―― これからリモート管理サービスの導入を検討する企業に向けて、「キキNavi」の魅力を改めて教えてください。
伊藤氏 情シスとSIer/保守・管理会社の双方にとって使い勝手のよい仕様となっていることが強みだと考えています。
例えば、海外企業の場合は、ユーザー企業の情シス部門が自ら設定を行うことが多く、ネットワークの構築方法も企業がそれぞれに作り込む傾向にあります。一方で、日本企業の場合は、販売店やSIerが設定を行うケースが多く、販売店やSIerの「フォーマット(様式)」を“流用して”ユーザー企業ごとのネットワークを構築する傾向にあります。
日本企業であるバッファローは、そのような国内企業の事情を熟知しています。ヒアリングさせていただいた内容も踏まえた上で、情シスとSIer/保守・管理会社の双方にとって使いやすい仕様にできるのです。
富山氏 当社は、国内のコンシューマー(個人)向けネットワーク機器では長年高いシェアを維持しています。このことによって、各種ベンダーや部材メーカーなどサプライヤーとの強固なパートナーシップを築けました。
このパートナーシップを生かして、商品やサービスを安定して供給できることも当社の強みの1つです。世界的な半導体不足やサプライチェーンの混乱で部材調達が困難な中、当社も供給に問題が生じることが全くなかったわけではありませんが、主力のWi-Fiアクセスポイントなど、多くの商品で安定供給を実現できています。
海外メーカーの場合、商品の国内在庫を一定の間隔でまとめて確保する傾向にあります。そのため、お客さまが「欲しい」と思ったタイミングでまとまった数の機器を購入できない可能性もあります。それに対して、当社では常に安定して在庫を確保するようにしているので、供給面で安心して選んでいただけます。
そして、冒頭でも述べましたが、「キキNavi」はルーター/スイッチやアクセスポイント単位で保守費用がかからないことが強みです。このことは、多くのお客さまに喜んでいただける部分ではないかと思います。
他社様では、有料の保守サービスや周辺サービスにリモート管理サービスを内包しています。リモート管理サービスだけを引っ張り出して、ピンポイントで比べるのはフェアではありませんが、「保守サービスや周辺サービスは不要だけれど、リモート管理だけは使いたい」という人にとって、「キキNavi」は企業のコスト削減に大きく貢献できます。
このことは、ネットワーク機器やサービスの検討の際にぜひ思い出していただけるとうれしいです。
―― ありがとうございました。
このインタビューは、およそ90分間で行われたのだが、時間中に会話が途切れることはほとんどなかった。バッファローの担当者が商品やサービスに注ぐ“熱意”の強さが強く印象付けられた。
バッファローの法人向けネットワーク機器と、それらの機器で利用できる「キキNavi」「キキNaviクラウドゼロタッチ」は、その情熱が生み出した“Made in Japan”である。この記事を読んで少しでも気になったという人は、ぜひバッファローのWebサイトを確認してみてほしい。
バッファローでは、法人向けネットワーク機器の導入に関する相談を受け付ける「ご相談・お問合せフォーム」を用意している。ネットワークに関する困りごとや悩みごとがあるなら、気軽に相談してみてほしい。
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提供:株式会社バッファロー
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2023年2月13日