ユーザーの声に応えて小型化し最長7年保守に対応! OSも選べて使いやすくなった「Endeavor NL2000E」「Endeavor JL2000」のこだわりポイントを担当者に聞く(2/2 ページ)

» 2023年09月06日 10時00分 公開
[PR/ITmedia]
PR
前のページへ 1|2       

大きく改良されて使い勝手が向上したキーボード

―― キーボードは大きく改良されていますね。

野坂 キーボードについては、従来製品のタイプ感を改良してほしいというご要望をいただいていました。具体的には、キー入力した際に、キーボードユニットが沈みこんでフカフカする、たわみがあるというご指摘でした。今回はその原因を解析し、抜本的な改善をしています。

―― 具体的にはどのような改良を施したのでしょうか。

野坂 キーボード自体というよりは、キーボード下も含めた全体の構造に由来しています。従来はキーボードユニットが独立していましたが、今回はキーボードのベース部分を本体のパームレスト部分の板金に溶着して、キートップの部分だけを露出する構造にすることで剛性を強化し、強くタイピングしてもたわみなどが起きないようにしています。

 また、キーの隙間から水滴が入り込んだ際に内部回路に侵入するのを防止する構造も導入しており、仮に水滴がかかった際にもすぐには故障につながらないように配慮しています。さらに、キーボードのスイッチ部分も改良し、キーストロークを従来の約1.4mmから約1.8mmへと深くするとともに、タイプ時の感触そのものも向上させており、一般オフィス用途でも快適に使っていただける内容になっています。

―― カメラには物理シャッターが搭載されましたね。

野坂 これもお客さまのご要望ですね。ビデオ会議の際に意図せず映ってしまうことを避けたい、電気的にオフにしたいだけでなく、物理的にカメラを隠せる方が不安が少ないということで実装しています。官公庁の導入ガイドラインにもカメラには物理シャッターを用意していることが要件として追加されています。また、マイクについてもデュアルで装備し、ノイズキャンセル機能もサポートしています。

―― 指紋センサーが電源ボタンに一体化されていますね。

野坂 据え置きでもセキュリティやプライバシーは重要ですので、指紋センサーを実装しています。電源ボタンと一体化することにより、電源ボタンを押す動作のみで(ようこそ画面で再度触れることなく自動で)Windowsにログインすることができるようになっています。

Endeavor NL2000Eを手にする野坂氏 Endeavor NL2000Eを手にする野坂氏。バッテリー着脱機構を残しながら、省スペース化した外観からキーボード、有線LANの細かい実装方法にいたるまで、同氏のこだわりが詰まっている

長期安定供給が信条! 顧客の負担軽減が第一

―― CPUには第12世代CoreプロセッサのUシリーズ(Core i5-1235U/Core i3-1215U)を採用しています。このスペックに決まった経緯を教えてください。

野坂 基本スペックについては、まず長期で安定供給できることが最優先です。その上で、省電力効率、バッテリー効率を重視してこの仕様としています。Intel製CPUは第12世代Coreプロセッサで技術的に大きく飛躍し、第13世代は継承という形になっています。もともとパフォーマンスのご要望は強くありませんが、パフォーマンス面も満足していただけると思います。

―― メモリはDDR5を採用していますね。

野坂 こちらも長期間の安定供給が理由ですね。メモリ市場の動向から、DDR4は将来的に入手しづらくなってくることが予想されますので、このタイミングでDDR5の採用としました。お客さまの中には、OSやハードウェアが変更されるたびにソフトウェアや周辺機器の検証作業が必要になるため、できるだけお客さまのご負担を減らせるよう、同じ仕様のものを長期的安定的にご提供できるように心がけています。

―― 定額保守が最長6年から7年になりましたね。

今井 こちらは2023年7月から導入しましたが、医療系のお客さまのご要望が理由の1つになっています。医療系のサーバは7年保守が基本で、そのサーバの保守に合わせてクライアントのPCも7年にしたいというご要望をいただいてきました。今まではご要望に合わせて個別に対応していたのですが、通常メニュー化しました。

―― 確かにサーバとクライアント/OS/アプリなどそれぞれ保守期間が異なっていると管理が大変ですので、これはありがたいところだと思います。

今井 医療系以外では、製造業の方も長期保証を選択されるケースが多いですね。同じPCを長く使っていただけるということはそのぶん、リプレースのサイクルを長くでき、検証のご負担を減らしていただくことができます。

―― 安全規格・EMC規格「IEC62368-1」「CISPR32」「CISPR35」に適合ということですが?

今井 医療用組み込み用途で使用される場合は、システム全体で各種規格を取得されるケースがありますが、PCでもある程度の性能を持っていれば、医療機器ベンダーさまにも安心して選んでいただけると認識しています。

Endeavor NL2000Eを手にする今井氏。「お客さまのご負担を減らすことに貢献できる」と自信をのぞかせた Endeavor NL2000Eを手にする今井氏。「お客さまのご負担を減らすことに貢献できる」と自信をのぞかせた

省スペースで完成度もアップ! 保守サービスも充実の魅力的な1台

―― Endeavor NL2000E/Endeavor JL2000のお勧めポイントはどこにあるとお考えでしょうか。

野坂 有線LANと光学ドライブを搭載し、バッテリーの着脱機構という条件を満たしつつ、満足のいく省スペース化を達成できたというのが1つ強みとしてあります。それに加え、フルスクラッチで設計を行うことで、画面の見やすさ、キーボードの打ちやすさなど、ノートPCの基本的な部分も非常に完成度がアップしており、快適にご利用いただける製品になっていると思います。医療系、製造業などはもちろんですが、一般オフィス用途、官公庁など、幅広いお客さまに便利に使っていただける製品になっています。ぜひ導入をご検討ください。

今井 Windows 10 IoT Enterprise 2021 LTSCが選択できることを改めて強調したいですね。IoT OSは、通常のWindows OSと違い、定期的な機能追加のアップデートがなく、長期間のサポートが保証されるOSのため、互換性の検証のご負担を軽減できるメリットがあります。医療系ですと、マイナンバー保険証のオンライン資格確認端末の要件にも、Windows 10 IoT Enterprise LTSCが推奨仕様に入っており、需要は高まっているところです。最長7年の長期保守と合わせて、お客さまの検証のご負担や工数を削減できるところは、1つの大きな強みになるのではないかと思います。

細部までブラッシュアップが施され、使い勝手がアップしたのが「Endeavor NL2000E」「Endeavor JL2000」の魅力だ。OSや長期保守など豊富な選択肢も見逃せない
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:エプソンダイレクト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2023年9月18日