コンパクトなボディーのPCで、重要になってくるのが放熱性能だ。放熱性能が不足していると、高性能なCPUやGPUを搭載していても良いパフォーマンスを持続できないし、動作音がうるさかったり、ボディーが熱くなったりしては快適さが失われる。
薄型高性能なゲーミングPCで数々の実績があるMSIだけに、そこはしっかりと配慮されている。限られたスペースで吸気/排気面積を最大限に確保した専用設計の冷却システム「Cooler Boost HyperFlow」を採用する。これだけのコンパクトなボディーでありながら、発熱と動作音を抑えつつ、高いパフォーマンスを継続して発揮できる。
本機は7型の液晶ディスプレイを装備し、解像度は1920×1080ピクセル(フルHD)だ。120Hzのリフレッシュレートに対応しており、ゲーム画面を滑らかに表示できる。表面は光沢仕上げだ。詳細なスペックは明かされていないが、明るく鮮やかで目視の印象はとても良い。
この画面には10点マルチタッチに対応したタッチパネルも備えており、画面に直接触れるタッチ操作も可能になっている。
グリップ部のフィット感、持ちやすさも上々だ。人間工学に基づいたエルゴノミクスなデザインを採用しており、長時間のゲーム操作でも疲れにくいよう配慮されている。
ゲームパッド部は、Xbox用コントローラーなどと共通のオーソドックスな内容に加えて、画面の左右とボディーに独自のボタンが用意されている。これらの独自ボタンと7型画面に最適化されたUI(ユーザーインタフェース)を持つMSIオリジナルの「MSI Center M」ユーティリティーによって、快適な操作を実現している。
まず、ゲームのプレイは非常に簡単だ。画面左下側にある「起動ボタン」でゲームランチャー(MSI Center M)が起動し、そこからすぐにゲームをスタートできる。また、画面の明るさや音量調整、パフォーマンス設定など設定関連は画面右の「クイックセッティングボタン」から、いつでもアクセス可能だ。
Windows 11の細かい操作もやりやすい。通常の「ゲームパッドモード」の他にWindows 11の操作に適した「デスクトップモード」が用意されており、カーソル移動/マウスの左右クリック/ESC/ズームイン/ズームアウトといった操作をゲームパッドのみで行える。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2024年7月22日