080ピクセル、アスペクト比16:9)となる。表示領域の広さを例えると、縦向きのA4用紙を2枚と半分を横に並べた程度を想像すれば良い。表面の仕上げはノングレア(非光沢)で、照明などの写り込みも少ない。
IPS液晶は視野角の広さが強みである。ProLite XUB2490HSUCのパネルも上下/左右いずれも178度と広い視野角を備え、通常の横長表示はもちろん、旋回(ピボット)機能を使って縦長表示をした場合も見やすくなっている。
標準時のコントラスト比は1000:1、最大表示色数は約1677万色と飛び抜けてハイスペックというわけでもないが、オフィスワークを中心に据えるなら十分な性能を確保している。
特に在宅ワークで使う場合、ディスプレイの組み立ては想像以上に面倒だったりする。ドライバーなどの工具を別途用意しなければならないこともある。
その点、ProLite XUB2490HSUCは工具なしで組み立てられるスタンドが付属しているため「工具、どこやったかなぁ……」と探し回す必要がない。ディスプレイ本体とスタンドのカラーはブラックで統一されており、自宅はもちろんオフィスに設置しても違和感はない。
付属のスタンド設置した状態の寸法は、約540(幅)×405.5〜535.5(高さ)×210(奥行き)mmとなる。この奥行きはスタンド基部の奥行きとおおむねイコールなので、机上に奥行き20cm程度のスペースを確保できれば設置できる。
スタンドの機能として特筆すべきは、首振り(スイベル)や画面角度調整(チルト)はもちろん、画面の高さ調整や旋回も行えることだ。首振りは左右45度ずつ、画面角度調整は上方向に20度、下方向に4度まで行える。画面の高さ調整は最大130mm行えるようになっている。
体への負担を考えると、画面の高さは非常に重要だ。自然な姿勢で画面を見られる高さに調整するだけで、肩こりや疲れが大幅に改善することもある。それだけに、画面の高さを調整するためにスタンドの下に古くて平らな雑誌などを重ねるという光景もよく見かける。
ProLite XUB2490HSUCの付属スタンドであれば、そのような手間を掛けずに画面の高さを調整可能だ。自分の背筋をピンと正せる高さに合わせて使おう。
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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2022年3月29日