ChromeOSデバイスを利用するには「Google アカウント」が必要となる。企業で使う場合はこれが「Google Workspaceアカウント」になるが、Google 管理コンソールから集中管理する場合、先述の通りデバイスに「Chrome Enterprise Upgrade(CEU)」という管理ライセンスを割り当てる必要がある。
CEUのライセンスは1台から購入可能だが、実は組織(企業)にひも付くライセンスだけでなく、ChromeOSデバイスにプリセットされたライセンスも用意されている。
一方で、デバイスにひも付くライセンスの場合、料金はデバイスの価格に含まれており、ChromeOSの自動更新期間内は追加の支払いは発生しない。ChromeOSは長期間のOSアップデートが保証されていることを考えると、「デバイスを長期間使う場合は、ライセンス付きのデバイスを購入した方がお得になることがある」(元嶋氏)。ただし、デバイスにひも付くライセンスは他のデバイスに移行できないため、「ライセンス形態は企業の方針に合わせて選んでほしい」(同)。
なお、レノボ・ジャパンのChromebook/Chromeboxは、全モデルで購入時に「CEUライセンスなし」「CEUライセンスなし付き」を選べる。企業の方針に合わせて柔軟にライセンス形態を選べるので、ムダが発生しないことが魅力だ。
ChromeOSデバイスについて「キッティングはできるのか?」という疑問を持つ人もいるだろう。
通常のPCとは異なり、ChromeOSには企業ごとの「カスタムイメージ」という概念がない。その代わり、管理コンソールを通してポリシーを含む各種設定のカスタマイズを行うことになる。
レノボ・ジャパンでは、デバイスと企業の環境の“ひも付け”を代行し、IT部門の介在なしにデバイスの登録を行う「ゼロタッチ登録」を用意している。また、同社は資産管理シールの貼り付けの代行など、企業の細かいニーズに応えるサービスも提供している。ChromeOSデバイスを導入したいけれど、どうすればいいか分からないという人は、レノボに相談してみると良いだろう。
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提供:レノボ・ジャパン合同会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2024年5月7日