ビジネスの現場で優れた設置性を確保できる約0.74Lの超小型PCが登場! エプソンダイレクトの「Endeavor ST60E」を試す(3/4 ページ)

» 2024年08月20日 12時15分 公開
[PR/ITmedia]
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ST60Eの内部構成

 ST60Eは「Endeavor ST55E」(2022年発売)の後継モデルに位置付けられており、外観デザインは踏襲されている。CPUは第13世代(Raptor Lake)のCore i5-1335UまたはCore i3-1315U、ストレージはM.2 NVMe SSDに対応し、2.5インチSATA SSDと合わせて計2基を搭載できる。メモリーはDDR5-5200 SODIMMを採用しており、1スロットのみだが8〜32GBまで用意されている。

 ボディーについては特に冷却設計に注目したい。カバーはそれ自体がヒートシンクの役割を果たす金属製だ。背面のネジ2つで固定されているのでメンテナンス性もよい。カバーを外すと次はストレージトレーが現れる。

カバーを外すとストレージトレーの熱伝導シートや銅製のヒートパイプ&ヒートシンクなどCPUクーラーが見える

 このストレージトレーは2.5インチSSD/HDD用のもので3つのネジによって本体フレームに固定されている。ストレージトレーはボディー側、マザーボード側双方に熱伝導シートが貼られている。マザーボード側の熱をフレームに伝え、その熱を金属カバーへと逃がすためだ。

ストレージトレーの熱伝導シートはカバー側にもマザーボード側にも貼られている

 マザーボード上にはCPU、メモリー、M.2 SSDスロット、無線LANカードなどがある。CPU上にはノートPCでよく見るスリムかつ小径のファンと、銅製のヒートパイプを用いたヒートシンクが装着されている。メモリースロットは1基なので、動作モードはシングルチャネルとなり転送速度はデュアルチャネルの半分程度になるが、その分、省電力で発熱が小さい。M.2 SSDはDRAM(キャッシュ)レスの低発熱タイプだが、さらにヒートシンクを装着して熱対策している。

ストレージトレーを外してマザーボードを見る。ストレージトレーの熱伝導シートはメモリーの上、その下のM.2 SSDはヒートシンクを搭載

 コンシューマー向けのミニPCの中には、より高性能のCPUを搭載するモデルもあるが、ST60Eは省電力CPUを採用している。また、コンシューマー向けのミニPCはプラスチックカバーのボディーを採用するケースがほとんどだが、ST60Eは金属カバーに熱伝導シートを介して熱を逃がす構造だ。ST60Eがビジネス用途を想定して何よりも安定動作を重視していることが伝わるだろう。

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