マウスコンピューターのスタンダードブランド「mouse」シリーズに、注目の新モデル「mouse B4-i7」が加わった。“新たな基準”となり得る1台を細かくチェックした。
マウスコンピューターの「mouse B4」シリーズは、同社のmouseシリーズに新たに加わった14型の薄型軽量ノートPCだ。
約1.38kgの持ち運びやすいスリムボディーにパワフルなパフォーマンスと先進機能、使いやすさを兼ね備えつつ、リーズナブルな価格にまとめているのが特徴となる。
また、「PCを使う場所の多様化」を意識したビジュアル面も注目に値する。ボディーカラーには、トラディショナルな「オリーブブラック」とともに、華やかな「シャンパンゴールド」を用意している点が新鮮だ。
同社の直販サイトにはカラーとスペックが異なる4モデルのベースモデルが用意されており、それぞれBTOでカスタムしてオーダーできる。今回はCore i7を搭載した上位のシャンパンゴールドモデル「mouse B4-i7 (シャンパンゴールド) [Windows 11]」をベースにした評価機を入手したので、性能や使い勝手を検証しよう。
まずは見た目の新カラーとなる、シャンパンゴールドが新鮮だ。シルバーに近い淡いゴールドで、表面は反射を抑えるマット塗装が施されており、上品で華やかなイメージに仕上がっている。サラッとした手触りで皮脂が付着しにくいことも好印象だ。
ボディーのフォルムも洗練されている。シンプルでフラットなアウトラインだが、シャープなストレートラインと丸味を帯びたカーブラインを組み合わせることで、メリハリを付けたディテールにさりげなく美意識が表現されている。画面の左右や上部を最小限まで切り詰めたスリムベゼル仕様も、見た目の印象のよさに貢献している。
ボディーの具体的なサイズは、約320(幅)×215(奥行き)×19(厚さ)mm(突起を除く)で、重量は約1.38kgだ。最軽量クラスではないものの、持ち運びが苦にならないサイズと重量だ。
ボディーの頑丈さもなかなかのものだ。カッチリとしたタイトな感触で、あえて端の方だけを持ってみてもボディーがたわんだりすることはない。
バッテリー容量は約52Wh(バッテリーレポートの表示)と十分な容量があり、JEITAバッテリー動作時間測定法Ver.2.0で約10時間と長時間駆動が可能だ。気軽にどこにでも持ち出して使える条件を備えている。
CPUは、Intel最新の第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)を採用している。この第12世代Coreは、近年でもとにかくデキがよい世代で、旧世代のCPUと比べて性能面で大きく進化している。性能優先のPコアと電力効率優先のEコア、2種類のコアを使い分けるハイブリッド構造を導入したことが大きい。
mouse B4-i7が搭載するのは、Core i7-1260P。第12世代Coreプロセッサのモバイル向けの中でも上位に位置する存在で、Pコア4基(8スレッド)とEコア8基(8スレッド)の合計12コア16スレッドで最大周波数4.7GHzという仕様だ。
一般的なモバイルPCでは、より低消費電力を優先してCore i7-1255UなどのPコア2基とEコア8基の合計10コア12スレッドのCPUが使われるケースも多いが、本機の場合はPコア4基とEコア8基の効果により、マルチスレッド性能でも第10世代以前の8コア16スレッドモデルに匹敵するパワフルなパフォーマンスを持つ。
メモリとストレージは、BTOでのカスタマイズに対応しており、メモリは最大64GB(32GB×2)まで搭載可能だ。また、ストレージ容量は最大2TBまで、高速なSSD(Samsung PM9A1、PCIe 4.0 x4対応)を指定することもできる。
標準構成だとメモリは16GB(8GB×2)、ストレージはNVMe SSDを512GB搭載する。ビジネス向けとしては標準で十分な構成であり、背景ぼかしや画面共有を利用したビデオ会議を含め、快適に作業することができるだろう。
一方で、メモリやストレージをさらに強化すれば、より活躍できる幅が広がり、快適に利用できる期間も長くなる。エンターテイメントを楽しむなどホームユースでも活用したいのであればストレージを1TB以上に、クリエイティブ活用も想定しているならば、メモリも32GB以上搭載しておくと、より快適に使うことができるだろう。
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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2023年12月22日