マウスコンピューターの「mouse B4-I1U01PG-B」は、実に5万円台から購入できるIntel プロセッサー N100搭載の14型ノートPCだ。その破壊力はいかほどのものか、実機を試してみた。
マウスコンピューターの「mouse B4-I1U01PG-B」は、CPUにIntel N100を搭載したファンレス仕様の低価格14型ノートPCだ。
同社の直販サイトでは2つのベースモデルが用意されており、下位モデル(B4I1U01PGBBA1S01KEC)は5万9800円(税込み、以下同様)と、同社最安値となっている。しかも、USB Power Delivery(PD)やプライバシーシャッター付きWebカメラといった、昨今のトレンドを盛り込んでいる点も見逃せない。
今回は、16GBのメモリと256GBのSSDで6万9800円の上位構成モデル(B4I1U01PGBBAW101DEC)を評価機として入手した。実機で内容をチェックしていこう。
低価格なモデルというと外観が気になるところだが、シンプルでチープさを感じさせない仕上がりだ。突起部を除く本機のボディーサイズは、約325.2(幅)×218.8(奥行き)×19.4(厚さ)mm、重量は約1.33kgと、特別に薄くて軽いというわけではないものの、楽に持ち運べるサイズと重量にまとまっている。
頑丈さも確保されており、米国防総省制定のMIL規格(MIL-STD-810H)に準拠した過酷な信頼性テストを第三者認証機関にて実施済みで、「衝撃」「低圧(高度)」「高温」「低温」「温度変化」「湿度」「振動」「船舶振動」の8項目をクリアしており、さまざまな場所に気兼ねなく持ち出せる。
公称のバッテリー駆動時間は、JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.3.0で動画再生時が約4.5時間、アイドル時が約9.5時間となっている。JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0では約8.5時間と、実用的な駆動時間を確保する。
付属のACアダプターはUSB PD対応で、最大出力は65Wだ。ケーブル込みの実測重量は140gと、本体と一緒に持ち歩くのも苦にならない。
USB PDという共通規格に準拠しているので、他のUSB PD対応ACアダプターやモバイルバッテリーを利用できるのも強みだ(全てのUSB PD機器の動作が保証されているわけではない)。BTOでは予備用に同じACアダプターを追加オーダー可能で、別途ケーブルと一体型の65Wアダプターと、USBポートを同時利用できる100Wアダプターも用意されている。
本機のCPUには、Intel N100(開発コード名:Alder Lake-N)を採用する。近年のIntelのCPUは、性能優先のPコアと電力効率優先のEコアを組み合わせた構造を採るが、このIntel N100は、Eコアのみ4コアという構成だ。低発熱で省電力が特徴のCPUであり、本機も冷却用のファンを搭載しないファンレス仕様になっている。
メモリは16GB(16GB×1/シングルチャンネル)で固定となり、ストレージは標準で256GB SSD(PCI Express)、BTOで512GB SSD(PCI Express)も選択できる。低価格モデルのため、基本スペックは割り切った内容だ。
本格的なPCゲームやクリエイティブ用途といった処理には向かないが、家計簿やプログラミング学習、書類作成や確定申告、Webブラウジングやオンラインショッピング、ビデオ会議/ビデオチャット、動画鑑賞といった日常用途は実用的にこなせるだろう。
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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2024年9月1日