PCを含む映像機器からの映像入力端子は、D-Sub(アナログRGB)、DisplayPort、HDMIを備えている。各端子用の映像ケーブルとオーディオケーブル(3.5mmジャック用)も付属するので、多くのPCでは追加でケーブルやアダプターを追加購入する必要もない。
USB Type-C端子のみを備えるノートPCとつなぐ場合はアダプターや変換ケーブルなどを別途用意しないといけないが、さまざまなデバイスを接続できるのはうれしいポイントだ。
ちなみに、ディスプレイ背面に小型デスクトップPCを取り付けられるVESAブラケットも、別売のオプションとして用意されている。ミニPCとの組み合わせで、机上のスペースを広く確保したいという需要にも応えられるので、覚えておこう。
ProLite XUB2490HSUCには、USB 2.0接続のWebカメラが付属する。最大でフルHD/30fpsでの撮影に対応しており、より高画質な映像でWeb会議に臨める。さらに、ディスプレイの高さをうまく調整することで自然な“カメラ目線”を作ることも可能で、他の会議参加者に威圧感のない映像を届けられる。カメラ自身にも首振り機構が備わっているので、映像の微調整もしやすい。
このWebカメラにはマイクも内蔵されている。そのため、ノートPCの内蔵マイクでは起こりがちなキーボードのタイピング音を拾いづらいこともメリットといえる。
特筆すべきは、このWebカメラは着脱が可能で、使わない場合は取り外せる。「カメラがあると何か落ち着かない」という人も安心だ。
ProLite XUB2490HSUCには、2W出力のステレオスピーカーが付いている。オンラインミーティングの通話で使う場合にはこれで十分だ。
音量の調整やディスプレイの画質設定などは、各種設定はオンスクリーン(OSD)メニューから行える。オンスクリーンメニューで使う操作ボタンは、ディスプレイの右下に5つ並んでいる。
OSDメニューのメイン画面を表示するには、右から2番目の「MENU」ボタンを押す。一部の操作(エコモードの切り替え、映像入力ソースの切り替え、内蔵スピーカー/ヘッドフォン出力端子の音量調整)については、特定のボタンを押すことで直接アクセスできる「ダイレクト調整」機能も用意されている。
ProLite XUB2490HSUCのディスプレイパネルはブルーライトカット機能やフリッカーフリー機能を備えている。価格だけを優先するディスプレイと比べると、長時間画面に向き合わなくてはいけない場面における目への負担を抑えられる。
また、「i-Style Color」というカラーモードを選択できる機能も搭載している。「テキスト」や「インターネット」というように、用途に合ったモードを選択すれば、より見やすい画面を実現しやすい。ただし、i-Style Colorとブルーライトカット機能は排他で同時に有効化できないので注意しよう。
消費電力を低減できる「エコモード」は、ディスプレイの輝度を抑制することで消費電力を抑える設定だ。効き具合に応じて「Mode 1」「Mode 2」「Mode 3」の3モードが用意されており、OSDを表示していない状態で「−」ボタンを押すと直接モードの切り替えができるようになっている。
電力消費を抑えることで、年間のCO2排出率も抑えられる。環境への配慮を意識している人や組織でも導入しやすい配慮といえる。
なお、輝度を手動で調整したい場合はOSDメニューの「輝度」にアクセスしよう。
一方で、ディスプレイとしての表示性能を極限まで高めたい場合は、コントラスト比(明暗差)を疑似的に高める「ACR(Advanced Contrast Ratio)機能」を使うとよい。通常、ProLite XUB2490HSUCの液晶パネルの最大コントラスト比は「1000:1」となるが、ACR機能を使うと疑似的に「500万:1」まで拡大できる。
ACR機能を使うには、OCRメニューの「輝度」項目の「Adv. Contrast」をオンにすればよい。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2022年3月29日